こんばんは。世田谷区千歳船橋「せたがや漢方堂」の横山ですニコニコ


今日は産後の漢方薬のお話です。


産後に体調が戻らない、産後うつ、母乳が出ない、子宮の戻りが悪い、産後の痔や便秘、腰痛、重い疲労感など、産後は何かとトラブルが多くなります。


加えて慣れない育児に睡眠不足、核家族化で相談できる人や預けられる人が近くにいない、となると、育児ノイローゼになっても不思議ではありません。


赤ちゃんを育てるのは本当に大変です。それまで経験した事のないような忙しさ、小さな命を自分の責任で育てているプレッシャー。

私自身も毎日毎日自分の命を削って世話をしているような感覚がありました。


しかし、育児にはそんな大変さに優る充実感や大きな喜びもあります。

そして赤ちゃんの笑顔ラブラブ!

疲れもつらさも吹っ飛びます。

こんなに誰かに必要とされたことは今までの人生ではなかったことで、自分が生きている意味をしみじみと感じる時間でもありました。


そんな喜びとつらさの入り混じった育児ですが、お母さんの体調が悪いと、赤ちゃんの世話が苦痛になったり、赤ちゃんをかわいいと思えなくなったりするそうです。


育児を大変でも実りのあるかけがえのない時間と感じられるか、ただただ辛くて苦しいものだったと感じるか、これは他でもない、お母さん自身の体調や精神状態に大きく左右されるのではないかと思います。


ここで、漢方薬の出番ですビックリマーク

昔は漢方薬を産後に飲むのは、かなり普通のことだったようです。


現代医学の発展とともに、出産のリスクも減り、そのころから産後に漢方を飲むというのが一般的ではなくなってきたようですが、どんなに文明が進化しても、人間の体はそう簡単に変わるものではありません。


産後の排泄しきれていない悪露を出したり、母乳の出を促進したり、出産によって大きく変化するホルモンバランスを整えたりと、妊娠、出産で疲れた体をいたわるのに、漢方薬ほど適したものはないのではと思います。

実際、産後用に作られた処方の種類の多さを見ると、以前は産後に漢方を飲む、というのが世の中にしっかりと根付いていたのだなということがわかります。



私自身も、二人の子供を産んだ後、しっかり漢方薬飲んでましたニコニコ

妊娠前も妊娠中も飲んでいたのですが、産後の漢方が一番効果がはっきりわかるような気がしました。


おかげさまで、産後の体調はとてもよかったです。体重も割とすぐに戻ったし、母乳もよく出ていました。育児は大変でしたが、それなりにちゃんと楽しむ余裕もありました。


また、産後の漢方は、二人目不妊の予防にもなりますよ音譜



医学の進んだ現代でも、出産は女性にとっては命がけの大事業です。


頑張ったご褒美として(苦いご褒美ですが)、産後の体が喜ぶことをしてあげてください。


これから赤ちゃんを産むすべての方に、漢方薬を飲んでもらえたらと思いますニコニコ




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