昨日の続きです。

 

 

今回は、国内チームでの出場権争いについてです。

 

昨日書いたように、オリンピックの代表枠を勝ち取ったのはSC軽井沢とLS北見でしたが、実際に日本代表となるチームは改めて2017年全農日本カーリング選手権で決定されることになっていました。

そこでの大前提として、2016年のこの選手権で優勝したSC軽井沢とLS北見には、2017年も優勝して連覇を達成した場合はそのままオリンピック代表とする。もし敗れた場合は、2017年の優勝チームと改めて代表決定戦を行う…というアドバンテージが与えられました。

 

そして結果は…

 

男子はSC軽井沢が優勝し、オリンピック代表に決定。

予選の段階では札幌(4real)に続く2位でしたが、準決勝・決勝で軽井沢が札幌に連勝しました。

 

そして女子は、なんと中部電力が優勝。

予選では、LS北見が8戦全勝と圧巻の戦いだった一方で、中部電力も北見以外には全勝して7勝1敗で通過。

とにかくこの時の中部電力には勢いがありました。特に、石郷岡さんと北澤さんという若い選手の落ち着き払った戦いぶりがとても印象に残っています。

北見―中部電力の準決勝では、EEにもつれ込んで結局9-8で北見の辛勝…だったのですが、決勝戦では6-5、これまた一点差でついに中部電力が勝利。2連敗したあとの1勝で優勝をかっさらって行きました。

 

 

というわけで、同じ年の9月に改めて北見と中部電力とでオリンピック代表決定戦が行われることになりました。

スキップの藤澤選手が抜けた後、松村選手と清水選手とが中心になって苦難を乗り越え、チームとして勢いが戻った中部電力との一戦はなんだか因縁めいていて、とても注目を集めたのですが…。

 

決定戦では5ゲームマッチでしたが、5ゲーム目を待たずに北見が3勝を挙げてオリンピック代表になりました。

残念ながら、この時の中部電力には日本選手権の時のような勢いがありませんでした。

全体的にゲームメイクがうまく行かず、松村選手が難しいショットを強いられる場面が目立ちました。

LS北見は、代表として納得のいく試合運びでした。

 

そして藤澤選手が北見の応援席にむかって一礼した後、中部電力の応援団の前にも歩み寄って深々と一礼する姿も見られました。

中部電力でのオリンピック出場がかなわず、悩みぬいて移籍したこと。2016年の世界選手権で銀メダルを取った後のシーズンは不本意な成績が続いたこと…いろいろな思いがよぎったのでしょうね。

 

ソチオリンピックに北海道銀行の一員として出場した吉田知那美選手もオリンピック後にまさかの戦力外となり、北見に移籍してから再びオリンピック代表になったことも大いに話題となりました。

 

 

 

カーリングの試合と、それにまつわる人間模様を書いていくとどうしても女子チームの話題ばかりになってしまいますが…。

男子に関してはずっとSC軽井沢一強が続いているだけでなく、レギュラー選手4人はもう10年以上不動のメンバーであるところがすごいです。

そしてメンバー一人一人の個性や役割がとてもはっきりしていて(この前の世界選手権でメンバー全員がゲスト解説して下さったことでより個性の違いを楽しむことができましたおねがい)とっても魅力的なチームであることは間違いないのですが、その一方で、この4人を脅かすような若い選手が出てこないところがちょっと残念な気もします。

今のリザーブの平田選手も北海道出身ですし、このまま長くチームにいるということも考えにくいですよね…。

(実はMDの試合とテレビ解説を拝見して、すっかり平田ファンになりました照れなので今後の行く末がとっても気になるのです)

 

やはり、チームとして強くなるためにはある程度メンバーが長年固定されていた方がいいのかな?

このあたり、海外チームの事情はどうなっているのでしょうか。(またまた今後に向けての宿題ができた本本本