皆さん、こんにちは。大津です。
(注:私が勤務している病院で今現在
拝見している患者さんやご家族の話で
はなく、社会一般の話です)
だいぶ減りました。
緩和ケアをうさんくさく思われる
方です。
いわく、「終末期」「看取りの医療」
(・・でもこれらの言葉だって
本当は悪い言葉ではないんですよ!)
「緩和ケアチームが来るということは
命が短いということだから勘弁してほしい」
「来ないでほしい」
「緩和ケアチームだということを患者には
隠してほしい」
「いっそ関わらないでほしい」
「・・(この人たち何をする人なのかな?
やだなあ、変なこと言われたりしたら)」
・・。
・・・。
減りました。
・・減りました。
・・・でもまだあります。
残念です。
本当に残念です。
緩和ケアが関わったほうが「長生きする」
という結果が出ているのにも関わらず。
興味深いのはそういう事実を伝えた時にも
2つの反応があることです。
「え! そうなんですか!?
・・わかりました。じゃあやってみます!」
「先生を信じてみます!」
という反応。
・・そして、
「あ、そうなんですね。ふーん」
「でも必要だと思ったらこちらから
声をかけますから。今はいいです」
という反応。
中にはずっと緩和ケアを誤解されたまま、
うさんくさげに見つめられ、「この人たちに
心を許さないぞ!」という方もいらっしゃいます。
本当に、残念なことです。
今日ははっきり言いますが、それは宝の山をみすみす
捨てているようなものです。
だって「命が延びる可能性があるのです」
「もちろん生活の質は向上します」
それなのに、「緩和って名前が嫌だから」
とこれまでの考えに縛られてしまって
疑念を払拭することができないのは
本当にもったいないことです。
残念なことですが、この10年でも
医療者への「信」が減ったなあと感じます。
確かに情報の充実は、様々なメリットを
世の中にもたらしました。
しかし知りすぎてしまう(あるいは知って
いるように思ってしまう)がゆえに、
良きアドバイスも路傍の石のように
思ってしまう現状もあるのかもしれません。
皆さんの眼前の医療者が、本当は最適な
答えを持っているのかもしれないのに、
他にもっと良い答えを持っている人が
いるかのように感じてしまう。
初めて会ったにもかかわらず、
「先生、それやってくれよ!」
「ぜひお願いします」
となかなかおいそれとはいけない気持ちも
わかります。
けれどもそうやって飛び込まれて、
結果苦痛が劇的に良くなる患者さんだって
たくさんいらっしゃるのです。
誰かを信じられる力ってすごく大事なんだなあ・・
と私はいつも痛感しています。
そしてそうやって来てくれる患者さんや
ご家族に本当に感謝しています。
ありがとうございます。
信じるも信じないも、あなた次第です。
そんなフレーズがあります。
けれども時にはだまされたつもりで、
信じてみることも必要なのかもしれません。
それが新しい道を開くこともあるのですから。
多くの皆さんが緩和ケアの担い手を笑顔で迎えて
くれる時代を願いながら。
もちろんそういう方々が増えて来て、私も
大変感謝しています。
皆さん、本当にありがとうございます。
それではまた。
梅雨時の不順な天気、皆さんも体調管理には
十分お気をつけください。
失礼いたします。
(注:私が勤務している病院で今現在
拝見している患者さんやご家族の話で
はなく、社会一般の話です)
だいぶ減りました。
緩和ケアをうさんくさく思われる
方です。
いわく、「終末期」「看取りの医療」
(・・でもこれらの言葉だって
本当は悪い言葉ではないんですよ!)
「緩和ケアチームが来るということは
命が短いということだから勘弁してほしい」
「来ないでほしい」
「緩和ケアチームだということを患者には
隠してほしい」
「いっそ関わらないでほしい」
「・・(この人たち何をする人なのかな?
やだなあ、変なこと言われたりしたら)」
・・。
・・・。
減りました。
・・減りました。
・・・でもまだあります。
残念です。
本当に残念です。
緩和ケアが関わったほうが「長生きする」
という結果が出ているのにも関わらず。
興味深いのはそういう事実を伝えた時にも
2つの反応があることです。
「え! そうなんですか!?
・・わかりました。じゃあやってみます!」
「先生を信じてみます!」
という反応。
・・そして、
「あ、そうなんですね。ふーん」
「でも必要だと思ったらこちらから
声をかけますから。今はいいです」
という反応。
中にはずっと緩和ケアを誤解されたまま、
うさんくさげに見つめられ、「この人たちに
心を許さないぞ!」という方もいらっしゃいます。
本当に、残念なことです。
今日ははっきり言いますが、それは宝の山をみすみす
捨てているようなものです。
だって「命が延びる可能性があるのです」
「もちろん生活の質は向上します」
それなのに、「緩和って名前が嫌だから」
とこれまでの考えに縛られてしまって
疑念を払拭することができないのは
本当にもったいないことです。
残念なことですが、この10年でも
医療者への「信」が減ったなあと感じます。
確かに情報の充実は、様々なメリットを
世の中にもたらしました。
しかし知りすぎてしまう(あるいは知って
いるように思ってしまう)がゆえに、
良きアドバイスも路傍の石のように
思ってしまう現状もあるのかもしれません。
皆さんの眼前の医療者が、本当は最適な
答えを持っているのかもしれないのに、
他にもっと良い答えを持っている人が
いるかのように感じてしまう。
初めて会ったにもかかわらず、
「先生、それやってくれよ!」
「ぜひお願いします」
となかなかおいそれとはいけない気持ちも
わかります。
けれどもそうやって飛び込まれて、
結果苦痛が劇的に良くなる患者さんだって
たくさんいらっしゃるのです。
誰かを信じられる力ってすごく大事なんだなあ・・
と私はいつも痛感しています。
そしてそうやって来てくれる患者さんや
ご家族に本当に感謝しています。
ありがとうございます。
信じるも信じないも、あなた次第です。
そんなフレーズがあります。
けれども時にはだまされたつもりで、
信じてみることも必要なのかもしれません。
それが新しい道を開くこともあるのですから。
多くの皆さんが緩和ケアの担い手を笑顔で迎えて
くれる時代を願いながら。
もちろんそういう方々が増えて来て、私も
大変感謝しています。
皆さん、本当にありがとうございます。
それではまた。
梅雨時の不順な天気、皆さんも体調管理には
十分お気をつけください。
失礼いたします。