久世君と二人で挑んだ舞台。「僕とパンツとトンプソン」無事終演しました。
見に来てくれた方、本当にありがとうございました。
僕の現在地。見届けていただけましたでしょうか。。。
周りからは、もっと営業しろとか、もっとチャンスをつかめ!とか言われます。
それでも自分はダンサーとしてはあんまりガツガツしてないタイプの人間で、
若いダンサーの身体能力にちょっと悔しかったり、
そういうすご奴らにはもうかなわない。なんて思ってました。
そう、ダンス辞めようかと思ってたんです。
これが最後の舞台かなぁ。。。
この舞台への挑戦が決まった時、頭をよぎりました。
ほんとに生々しいこと言うと、舞台なんてやったところでその後の生活は苦しくなるだけなんです。
僕はそんな多くお客さん呼べないし。。。周りには迷惑かけてばっかり。
だから、舞台に立つことは好きだけど、正直もう潮時かなぁ。なんて思っていました。
75分の公演。ずっと居たいと思える空間に身を置けた。。。
幸せでした。
「最後の舞台にするにはもったいないかなぁ。。。」
そして、見つけちゃったんですよね。
今回やったことは自分以外には絶対できないと自信もって言えるんです。
僕自身の生きてきた等身大を置くのはすごく恥ずかしくて、でも恥さえしのげば容易なことで、
「今一番しなきゃいけないこと」な気がしました。
そしてこれは台本の上では文字にできて、誰にでもできそうなことだけど、
僕にしかできないこと。
すごいことをやってのけるとかじゃなくて、自分にしかできない表現だなぁ。と思いました。
最後のパンツのシーン。
7分間の踊りながらの長台詞そして詩人・久世孝臣との共演。
この長台詞には久世君が僕から汲み取れなかった「本当の自分」を載せました。
ずしっと重い7分間でした。そのせいで二日経ってもまだ現実に戻れてない気がして。。。
そう僕は踊りが好きで、これからも踊りを続けていくんだろうなって思いました。
そして久世君と約束しました。
「これ。またやろう」
自分の「本当」の部分が嘘にならないうちに再演しよう。
お客様からも「再演希望」の声をたくさん聴きました。
本当にありがたい!!
次やるべきことはこれの再演、ロングラン!?
とかやりたいなぁ。。。ほんと誰か手伝ってください。
僕はまだ自分の存在を舞台に刻まなきゃならんのです。
残された時間。
今は自分で閉ざさない限りは続くんだって思ってます。
僕とパンツとトンプソン。
11月19日@なんちゃってbar庭
すべての観客の皆様、協力してくれた皆様に感謝を込めて。
森政博