おはようございます

 

 

兵庫県西宮市 

onewash(ワンウォッシュ)

ソーイング洋裁教室です

 

 

 

縫製工場の手法、

かんたん、手早く、きれいに縫えるコツ、

マチ針なし、しつけなしの合理的な縫い方を

自宅教室にてレッスンしています。

 

 

 

 

小物はよく作るのですが、

お洋服はあまり作ったことがないですという生徒さんが、

 

初めてのフリーレッスンに、

こちらの型紙をお持ち込みされました。

 

 

かんたん3時間ソーイングらしいね...。

 

 

 

ふむふむ。
縫い代付き...
 
最近の型紙は縫い代付きがすごく増えてきていますね。
 
その型紙自体をカット出来てしまうもので、線通りに切ればよい。
縫い代の出し方が分からない初心者の方にとってはそのまま裁断もできちゃうから
本当にかんたんかもです。
 
 
ですが、せっかく教室に来たのですから、
それをそのままカットしてしまうのではなく、
トレースして、型紙を作りましょう。
 
 
実線(出来上がり線)を引いて、縫い代の出し方や、
どう縫えばきれいに出来るのか、
型紙の中に必要な項目、例えば、地の目線、合印などもお勉強していきましょう。
 
 
そして、待ち針やチャコなしで、きれいに仕上げるには
たくさんのコツがあるのですが、
 
「型紙を作ること」ってとっても大事なのです。
 
カーブでもいい加減にハンドフリーで書いては正確な線が書けませんよね。
 
カーブルーラーを使いましょう。
 
 
工場では「工業用パターン」というものを使用しますが、
工業用パターンとは、工場に入れるためにパタンナーさんなどが作成したパターンなのですが、
(詳しいことは割愛しますね)
地の目線、合印はもちろんのこと、縫製の情報をパターンに載せる。
それを見たたけである程度縫える状態でないといけません。
 
 
縫い合わせる線同士がぴったり数字で合うことももちろんですが、
ワにもしませんので、左右が少し違うだけでも別パターンを作るのです。
 
 
 
そこまでの工業用パターンを作りましょうとは言いませんが、
当教室では、次に違う生地で作っても作れるように、
ある程度はきちんとした型紙を作り、次にも縫えるようにと気を配っています。
 
 
そんな型紙には縫い代を正確に出す必要があります。
縫い合わせる線同士を合わせてみます。
 

これは、アームホールを縫おうとしているところでご説明。

 

前身頃の袖刳りの型紙の上に、袖の型紙を置いています。

 

袖山線を縫おうとしているところです。

 

 

ここが角ですね。

この位置に針が落ちていきますよね。

 

 

 

 

戻りますね。

型紙を合わせるとここが直角になるように縫い代を出しているとぴったりに合う。

ピンセットで押さえている点が支点。

 

この支点を軸に、

 

赤線とオレンジの線をゆっくり合わせながら縫い進めていきます。

 

1番目に合わせる目標は、グリーンの合印です。

 

 

 

 

このときに、ズレずに縫うコツは、地の目をしっかり見ること。

 

ポイントは、

アームホールのカーブを伸ばさないこと。

バイアスに裁断されているカーブ、そのまま放置せずに

ミシンテーブルの上でカーブを作ることです。

 

インカーブの上に、アウトカーブをそっと置きながら縫い進める。

上の写真で見ると良くわかっていただけると思いますが、

出来上がり線同士を合わせていくということ。

生地端線は沿わせるけど、ぴったりに合わせない。

 

 

 

 

 

型紙をみながらたくさん説明させていただいたのですが、

なるほど~!すごくよくわかります、縫いやすいです。

と共感、納得していただいたんです。

 

 

アームホールは逆カーブの縫い合わせですよね。

写真でもわかっていただけるとは思いますが、

洋服を縫うのが初めてな方が、

待ち針なしで、縫われていらっしゃるのです。

 

 

ちょっと驚きませんか?!

 

下側には身頃で、上側には袖を置いて縫われています。

これも大事な要素。

 

ということは下側には、身頃のインカーブをミシンテーブルの上でしっかり作っている

そして、上側に置く袖のアウトカーブをそっと置いていっているのがこの画像でわかっていただけるでしょうか?!

 

 

最初から、待ち針やピンを打ちまくっていると、この手つきは不可能です。

それに、縫いにくいということを分かっていただきたいのです。

 

 

 

 

そして、ひとつひとつきれいに仕上げていただき、完成されました拍手

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
お洋服は初めてということでしたが、小物やバッグを普段から作られておられるのということで、
スッと理屈が分かり、飲み込みも早かった生徒さんでした。
 
 
きれいに出来ると、仕上がりが全然違うものになります。
アイロンひとつにしても、大事です。
 

きれいに仕上げるコツはパターンにもあるということを大前提にしていきたいですね。

 
 
 
 
 

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