前回、チラ見せの、技MIX P-3C オライオンです。
まだ細かいパーツが残っていますが、大体の形ができました。
作って(組んで)いて気が付いたのですが、これは、、、、凄いキットです。
2013/9月頃の発売ですので、10年以上前、少し白が黄ばみかけていますが、
プロポーションは抜群、空飛ぶサツマイモwっぽさが十分デス。
LSのキットは、何度も言いますが、この太さがイマイチでした。
また、パーツ精度の高さも、特筆もので、実機のパネルラインに沿った分割で、一部を除いて、合いは抜群、
パーツの隙間は、元々オーバー気味なスジボリとほぼ見分けが付きません。
胴体は、左右と天井、底面のパーツ(3か所)に分かれていますが、あまりに合いが良く、仮組すると
外れなくなったりしますので、要注意ww
エンジン部分も、左右と上下、インテーク部+ペラに分かれていますが、御覧の通り、パーツ分割が巧みなのと、
精度の良さで、一体感にあふれています。1/144のレベルではないですね。。。
また、バリが全く無いのも、特筆すべきところですが、これは、おそらく、ランナーに着いた状態で着色する際に、
バリを取り去ってあるからだと想像します。
一部を除いて、合いは抜群、と書きましたが、段差等の気になる部分を挙げます。
まずは、レドーム。
感じ的には、0.2mm程度の段差ですが、1/144スケールですので、少し気になるところ。
とがりすぎの欠点もあり、レドームだけ、フルスクラッチしてしまうのも手かもしれません。
いまなら、3Dプリンタで簡単にできそうです。
コクピット部分は、透明パーツで塗装済みですが、胴体よりもわずかに大きいため、後ろから見ると、
首輪のように段差が生じます。
自分の場合、別パーツとなっている胴体天井パーツを少しかさ上げし、多少目立たなくしてあります。
この段差も、0.2mm程度ですが、レドームよりは目立たないので、このままでも問題無いかと。
コクピット下側の接着面を削るという手もありますが、接着面は微妙なカーブですので、下手をすると台無しとなります。
最後は、右翼付け根部分。
御覧のように、左よりも少し隙間が多く、肉眼でも少し気になります。
これは、自分のミスで、右翼から作ったんですが、すり合わせをしないまま組んでしまい、
隙間が目立つようになってしまいました。
左は、すり合わせたので、全く問題無いレベルです。
あとの欠点として、感覚的なことですが、少しウィンドシールドがオーバースケールな気がします。
特に高さ方向がオーバーと感じますが、まあ、キットの個性として許せる範囲かな、と。
しかし、10年以上前にこんなキットが有ったとは、びっくりデス。
最近まで、キットの存在自体は知っていましたが、こんなに良いものとは思いませんでした。
発売当時の価格は、7000円前後、安いところでは2-3割引きでした。
現在、中古では、最安でも1万円台前半です。
今復活するとしたら、2万円くらいになりそう。
これは、究極のプラモデルというか、塗装不要でしかもディテール抜群、精度も文句なし、
組み立てのスキルが求められるキットですね。。。
組み始めは、左右ボディへの透明パーツ取り付けでしたが、小さな窓が有り、
左右で一時間以上かかりました。
ディテールが精巧なのはうれしいのですが、パーツが小さい小さい、、、
窓など、裏表の判別も困難でした。
そうそう、現状は、全体の8割位だと思いますが、最後の難関、アンテナ類が
残っているのです。
これがまた、数が多いうえ、ホントーに小さいのですね。。。。
最後になりますが、付属のデカールも工夫が有り、余白部分が簡単に剥離できるらしい。
まだ実際に使っていないので、どれほどのものか、不明です。
といった感じで、大満足なのですが、少々失敗したところもあり、リベンジしたい気分。
あと2-3機欲しいところですが、お値段がねーーー。。。。
てな感じで、今回もどっとはらい!