【記事冒頭部分】
俳優の三國連太郎(みくに・れんたろう、本名・佐藤政雄)さんの長男で俳優の佐藤浩市(52)が15日、都内でドラマの制作発表に出席し、その後、三國さんの死去についての取材に応じた。亡くなった直後に病院に駆け付け、「この数年の中で一番、凛(りん)とした顔に見えた。威厳がありました」と語った。両親が離婚、母に育てられたことなどから父とは確執があり、「僕と彼の間に介在したのは『役者』という言葉だけ。父親としては語れない」と複雑な表情も見せた。
この親子の確執は、記事の最初を見ただけでわかります。
いろんな事情で確執のある親子はあるでしょう。なのでそのことには触れません。
私が注目したのは、三国連太郎さんが、『戒名はいらない』『誰にも知らせるな』『密葬で』『散骨して』と言い残したことです。
今、お墓を持たず、散骨する人、またはミニ骨壺などに故人の骨を保存するケースが増えています。葬儀は「火葬」ですませ、家族だけで見送るのですね。
よく、家族の葬儀のためにお金がかかり、借金をする人もいます。
また、葬式代がないから、という理由で親の遺体を放置した人もいます。
そんなとき、火葬だけで家族で見送る家族葬は多くなってきています。
葬儀社でも、火葬と手続き代行だけをしてくれるサービスがあります。
お墓はいま、とても高価です。そして、先祖の墓守をだれがするか、でもめる場合もあります。
お墓が遠いため、なかなかお参りできない、ということもあります。
それなら、インテリア風の骨壺に故人の骨をおさめて自宅に置き、いつもそばにいられるほうが合理的ではないでしょうか?
もちろん、仏壇もいらないわけです。
信心深い方には怒られそうな話ですが、そういう方法もあってよいと思います。
ただ、「坊主丸儲け」というわけにはいきませんし、仏壇屋さんには怒られそうですが。
仏壇ではない、故人の骨を家庭に置くためのグッズはいっぱいあります。
遺骨ペンダントも流行っているようです。
別々に暮らしている家族も、一家にひとつこれがあれば故人をしのぶことができるのです。
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