カゲプロ台本置き場(仮) -4ページ目

カゲプロ台本置き場(仮)

管理人の刹那が趣味で書いたカゲプロ台本を落としていくブログです。
使いたいという方がいらっしゃったら使ってやってください。
使う場合は連絡をくれるとありがたいです。
依頼されればそれ用に台本書いたりもします。
たまに腐向けな小説も書くのでご注意を

登場人物

モモ

キド

マリー

 

モモ(私は、多分世間には「天真爛漫で元気いっぱいなアイドル」として認知されているんだと思う。
自分で言うのは変かもしれないけど、周りの人の態度からなんとなく分かっている。
仕事を初めて放り投げてしまったあの日。
そう、みんなに会えたあの日。)


キド【・・・お前が如月モモか?】

モモ【え・・・?】

モモ(そっかあ、あれから全てが始まったんだったなあ。)

マリー【は、初めまして・・・あの・・・私・・・】

モモ【えっと、団長さん。この子は・・・?】

キド【ああ、こいつもうちの団員だ。
だが、見てのとおり人見知りでな。
普通ならこうやって出てくるのも珍しいんだが・・・
お前気に入られたみたいだぞ?】

モモ【ええっ、そ、そうなんですか・・・?
あー、んんっ、
こ、こんにちは!私如月モモって言います。
えっと、名前を聞いてもいいかな?】

マリー【わ、私・・・マリー、です・・・。】

モモ【マリーちゃん!これからよろしくね!】

マリー【う、うん・・・!!も、モモちゃん・・・】



モモ【私、人気アイドル~とか言われてますけど、
本当はこのお仕事今嫌になってて・・・
この能力って確かに仕事だと活用できるんですけど、
注目されるが故?ってやつなんですかね?
こう・・・冷たい目で見てくる人もいて・・・】

キド【・・・そうだったのか。
いや、そうだよな。注目され過ぎたらされ過ぎたらで
嫌なことも・・・勿論あるよな】

マリー【そっか、モモちゃんの能力って、えっと・・・
人を惹きつける?能力だっけ】

キド【マリーが持ってたら、大変な事になりそうだな】

マリー【ひい・・・!!か、考えただけでちょっと怖い・・・。
私、人の視線苦手・・・。
化け物扱いされてきたから・・・】

モモ【ば、化け物?】

キド【ああ・・・信じられないかもしれないが、
マリーの先祖はあの有名なメデューサなんだ】

モモ【め、メデューサぁ!?】

マリー【ほ、本当だよ!嘘じゃないよ!
お母さんが言ってたもん!お婆ちゃんは魔法みたいな力を持ってたって!】

キド【キサラギ、お前もさっき見ただろう?
マリーをからかったカノが能力で動きを止められていたところを
あれがマリーの能力。
俺たちは『目を合わせる能力』と呼んでいる】

モモ【あ、そういえば・・・】

マリー【えっと、私は人間とメデューサのクォーター?だから、
色んな人に気味悪がられてきたの】

モモ【そんな・・・】

モモ[そっか、みんなも能力のせいで嫌な思いをしてきたんだ・・・。
私だけじゃ、なかったんだ・・・]

キド【キサラギ?】

モモ【私・・・この能力の事兄以外に話せなかったので・・・、
ずっと自分だけが異質だって思って生きてきたから・・・
能力を持ってるみんなとこうやって話せて、
なんか安心したというか。
私は一人じゃなかったんだって思えたというか】

キド【・・・ああ、そうだ。
これからは俺たちがついてる。
少しは助けになれる事もあると思う。
だから、遠慮なく頼ってくれ】

マリー【わ、私もできる限り頑張るから・・・!!
だから、えっと、つらい時とかはお話聞くよ?】

モモ【マリーちゃん・・・団長さん】

モモ[そっか・・・私これからは一人じゃないんだ!]


モモ【自分は一人じゃないと分かった時から、
もう前みたいに泣くことはなくなった。
今はこのお仕事をほんの少しだけど誇りに思っていたりする。

でも、それでも。

周りの視線や言葉に挫けてしまいそうな時は勿論あって】

モモ「・・・アジト行こうかな。
でも、急に行ったら迷惑かな・・・」

キド『遠慮なく頼ってくれ』

モモ「・・・よし、行ってみよう」

(アジト前まで移動した)

モモ「ええっと、インターホンは・・・」

ピンポーン

ガチャ

キド「はい、・・・キサラギ!
久しぶりだな、どうしたんだ?」

モモ「あ、えっと・・・」

モモ(駄目だ、上手く言葉が出てこない・・・)

マリー「キド?お客さん?あ、モモちゃん!
遊びに来てくれたの?」

モモ「・・・マリーちゃぁん・・・団長さぁん・・・」

(モモが泣き出す)

キド「き、キサラギ!?ど、どうしたんだ!?」

マリー「も、モモちゃん!?」

モモ「う~~・・・ちょっと、仕事で嫌なことがあって・・・それで~~!!」

キド「・・・そうか。
よしよし、頑張ったな。キサラギ」

マリー「なにかつらい事があったの・・・?

キド「みたいだな。
とりあえず中に入れ。
暖かい飲み物でも淹れよう」

マリー「あ、私がやる!」

モモ「ひっく、なんか急にずみま、ぜん・・・」

キド「何言ってるんだ、前にも言っただろう?
遠慮なく頼れって」

マリー「そうだよモモちゃん!
私たち同じメカクシ団なんだから!」

モモ(独りじゃないって、
こんなに、こんなに心強くて
あったかいものだったんだ――)

モモ「うわあ~~ん!」

キド「キサラギ!?」

マリー「ど、どうしようキド!
モモちゃんさらに泣き出しちゃったよ・・・!!」

モモ「う、うれじぐで・・・ごめんなさい・・・涙、とまんない・・・っ!!」

モモ(その日はみんなと出会えたあの日と同じくらい、
いやそれ以上に凄く嬉しくて、言葉にできない日になった。
独りじゃない事の本当の意味を知れた日にも、なった)