劇団 トラッシュマスターズ
舞台『砂の骨』@シアタートラム








観てきました。

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『貧困』『格差社会』をテーマに取り上げた今作品は、
劇団トラッシュマスターズに 新メンバーを迎えての開幕。










劇団トラッシュマスターズ、
そして主宰であり作演出の中津留章仁さんを敬愛しています。











トラッシュマスターズを観たこと無い方、是非観に行って頂きたいです。

今回、中津留さんが
特に20代30代の若者に観て欲しいと仰っていましたが









当に現在の、現代を生きる私にはグサリ。
ズキンズキン突き刺さりました。

決してネガティブな意味ではなく。











3時間弱、休憩なし、前のめりで観てあっという間に終わりました。

観終わった後には心の底から沸き立つモノがあるんです。










以前、笹塚ファクトリー2度の大転換をした時は吃驚の域を超えましたが、

今回の舞台美術も照明も美しかった・・・美しく哀しくもありました。










砂の骨。









貧困を主材に取り上げ、
苦しい気持ちになるシーンもあるのですが
決して目を閉ざしてはいけないと思います。










作品を観ながら思い浮かぶ光景が幾つもあったけれど・・


家族のことと、そして


真冬の氷点下20℃のニューヨークで出逢った1人のホームレスのおじいさんのことが頭に浮かびました。









そのエピソードは、私の心の中に閉まっておきます。
あのおじいさんと交わした言葉、おじいさんの手や目を、一生忘れない。














是非ともこの日本国を動かしている方々にも、この作品を観て頂きたいです。










私も叫びたくなりました。

もう心は動き出しています。あとは身体。





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敬愛する、中津留章仁さん。

でっかい、見た目は滅茶、厳ついです。





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劇団 トラッシュマスターズ
星野卓誠さん。
作品の中とのギャップありすぎ、優しいです。









4年前。


星野さんと別の作品で共演し、
その後トラッシュマスターズ中津留さんと出会い、








東日本大震災の3ヶ月後に
舞台『黄色い叫び』でお世話になりました。



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震災の直後で、原発問題やら何やらもう何が正しい情報なのか訳が分からなく

生きていくことさえ絶望感を抱き

演劇は公演中止になったり排除されて行った








『黄色い叫び』は、そんな中
ろうそくや懐中電灯での公演となった。

徐々に演劇、エンタメ業界は復活していったものの







私が舞台に立つ意味ってなんだろうって
ずっと探し続けている気がします










東日本大震災から4年が経ち









まだまだ様々な問題に直面している
何も解決されていない事が山積みで

仙台に住む大親友が、毎日たたかっている様子をSNSで観る。










あの頃より、大人になったような
ある意味子供に戻ったような私だけど


いまも炎は消えてない。










Blogを書いているうちに
3.11を迎えました。










明日また改めて、
母がくれた3.11の記録を辿ります。





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落ち着いて眠れる日々が戻ることを、
ただただ祈るばかりの非力な私です。










瀬戸早妃