ロッキン後半開始の2週目
台風の影響はロッキンにも被害をもたらし、LAKE STAGEのテントを設置できない事態に
 
・SHANK[SOUND OF FOREST](11:05〜)
しかし忘れてはならないのは3日目はお盆の規制ラッシュともろにぶつかるということ
そのため、昨年に続けて開演に間に合わず会場に到着したのはちょうどSHANKが始まった頃
今年はSOUND OF FORESTへの出演である
 
弾き語りのようなスタイルで「Surface」から始めると、「Ciger Store」から一気に爆発
「Life is...」でスカの要素を見せつつ、「Good Night Darling」ではダークなメロディックパンクとバンドが持つ2つの側面を見せていく
 
「このフェスはモッシュ、ダイブ禁止だけど楽しんでね。」

と庵原がこのフェスのルールに理解を示しつつ、楽しむように促すと森を焼き尽くすのかような熱さを放つ「620」、木々に傷を刻み付けるように鋭い「HOPE」、庵原のゴリゴリとしたベースから踊らせる「Take Me Back」と限られた時間の中でバンドの武器を総動員
洗濯の歌と称されることも多い「Weather is Beautiful」は快晴の中で演奏
まさにタイトル通りだ
 
すると、
 
「これはゲームじゃないんだよ。現実なんだよ‼」
 
と庵原が叫び、まさかの「It's not a game」
ここのところ、「MONKEY FUCK」をよくやっていると聞いているので、そちらをやると思われたが、完全に裏をついてきた
 
朝早くから集まってくれた観客の心に火をともすように「Set the fire」、正直になりたいという思いを込めた陽性の「Honesty」を叩き込むと、最後は「BASIC」と「submarine」というショートパンク2連発
 
庵原は、
 
「ロッキンはいいお姉ちゃんだらけ(笑)」
 
と相変わらずのMCで笑わせたが、ロッキンのルールについて文句を言った様子は見たことがない
パンクバンドからすればロッキンは制約の溜まり場
故に出演を断るバンドも多い
それでもSHANKはこうして出てくれる
dustboxやGOOD4NOTHINGのように
だからこれからもこうしてロッキンに出続けてくれ
いつかワンマンに行くからさ
 
セトリ
Surface
Ciger Store
Life is...
Good Night Darling
620
HOPE
Take Me Back
Weather is Beautiful
It's not a game
Set the fire
Honesty
BASIC
submarine
 
・アルカラ[SOUND OF FOREST](12:15〜)
急いでクロークに荷物を預け、SOUND OF FORESTに戻ってくると
アルカラがリハを始めたところ
定番曲を次々とやっていき、徳永英明の3台バラードこと「壊れかけのRadio」までやる大サービスを行うと、本番では「KAGEKI」に収録されている「箱」をSEにし、サポートの為川と共に「RIJF」を作成
これには大きな拍手が起こった
 
すると本番ではフェスではなかなかやらない「はじまりの歌」から開始
思えば昨年のロッキンは4人での最期の出演
それからSLSの出演を経て、田原が脱退したがここでこの曲を持ってきたのは「ここからまた始めよう」というテーマがあったのだろうか
 
しかし下上達の表情はむしろ明るい
「アブノーマルが足りない」を始め豪快に動き回り、時折カメラに映ってもほぼ笑顔
こんな笑顔なアルカラは初めてではないだろうか
 
1月のワンマンでも見せた句を読む傾向はこの日も続いており、やたらとポエムを歌うとcinema staffとのスプリット盤から「サースティサースティサースティガール」
1月のツアーファイナルでも話していた通り、この曲は9mm Parabellum Bulletの滝とセッションしているうちに完成した曲
なので、9mm Parabellum Bulletの滝がゲストとして合流するのか、うっすら期待していたがそれは流石に叶わず
それでも為川は滝のパートをしっかり網羅していた
 
どういうわけか、唐突に英語で「水曜日のマネキンは笑う」を曲紹介し、「ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト」から「さすらい」まで突進していったが、「半径30㎝の中を知らない」で、歌い方を変えた
 
「失うことばかり恐れていた」
 
の部分
これは田原離脱後のメンバーの心境を恐らく表している
それが今日、こうしてメンバーがアグレッシブに演奏している姿を見ると、感傷的になりかけてしまった
それくらい感動のライブだった
 
ちなみにこの日、アルカラは編集長の山崎洋一郎に見られていたのだが、それ以上にこの熱さのなか、裸足でステージに上がった稲村が心配になった(以前、このステージに出演していたOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDのTOSHI-LOWもあまりの熱さに急遽、サンダルを途中から着用していた)
大事に至らなければいいが…
 
セトリ
SC①夢見る少女じゃいられない
     ②キャッチーを科学する
     ③壊れかけのRadio
はじまりの歌
アブノーマルが足りない
半径30㎝の中を知らない
サースティサースティサースティガール
水曜日のマネキンは笑う
ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト
さすらい
 
・androp[LAKE STAGE](12:50〜)
初出演の2011年を除くと全てLAKE STAGEに出演しているandrop
今年もLAKE STAGEに登場
 
サポートメンバーを擁立した5人編成でステージに現れると、早くも「Voice」で大合唱に
客の入りは昨年、微妙だったものの今年はしっかり埋まっている
 
更に「Yeah!Yeah!Yeah!」、「Joker」とアッパーな曲を連発
近年のandropはアッパーな曲がそこまで多くない
となると、フェスに不向きと思われる可能性がある
しかしながらそこはかつて、顔出しを規制していたバンド
アッパーな曲を連発すれば、後半もアッパーな曲をやると錯覚させることが出来る
この戦術は実にクレバー
そしてドラム伊藤のスキルの高さを再実感
 
夏だからか、昨年のロッキンでも新曲として演奏された「Sunrise Sunset」で爽やかな風を吹かせ踊らせると、いきなり「SOS!」が始まるがこれはシングル「Joker」に収録されたビルボードライブver.
で、当のCreppy Nutsはというと内澤に招かれる形で出演(ステージに最初からセットがあったため、呼ばれるのは多くの方が気づいていた)
 
「ようやく夏に出来るね‼」
 
とこの曲を夏に出来ることを内澤とR-指定は喜んでいたが、
 
「熱くてターンテーブルが曲がっている」
 
と松永は状況報告し、一刻も早く始めたい様子
R-指定からは「先輩なのに」と突っ込まれていたが(笑)
 
「夏の思い出になりますように」
 
と願いを込めて、「SOS!」のコラボは始まったが、
 
「海で騒ぐ奴サメに喰われろ 肝試し行く奴は呪われろ」
 
なんて歌詞があるこの曲が思い出になるかと言われたら、非常に反応しづらい(笑)
去年の野音でコラボを見れなかった自分には思い出になりそうだけど
 
Creppy Nutsが去ると、現在ドラマ主題歌として起用中の新曲「hikari」を披露
切ないメロディーラインが人々を支える新たな光となる
そう確信させる新たな名曲の誕生を予感させたが、なんとここで終了
5分以上余っていたのでもう1曲やれた気もするが…
 
セトリ
Voice
Yeah!Yeah!Yeah!
Joker
Sunrise Sunset
SOS!
SOS! feat. Creppy Nuts
Hikari
 
・新しい学校のリーダーズ[WING TENT](13:30〜)
先日行われたAT-FILEDの代表取締役、P青木を祝福するイベントに出演し衝撃を与えた新しい学校のリーダーズ
既にDISK GARAGEが主催するMUSIC MONSTERSへの出演も決定している
 
その時の様子はステージに何もなく、同期を流すといった方式だったようだが、この日はサポートのDJとドラムがいる編成
定刻になると、開会宣言のようなアナウンスが流れ始めるが突如、運動会でもよく使用されている「天国と地獄」をリミックスした音源に載ってどういうわけか組体操をしているメンバーが勢いよく登場
各ポジションにつくと、
 
「気を付け‼礼‼」
 
と挨拶を行い、ライブが始まるがこれが予想以上に良かった
まず曲が純粋に良いこと
この手のダンスグループ、もといアイドルは「盛り上がろう」系統の曲が非常に多い
そのため、自分が大きく苦手としているのだが、このグループの曲はその傾向はほとんどない
ジャズテイストの曲が多く、アイドルが苦手な方でも充分聞ける
 
加えてパフォーマンス
外見から判断するにまだ未成年だと思われるが、平然とバク転をこなす運動神経の高さ
更に激しい躍りは一見しただけで大きなインパクト
ならびに曲への導入方法が上手い
故に置いていかれる状況になることはほとんどない
 
「青春は学生だけではない‼一生懸命生きれば青春は終わらない‼」
 
というエモいMCも飛び出したが、個人的に気になったのはサポートのDJ
やけに動きが活発だったが、彼は何者だったのだろう
 
セトリ
毒花
キミワイナ'17
恋の遮断機
狼の詩
席替ガットゥーゾ
最終人類
 
the band apartのリハが始まる前にチラッと打首を見に来たらあっという間に、LAKE STAGEが満員
入口が早くも一部封鎖されていた
確かに彼らは今年武道館ワンマンを大成功に納めた
だが人気がここまで来ているとは思わなかった
これは来年、GRASS STAGEの可能性もある?
 
・the band apart[SOUND OF FOREST](14:35〜)
普段と比較するとリハはそこまで多くなかったバンアパ
ロッキンには5年ぶりの帰還
 
4月にリリースされた最新シングルもリハでやってしまうスタンスには驚かされるが、本編では早くも「higher」
この時点でSOUND OF FORESTはかなりの人が駆けつけていたため、それは美しい大合唱に
 
続いて原のベースを合図に徐々に疾走していく「castaway」では、終盤原が凄まじい顔で煽りまくるが、傑作「Memories to go」の曲をこうして1曲でも入れてくれるのはやはり嬉しいこと
バンアパの集大成といっても過言ではないアルバムだから
 
するとここで新曲
てっきり「Falling in love」かと思いきや、「茶番」という曲らしい
日本語詞が半分以上占めている、「街の14景」路線に近いものであり、ベストにはこの曲が収録されるとのこと
こんな名曲をもうすぐ音源で聞けるとなると、わくわくしかしない
 
さんざん煽ったのに、
 
「最近声を大きくすることを覚えたけど、プロレスみたいになってしまう。」
 
と脱力感あるMCを行うのはいかにも荒井らしいが、
 
「昔ゆりかもめの換気扇作っていたんだけど、熱くてしょうがなくて、「なら音楽で何かしよう」と冷房が聞いた部屋で決めたんだけど、結局屋外に晒されるという(笑)。…見てくれてありがとうございます。」
 
と原も脱力感あるMCで追随
このようなMCをしたのは今年でバンドが20周年だからだろうか
 
「後3曲です‼」
 
と荒井が告げてからはこの時期に聞けるとは思わなかった「coral leaf」からイントロが鳴り響いただけで歓声が沸く日本語詞のバンアパ屈指の名曲「夜の向こうへ」、そして最後は
 
「Yeah Yeah Yeah」
 
に合わせて、大きく観客が飛び跳ねる「Eric.w」で終了
5分以上余っていたが、それ以前にこれが40分持ち時間があるPARKやLAKEであれば、「photograph」なども聞けたはず
やっぱりバンアパは持ち時間が長いステージで見たいなあ
 
セトリ
SC①I love you Wasted Junks & Greens
     ②Falling in Love
higher
castaway
茶番※新曲
coral leaf
夜の向こうへ
Eric.w
 
それから荷物整理のついでにグッドモーニングアメリカを見ていたら金廣の声は遥かに良くなっていた
昨年、F.A.Dで見たときはあまりに声が出てなく、不安になったが、リハで「拝啓〜」を聞いたらその不安は消えた
渡邉がMCでたなしんをひたすら弄りまくっていたが、何かきっかけさえあれば充分復活できると思う
 
セトリ
キャッチアンドリリース
空ばかり見ていた
言葉にならない
Darwin's Train
そして今宵は語り合おう
コピペ
未来へのスパイラル
 
・四星球[SOUND OF FOREST](15:45〜) 
ここからSOUND OF FORESTはカオス極まりない時間となる
その先頭となるのが四星球
 
ライオンキングのSEで登場かと北嶋が何故かSEを止めさせ、
 
「さっき、サウンドチェックしてたけど、まだ充分ではないと思う」
 
といきなり意味不明なことを言い出し、まさかのサウンドチェック状態(しかも後ろには「ただいま サウンド チェック中の立て札)
そのうえ、LAKE STAGEに移動しようとする客に対しては
 
「LAKE STAGEはここにありますから」
 
と下手に自作のLAKE STAGEを設置するカオスぶり
なお、まさやんとU太はふんどし
モリスに至っては劇団四季が身に付けてそうなお面を被っている
 
とこの時点で、爆笑に包まれているのだが、「鋼鉄の段ボーラーまさゆき」では本人であることをすぐに認知できるように、まさやんに看板を設置し、エアギターを弾かせるが、
 
「弾かない人にこうしますからね」
 
とガソリンを用意するため、こちらは何がなんでもせざるを得ない
更に後半では横移動しながらエアギターを行う混沌さ
その上でギターソロでは自作の動物が集まってくる
 
サビでステージに向かって「かっこいい‼」と叫ぶ、「言うてますけども」はキャッチーで覚えやすいが、ここでもコールアンドレスポンスに応じない客にガソリンをばらまこうとしたり、「クラーク博士と僕」を始めると見せ掛けて、「言うてますけども」に戻ってくるトラップを発動
笑いすぎて、ステージがまともに見えない(笑)
 
「新曲やります。最後に曲名を告げるフラワーカンパニーズ方式で」
 
と何やら新曲をやるかに見えるが、実際に行ったのは「楽屋泥棒始めました」
北嶋がステージから掃けると、MAN WITH A MISSIONの楽屋に突入し、MAN WITH A MISSIONの覆面(勿論本物ではない)を強奪(笑)
加えて、パンツまで狼仕様になっている細かい芸まで
これは親交があるからこそ出来た行為である
 
しかしここまでしてもサウンドチェックは終わる気配はなく、「妖怪泣き笑い」ではお客さんを座らせ、
 
「次はどちらでお会いしたいですか?(GRASS STAGEで‼という声、多数)それは予想してなかった。僕たちはライブハウスでお会いしたいと思っています」
 
とライブハウスで生き抜く覚悟を見せた上で、跳び跳ねさせると、
 
「最後に1曲出来そうです‼」
 
とようやくサウンドチェックが終わり、本番が始まったかと思いきや「時間がないときのRIVER」で本番は一瞬で終了
 
しかしながら、ここまでネタに徹するなんて尋常ではない
ここでは客席突入も客席に道具を投げることもできない
それでもこのライブ、コミックバンドの真髄を見た瞬間だった
 
彼らは今回が初見であったが、もう全てが強烈すぎて今思い出すだけでもニヤニヤしてしまう
当然、この日のベストアクト
 
セトリ
鋼鉄の段ボーラーまさゆき
言うてますけども
クラーク博士と僕
楽屋泥棒始めました
妖怪泣き笑い
時間がないときのRIVER
 
・indigo la End[LAKE STAGE](16:20〜) 
2年ぶりの出演となるインディゴ
以前はSOUND OF FORESTへの出演が中心であったがら今年はLAKE STAGEへ出演である
 
メンバーが既にスタンバイが完了している状況で最初に鳴らしたのは「瞳に映らない」
基本的にインディゴの曲は聞かせる曲が中心
なので観客は手拍子をしながらじっくり歌を聞き込むのだが、ここまでのLAKE STAGE大きく異なるのはほとんどのお客さんが座って見ているということ
確かにライブハウスよりもホールが向いているバンドではあるが、ここまで露骨にその傾向が出るのは珍しい
 
栄太郎が手数の多いドラムを刻んでいく「悲しくなる前に」というアッパーな曲を行うとここで「夜汽車は走る」を選んできたのは驚き
ワンマンでもそこまで演奏される曲ではないし、近年の傾向を踏まえれば「「ココロネ」や「想いきり」が妥当
にもかかわらず、この曲を持ってきたのはここひたちなかにまつわるエピソードがあるのか、それともアルバムをリリースしたことでモードが変化したのか
 
その新作こと「PULSATE」から先行配信されていた「ハルの言う通り」はやはり音源とライブで異なる印象
ライブで聞くとノイジーなギターが前のめりに出てくるが、アルバムで聞くとそれが良くも悪くも中和されてしまう
だからこうして大勢の人が集まるフェスでこの曲を行うのは大きな意味がある
音源と生は似て、非なるもの
 
「PULSATE」を先日リリースしたことを告知すると、ここでそのアルバムから「蒼糸」
「Crying End Roll」は初期と今日のインディゴが融合した最高傑作と言える作品であったが、「PULSATE」は「藍色ミュージック」の路線に近い、非常に難解なものに
それでもキャッチーに聞かせるのがインディゴのテクニックでもあり、この曲もその1つ
レコ発ツアーはこれまでで最もディープなものになるだろう

これまたなんでこのタイミングで?と思う「雫に恋して」でティスが美しいリフを鳴らし、えつ子とささみおからなるコーラス隊、絵音によるボーカルの掛け合いがロマンチックな「冬夜のマジック」を経て、最後は遂に夏の野外で聞けた「夏夜のマジック」

インディゴの曲は幸福な曲よりも喪失感ある曲が多いからフェスには向いているとは言いづらい
でも彼らの鳴らすアンサンブルは美しく、野外で聞くインディゴは格別だ
夏の野外に聞く「夏夜のマジック」なんて滅多にない
16:55分
LAKE STAGEは壮大な魔法にかかった

セトリ
瞳に映らない
悲しくなる前に
夜汽車は走る
ハルの言う通り
蒼糸
雫に恋して
冬夜のマジック
夏夜のマジック
 
・清水ミチコ[SOUND OF FOREST](16:55〜)
その直後に見るのが清水ミチコというのは、あまりのギャップである
それも前の出演者が四星球であるから、ステージ移動を行っていない方は、耐えられるのだろうか

移動してくると清水ミチコが得意の声マネを行っているところだが松居一代、高畑淳子という危険なネタをぶち込み、黒柳徹子に至っては、

「ジェネリック‼」

としか言ってないのに、この破壊力
更に金さん銀さんまで放り込むので、早くも腹筋が崩壊寸前

本人が「降臨メドレー」と称した「私のフォークメドレー」では、井上陽水の「少年時代(かなりふざけていた)」、中島みゆきの「糸」などを面白くカバーすることもあれば、尊重しつつ演奏
森山良子の「さとうきび畑」では、

「先日のコンサートでは森山良子さん本人がいらしているということで、自重しましたが、今日はいませんのでいつも通りやらせていただきます」

と話して、爆笑を招くなか、紅白で新たに仕入れたという美輪明宏の「ヨイトマケの唄」ではあまりに似すぎて、周囲が笑いまくることに(この時、後ろにいた方が「あの人(美輪さん)歌うの?」と話していたから、更に笑えてきた)

Spitz本人の前でも行ったという作曲法シリーズは最初イマイチであったが、ミスチル式作曲法になると、笑いのツボが分かっていき、笑いの輪も大きくなっていた

ラストはロッキンのために制作された「ロック・イン・ジャパン2018メドレー」だが、これが圧巻だった
以前ツアーにも招かれたクリープハイプの「お休み泣き声、さよなら歌姫」を皮切りに、ユーミンの「真夏の夜の夢」、ゴールデンボンバーの「女々しくて」と次々にカバー
そしてとどめは先程見たばかりの川谷絵音率いるゲスの極み乙女。の「ロマンスはありあまる」

もう完敗です
 
セトリ
口パクの歌
100年の私の声
私のフォークメドレー
作曲法シリーズ
ロック・イン・ジャパン2018メドレー
 
・Yap!!![BUZZ STAGE](17:35〜)
このフェスにはthe telephones、lovefilmとして幾度となく出演している石毛輝
今年はYap!!!としてこのフェスに参加

BUZZ STAGEに到着すると、既に「If I'm a Hero」で自身の世界へ染め上げているところ
「Too Young for Love」では石毛の真骨頂であるハイトーンボイスが炸裂し、自身の存在感を示す

すると「Well,whatever」からは9月にリリースされる新作からの曲を連打
これらの新曲、昨年の暮れに出ていたイベントでも既に披露されていた
この日もセットリストは半分が新曲
いくら再スタートを切ったからといって、このセトリが挑戦的すぎることは誰の目にも明らかだろう
でも全て良いのだ
どれもカッコいいと思えるほど
積極的にライブで演奏していった結果、曲が研ぎ澄まされたり、そして音源へ
今から音源で聞くのが楽しみである

ラストの「Dancing in midnight」まで無我夢中で踊らせたが、やはりlovefilm同様the telephonesの時のように、なかなかシーンに上手く浸透してない
それは石毛が

「良かったと思ったら回りの人に勧めてくれ」

と促すほど
今のシーンはシンプルな音楽を求めている
だから石毛の描く音楽は以前ほどシーンと相性が良くないのかもしれない
でも彼の才能をここで水没させるわけにはいかない
the telephonesに魅了されてきた人間としても、1人のミュージックラバーとしても
 
セトリ
If I'm a Hero
Too Young for Love
Well,whatever※新曲
Ahhh!!!※新曲
Story of a boring man※新曲
Dancing in midnight
 
・MAN WITH A MISSION[GRASS STAGE](18:00〜)
表記は18時になっているが実際に始まったのは18:05
そのため、5分押してマンウィズがスタート
ロッキンオンのフェスでヘッドライナーは初 

初日のトリである10-FEETは普段通りであるが、マンウィズはバンド側が持ち込んだのだろうか、これまで見てきたヘッドライナーの中でも特に凝った映像が流され、映像が終わると既にメンバーがスタンバイ

壮大なイントロから「Emotions」で始まるのはすぐに多くの方が気づいたが、最初から物凄い音
彼らを見るのはCDJ15/16以来
その間にも曲はチェックしていたものの、とてつもない進化
ONE OK ROCKに先駆けて世界進出をし、今や日本のみならず海外からも支持されるバンドになっているが、この音を聞けば世界でも通用するのも頷ける
そんな轟音

続けて最新アルバムにして最高傑作「Chasing The Horizon」から「Broken People」
マンウィズは初期からミクスチャーサウンドを色濃く出し、様々なジャンルとロックを融合させてきたが、これはその最新形
エレクトロとラウドを混ぜたロックチューンではあるが、こんなにも噛み合ったミクスチャーチューンは見たことがない
もはやマンウィズはくるりやDragon Ashのように新しい音楽を開拓する側に回っているのだ
モニターに映し出された人々を監視するような目は非常に不気味

炭酸飲料とのコラボで誕生した「Get off of My Way」で初期のファンを喜ばせると、ジャンケン・ジョニーが挨拶代わりのMC
ここで話すことは普段とあまり変わらないが、昔と比較すると滑舌が良くなっている
シーンに現れてから7年も経過すれば、流石に滑舌はよくなるか

「今日は最高のライブになる予感しかしない」

とジャンケンが発し、誰もが期待を高めるか、スペア・リブのスネアとハイハットから始まる「2045」はまさにスタジアムロック
アルバムを初めて聞いたとき、この曲にグッと引き込まれたが、生で聞くと威力は急上昇
レコ発ツアーのファイナルが甲子園球場で行われるが、そこでも絶大な力を発揮するだろう

高速ツービートの「Take What U Want」の最中、DJのサンタモニカはカメラにアピールし、「database」では会場一体でヘドバンを誘発させるなか、最新アルバムのリリース、更に甲子園ワンマンを実施することを告知した上で、最新作から「Winding Road」を披露

アニメ主題歌としても起用されていたが、ギミックを入れることなくBPMが早くない曲は珍しい
そのなかで、

「混乱の時代や 嘘と暴力の螺旋が どうか貴方の未来へと 陰落とさぬ様に」

は祈りと共に、今日の世界を偽りなく描写
嘘を真実と主張する今の世の中にはうんざりしている方は多い
そのような状況で綴られたこの歌詞
社会へのパンクス精神は健在であった

するとここでスペアリブとサンタモニカ以外はステージを掃け、この2人によるパフォーマンス
最初はスペアリブのドラムに合わせてサンタモニカが手拍子を促し、観客がそれに応じる流れであったが、徐々にドラムとDJが激突する流れへ
大体この手のやり取りはほとんどベースとドラムであるが、マンウィズは趣向を変えてドラムとDJ
こうしたやり方もあるとは
このパフォーマンスに観客が大きな拍手をすると、スペア・リブはカメラに向かって愛の印
アイドル担当なだけに、求められることにはしっかり熟知していた

入れ替わるようにステージに登場したジャンケン・ジョニーはアコギを持参
初のトリということもあって、特別なことをしたいという理由で持ってきたそうだが、このタイミングでまさかの東出真緒(BIGMAMA)が参加
それもこの為に来てくれたという

「皆さんみたいに被りたかった」

と設定をぶち壊しかねない発言をする天然ぶりは相変わらずだが(笑)(この時、狼のお面のようなものを着用、ただし演奏と同時に外す)

この2人体制で演奏されたのは「フォーカスライト」
曲中に登場する、

「あなたがくれた魔法」

とはマンウィズの場合、恐らくHi-STANDARDのこと
だが我々からすれば、このフレーズはこの日出演してくれた全てのアーティストに当てはまる
我々がここにいるのは音楽があるから
音楽がここへ導いてくれたのである
ジャンケン・ジョニーが「全ての音楽好きに捧ぐ‼」といったのも頷ける選曲だった

東出がステージを去るとステージ転換も兼ねてか、会場が暗転しバンドのこれまでを振り替えるドキュメンタリー映像が
これは持ち時間が90分あるからこそ為せる技であるが、ロッキンの歴史の中でドキュメンタリー映像が使用されたのは恐らく一度もない
自分がロッキンオンを読み始めたのは、2012年頃
その頃はまだマンウィズがシーンに本格的に進出する前で、まだ若手バンドという扱いだった
そこから今の地位にたどり着いたが、ここまでのVIP待遇はロッキンオンからマンウィズへの愛だろう
でなければこのような演出は行われない

メンバーが戻ってくるとBOOM BOOM SATELLITESの中野雅之がプロデュースした「Hey Now」から再開
フェスでは恒例のメドレーパートではリハで行われるイメージが強い「distance」から始まり、ポップ系統のパンクである「Dive」、そしてタオルを回しまくる「DANCE EVERYBODY」にスイッチ

覚醒を促す力強い「Take Me Under」で観客にエールを送った後は、

「きっといつか いつか何処か 辿り着くと信じて」

とバンドの信念を歌うような「Raise your flag」がラスト
すっかり暗くなっていたが、レーザー演出は使用されなかった

ヤキニクコールが起こるなかで、すぐに戻ってくると、そこまで時間が残ってないということでほとんど話さず「Seven Deadly Sins」へ
そしてラストは待ってましたと言わんばかりの「FLY AGAIN」
最後には火薬が発生する演出も行われ、スペア・リブによるお決まりのポーズと同時に花火打ち上げ
初の大役を見事全うした

セトリ
Emotions
Broken People
Get Off of My Way
2045
Take What U Want
database
Winding Road
フォーカスライト(弾き語り) w/ 東出真緒(BIGMAMA)
Hey Now
メドレー(distance〜Dive〜DANCE EVERYBODY)
Take Me Under
Raise your flag
(Encore)
Seven Deadly Sins
FLY AGAIN
 
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