(番外編)靴に纏わる作品たち | Comfortable as an "old shoe"

Comfortable as an "old shoe"

古い靴のように快適な


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連日猛暑ですが、いかがお過ごしでしょうか。

お盆休みに入られた方も多いと思います。

 

暑い夏、お出かけもいいですが、たまには家でのんびり文化的に過ごすのはいかがでしょうか。

(今回は靴の制作のお話というより、番外編です。)

 

さて、まずは小説から

 

シューメーカーの足音

著:本城雅人

斎藤良一は、ロンドンで注文靴のサロン兼工房を経営する靴職人。清濁併せ呑む彼が作る靴はえも言われぬ色気を醸し出すことで人気を博していた。さらなる成功と名声を欲し、計略を巡らせる斎藤。だが、その野望を阻む若者が日本にいた。礼節を重んじる靴修理職人・榎本智哉。二人は、ある人物の死を巡る因縁で結ばれていた――。(amazon 内容より)

 

なかなか珍しい靴職人を題材としたミステリー。殺人事件は、起きません。

ストーリーは良く練られており、語り口や雰囲気からは重厚感はありますが読みやすい。

特に実際の製靴のシーンでは、木槌や革包丁音が聞こえてくるような気がします。

フォスター&サン等を取材し、その迫力を文章にて再現しようと試みているのがよくわかります。

 

また、英国靴中心ですが、実在するメーカーも出てくるので靴が好きな方には特におすすめです。

物語のキーとなるロンドンタンのモンクストラップシューズがどんなものなのか実際に見てみたいですね。

 

これは、某ブランドの財布ですが、ロンドンタンという色の例です。

この色で靴を作ったら確かにしゃれていますね。

 

 

 

 

IPPO

著:えすとえむ

「一足30万から」。
一条歩、職業・靴職人。12歳でフィレンツェに渡り、17歳から名門下の靴職人として働いた青年は、22歳の今年、東京にひっそりと店を構えた。その名は“IPPO"。極上を知る青年の店は、安くはない適正価格をとるが、上客、珍客、美しい客……とさまざまな客が訪れる。腕は確か、されど若造。そんな靴職人青年の手仕事ストーリー、はじまりはじまり。(amazon 内容より)

 

続いて、漫画です。

こちらも靴職人が主人公。とても穏やかな雰囲気を醸し出している作品です。

毎回いろいろな事情のお客様が見えて、その人に合った靴をビスポークしていく。

主人公の歩だけでなく、ライバルの職人やリペア職人の仲間など、各々の思いが『靴作り』に収束されていきます。

読んだ後にとてもやさしい気持ちになれる物語です。

個人的には、1巻の「父親の靴と同じような靴を作ってほしい」という客の話や、最終巻のお祖父さんの靴を作る話が好み。

職人として、お客様の幸せを願う姿を、再確認させていただきました。

 

 

 

キングスマン/キングスマン・ゴールデンサークル

 

ロンドンのサヴィル・ロウにある「キングスマン」は表向きは高級テーラーだが、実は、どこの国にも所属せずに、難事件・テロリズムを解決するスパイ組織「キングスマン」の拠点であった。
海兵隊を辞めて無為に日々を過ごす若者エグジーことゲイリー・アンウィンは、チンピラ相手のつまらないいさかいで逮捕され、組織の正体を知らぬまま「キングスマン」に保釈の面倒をみてもらった。エグジーの父(リー・アンウィン)は「キングスマン」の候補生だったが、17年前に殉職したのだ。「キングスマン」のメンバーで、かつてリーに命を救われたハリー・ハートは、エグジーの頭脳と身体能力に目を止めて、エグジーを候補生としてスカウトした。(Wikipedia より)

 

人気のある「紳士のスパイ」ですね。

この映画で物語のキーとなる合言葉は靴にまつわるもので「ブローグ(ウイングチップ)よりオックスフォード(ストレートチップ)」

主人公エグジーの師となるハリーは、「人生に通じる言葉だ」とも言っています。

紳士として、飾りの多いフルブローグよりも礼節を重んじる態度を言及しているのだと解釈できそうです。

話全体のテンポは速く退屈するようなことは少ないはず。

なかなか下品なジョークもありますが、そこはご愛敬。

派手なアクションも、わくわくするようなスパイガジェットも盛りだくさんで元気が出ますよ。

もちろん、主人公たちのスーツスタイルも見ものです。

 

 

なお、個人的には、続編のゴールデンサークルよりも、無印のキングスマンのほうが好きです。

ですが、終盤での「カントリーロード」はあまりにもかっこよい。

 

 

どの作品も、靴が好きな方には格別に楽しめると思います。

もちろん、作品自体が魅力的なので、そうでない方も一緒に楽しんでください。

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