こんにちは。世田谷区千歳船橋女性のための漢方薬専門店
せたがや漢方堂 の横山ですニコニコ


桜もすっかり終わった頃なのに、昨日、今日は寒いですね。
こういう寒暖の差が激しい時は、自律神経が乱れやすく、なんとなく調子が悪い、だるさがとれない、という方が多いです。

春は五臓六腑でいうと、肝の時期。
東洋医学でいう肝とは、解剖学的な肝臓のことだけを指すのではなく、肝臓や胆のうが体内で担っている機能のことを指します。

肝は、「血を蔵す(血を蓄える)」、「疏泄を主る(気の巡りを良くする)」、「筋を主る(筋に栄養を与える)」、「目に開窮する(目を栄養して、機能を正常に保つ)」と、言われています。

ですから、肝にトラブルが出やすい春には、血が不足して貧血になったり、めまいがしたり。
気のめぐりが悪くなって、イライラしたり鬱々したり。
筋に栄養が行かなくて、足をつったり、手がしびれたり。
目に栄養が行かなくなって、かすみ目や眼精疲労が出やすくなります。

そんな症状でお悩みの方は、肝に良い食事をしっかり取ってみてください。
(症状がひどい人は、漢方薬を飲んでくださいねニコニコ


肝に良い食事とは

東洋医学では、この世の全ての物を、木火土金水(もっかどこんすい)という自然現象に見立てて五つに分類しています。これを五行説(ごぎょうせつ)と言います。

五臓六腑という言葉は聞いたことがあると思いますが、ここでいう五臓とは、肝心脾肺腎のことを指します。
肝心肺腎はだいたいその臓器と機能のこと指しますが、脾は消化器全般とその機能を指します。

肝は木、心は火、脾は土、肺は金、腎は水となります。

そして、五行説では、味も五味に分類されています。

酸味、苦味、甘味、辛味、塩味と分類され、肝は酸、心は苦、脾は甘、肺は辛、腎は塩とそれぞれ割当てられています。

ですから、肝のトラブルの出やすい春には酸味のものを取るといいのです。

酸味の物というと、「酢の物」と思い浮かべる方も多いと思いますが、若い方だと酢の物苦手な方多いですよね。

何も酢の物だけでなく、お寿司の酢飯でも、酢豚でも、ポン酢味の物でも、酸っぱければ何でもOKです。
また、レモンやグレープフルーツなどといった酸味のある果物や、ヨーグルトなんかも酸っぱいに含まれます。

最近なんだか疲れが取れない、調子が悪いという方は、唐揚げにレモンを絞ったり、お浸しに醤油ではなくポン酢をかけたりと、「疲れてるから酸っぱい物とろう」と頭にとめておいてみてくださいね。

それでも調子が悪い方は、是非一度ご相談下さい。
自律神経を調節するいい漢方沢山そろっていますよ!




ソメイヨシノは終わりですが、八重桜はこれからです。






馬事公苑の八重桜、毎年楽しみにしています。


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