方丈へ
慶長四年(1599)恵瓊が安芸の安国寺から移建したもので、銅板葺の屋根は、開山栄西禅師八百年大遠諱を機に、建立時のこけら葺に戻されました。本尊は東福門院寄進の十一面観音菩薩像。
本尊 十一面観音菩薩坐像(方丈)
十一面観音菩薩坐像は今から約四百年前、徳川二代将軍・徳川秀忠公の娘である東福門院(御水尾天皇の中宮で、明正天皇の生母)に御寄進を頂いた大切な寺宝であります。(建仁寺HPより)
お参りさせて頂きました
雲龍図
海北友松によって桃山時代に描かれた方丈襖絵 「雲龍図」。元は方丈東南の礼の間の襖に描かれた雲龍図で、現在は8幅の表具仕立てになっている。
こちらを見ておられるようで、生きているように感じられました
琴棋書画図
この図は方丈の襖絵のなかでは、唯一淡彩を施した作品であるが、竹林七賢図など他の友松の人物画とは違い、全体に伝統的で厳格な画面構成となり、人物以外の樹木や岩などの描法にも狩野派的な要素が見られる。(建仁寺HPより)
方丈庭園「大雄苑」
方丈前の枯山水庭園。創建当時は不明であるが、現在の作庭は加藤熊吉により昭和初期頃、作庭されたもの。建仁寺は中国百丈山の禅刹を模したといわれ、庭園も百丈山の景色を模して作庭された。(建仁寺HPより)
外は雨は降ったりやんだりです
襖絵をゆっくり見せて頂き 広縁に座ってゆったりとした時間を過ごしました
方丈の右手からお茶室方面へ降りて行けます
途中左手に
田村月樵 遺愛の大硯
建仁寺の襖絵等を手掛けた画家田村月樵愛用の大硯
茶席「東陽坊」
草庵式二帖台目席。天正十五年(1587)に豊臣秀吉が催した北野大茶会で、利休の高弟・真如堂東陽坊長盛が担当した副席と伝えられています。二帖台目席で最も規範的な茶室とされ、茶室の西側には当寺の名物「建仁寺垣」が設けられています。(建仁寺HPより)