「放送100年・
カラーでよみがえる
十七世中村勘三郎『鏡獅子』」

十七世中村勘三郎、
五十代のときの「鏡獅子」。

スタジオで撮影された
当時のモノクロ映像が、
現代の技術でカラー化
されました。


十七世勘三郎の鏡獅子は
柔らかで、なめらかに
流れていくように感じました。

弥生から獅子に替わっても
強さ鋭さよりも、
ゆったりとした柔らかさが
あります。


息子の十八代目勘三郎の
鏡獅子は、
張りつめた緊張感の中に、
要所では粒立っていました。

教えを受けた親子でも、
持ち味の違いを感じました。