こんにちは。世田谷区千歳船橋 せたがや漢方堂 の横山です
ゴールデンウィークも終わりましたね。
うちは今年は遠出することもなく、実家の墨田区に帰って、スカイツリーの辺りで遊んでいました。
スカイツリーは開業して3年たちますが相変わらず凄い人出でした。
でも以前より上に登るための整理券は取りやすくなったようですよ。
まだ上まで登ったことない方、そろそろ行ってみてください
景色は東京タワーから見るのとそれほど変わらないかもしれませんが、「世界一高いタワーに登っている!」という達成感は他では味わえないものがあります。
うちの実家はスカイツリーのある押上駅の隣駅。再開発の波は実家のまわりにも来ていて、帰るたびに新しい高層ビルが建っていてびっくりします。
今回は駅の高架工事がだいぶ進んでいて、ホームも新しくなっていました。
ゴールデンウィークが終わって、どっと疲れが出ていませんか?
少し休んで取れる程度の疲れなら問題ありませんが、休んでも休んでも疲れが取れない、休みたいのに、気分が落ち着かずにうまく休めない、という方も多いのではと思います。
ということで、今日はなかなか疲れが取れない方にお勧めの漢方薬のお話です。
東洋医学では、疲れ・慢性疲労は、虚(きょ)と実(じつ)の2種類に分類されます。
虚(きょ)の疲れ
体がだるい、気力がわかない、朝起きれない、食欲不振、息切れ、動悸、微熱が下がらないなど
東洋医学では、「虚」とは、不足しているという意味です。
主に過労、病後、産後などで、体力を消耗しすぎたために、体内の気が不足している状態です。気が不足すると、胃腸の働きも悪くなるので、食事からも元気を補給できなくなっています。
こういった状態が長く続く場合、慢性疲労症候群と診断されることもあります。
虚の疲れの代表処方は、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)です。
この中に入っている人参(にんじん)、黄耆(おうぎ)が気を補い、胃腸の働きも良くしてくれます。
しばらく飲んでいただくと、食欲も出てきて、とっても元気になってきますよ。
慢性疲労症候群の方にも、かなり効果が期待できます。
実(じつ)の疲れ
最近増えているのが、この実(じつ)の疲れです。
東洋医学では、「実」は不要なものが多い状態をいいます。
気のめぐりが悪くなって気が体内で滞っている状態を気滞(きたい)、血液が汚れていて血行が悪くなっている状態をお血(おけつ)、体内の水分代謝が悪くなって、水が滞っている状態を水滞(すいたい)といい、どれも実(じつ)という状態になります。
実の疲れの方は、食事も睡眠もそれなりに取れているのに、疲れがとれない、という状態になります。
また休もうと思っても、イライラしたり落ち着かず、うまく休めなかったり、疲れているのに眠れなかったりすることもあります。暴飲暴食してしまうこともあります。
こういう方は、はたから見ると、そんなに疲れているように見えなかったりもします。
しかし、本人にとっては、体がいつも重だるく、すっきりしません。
こういう状態を放っておくと、うつ状態に移行してしまう場合もあるので、注意が必要です。
気の巡りが悪くなって疲れを感じる人の特長は、ストレスが多い、イライラしている、不眠、胃やお腹が張った感じがする、生理不順、生理前症候群がある、などです。
気の巡りをよくする漢方薬を飲むと、気持ちが落ち着いて、すっきりし、疲れも感じなくなってきます。また、夜もよく眠れたり、リラックスしてゆっくり体を休めたりすることができるようになります。
血が汚れていて血行が悪くなっている人の特長は、頭痛、肩こり、目の疲れ、生理痛、にきび、便秘、手足の冷えなどです。
血液の汚れをとってくれる漢方薬を飲むと、全身の血行が良くなり、気も隅々まで巡るので、疲れを感じにくくなります。便通も整い、肌の状態も良くなり、体のあちこちの痛みも軽減してきます。
水分代謝が悪くなって体内に水の滞りが見られる人の特長は、むくみ、尿量減少、口の渇き、天気の悪い日に症状が悪化するなどです。
水分代謝を良くする漢方薬を飲むと、このタイプ独特の重だるい疲れや無力感を感じなくなってきます。胃もたれも軽減し、食欲がわきます。暴飲暴食をしていた人は、通常の食欲に戻っていきます。
実の疲れは、今まであまり注目されていませんでしたが、ストレス、運動不足、食事の不摂生、睡眠不足などで、近年とても増えています。
病院に行って検査してもなにも出ずに、長い間悩んでいる方も多いです。
実の疲れの場合は、どんなに高い栄養ドリンクなど飲んでも改善しませんよ。
体内のデトックスが重要になります
漢方薬を飲んで、体の中の不要なものを排泄して、心も体も軽くなってください
実の疲れの漢方薬は、体質や症状、体力などによって選ぶ薬が異なります。
ご自分で選ぶのはとても難しいと思いますので、思い当たる方は是非一度ご相談ください。
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