JR西日本223系5500番台 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

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JR西日本屈指の迷車、「サンパチ君」としてファンから色々な意味で注目されていた113系 3800番台。この迷車を置き換えたのは今やJR西日本のスタンダードとなった223系でした。サンパチ君時代には全く以って考慮されていなかった併結に対応するために、前面はマリンライナー用の5000番台や521系などと同じ貫通構造となりました。また嵯峨野山陰線で221系とも併結するため、性能固定でオレンジのラインが入っています。あれ、221系は貫通扉こそありますが行き来は…(^^;; 

 

幕の中にはいつ使うんだ的な新快速まで入っています。2両編成ではどこへ行くのもマズい路線ばかりな気がしますが(笑)

 

近年、併結時の転落防止幌が全車に設置されています。なお、舞鶴線の快速は真倉駅を通過するのみで、普通列車との所要時間は軒並み同程度かむしろ遅い列車がほとんどとなります。単線の行き違いによる数分停車により接続が怪しくなるために真倉駅を通過していると思っていた方が良いのかもしれません。

 

安全最優先は理解せざるを得ないところではありますが、やはり何だかなぁと思わなくはありません。まだ併結を考慮し流線形状が抑え目なのが幸いですが・・。

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現在福知山線の篠山口‐福知山間、山陰本線の京都‐城崎温泉間、舞鶴線で運用されています。前述の通り、山陰本線の京都‐園部間では221系と併結して運用されます。そういえば的に、サンパチ君こそ全車置き換えを達成したものの、未だに北近畿地区には2両編成の113系や115系が残っている状態で223系の製造は終了しております。今後この地に新型車両が導入されるとなると、227系により置き換えが進むこととなるのでしょうね。

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車内です。大きな基本は2000番台を踏襲したものですが、地方線区を走る車両としていくつか仕様変更がなされています。

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ドアです。こちらはLED表示機がついたドアです。半自動時の開閉ドアが設置されていて、ここは全223系共通項目ですね。

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こちらが整理券発行機が設置されたドアです。グレーベースにオレンジの帯を巻いたものになっています。しっかりした台座に鎮座ましましています。ここの区画では補助椅子が設置されていないため、一面モケット貼りになっています。

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そしてトイレ横のドアです。スペースの関係上開閉ボタンがトイレの壁に設置されているのは他系列と同様です。

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車端部です。東海道山陽系統や阪和系統で使用されている223系とは違いロングシートになっています。そしてロングシートになったためか、なんと妻窓まで空けられています。隣車のトイレの影響か右側は従来通りですが、321系では妻窓がなかったのになぜこの系列に??(^^;;  そうそう、仕切り扉が2000番台と比べると窓が大きいものになっています。

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トイレのある車端部です。車椅子対応トイレが引き続き設置されています。おかげで仕切り扉が半分しか見えません(笑)

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最前面です。前面展望を意識した大きな仕切り窓が特徴だった223系でしたが、5500番台では少し高めの設置になっています。乗務員室との仕切りは横引き式で、室内には運賃箱が内蔵されています。運用時には引き戸を開けっ放しにして客室に出してきます。仕切り扉上には運賃表示もあります。

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天井です。こちらも223系標準のものですね。地方線区用ですが照明カバーが設置されています。

 

窓です。ドアから2枚目の窓は開閉可能で、2000番台とは異なり一段下降窓となっています。荷棚には荷物の滑り出しを防止するために受け皿が付いていますね。

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座席です。まずは転換クロスシートから。もう何度も取り上げたものなので特に新しい発見がありません(^^;; 固定クロスシートも同様です。

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優先座席です。カバーを上部が緑のものにして対応しています。そうそう、最近はモケットを225系タイプのものに変更した編成も出てきており、このオリジナルモケットを持つ車両も減少傾向にあります。

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補助椅子も同様に設置されています。

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やはり大穴の空いたものです。妻窓といい蛍光灯カバーといい、従来車置き換え車両としての側面を考えるとコストの掛け方がおかしい気が…。

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トイレ向かい側の車椅子スペースです。従来ここの妻面にはクッションが設置されてきましたが、妻窓が空けられたためか手すりの設置になっています。

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車端部のロングシートです。形状は321系と同一のバケットシートですね。故に座面が足の投げ出し防止のために高くなっていること、そもそもの硬さ、どのような役割を持っているか全く持って謎の袖仕切りなど欠点もそのままです。

サンパチ君を置き換えた223系5500番台、今後しばらく北近畿の普通電車のヌシとして活躍することでしょう。