教育現場にいた時、先生方は生徒をあまり見ていなかった。

先生は互いに別の先生を見て不満に思い社内の政治闘争に明け暮れていた。


そして物販の企業に身を置いてのこれまで、従業員はほとんどお客様を見ていない。

従業員は自分を見ており、経営陣は従業員や別の経営陣を見ている。

そういう私も従業員と上の経営陣を見ている。

お客様のことはほとんど見ていない。

 

そして新しい経営陣を迎えると同じく社内の政治闘争に明け暮れている。


私たちは見なければならない相手を見ずに違う者を見て仕事をしている。

いわゆる「明後日の方向」を見て仕事をしている。

 

 

売上を上げるには相手の役に立ちお客様の満足度を高めれば良いのだが、なぜそんな簡単なことが出来ないのかと言われるだろうが、これがなかなか難しい。

 

「相手が自分の思いどおりに動かない」

 

そこから怒りが生まれ、客を見ずに社内闘争に明け暮れる日々を過ごすようになる。

 

ボンクラほど無関心なため飲まれずにマイペースで仕事をしているが、真面目に努力し取り組む誠実な者ほどこのトラップ(罠)に嵌まる。

 

真面目で誠実で正義感の強い者ほど「許せない」と怒りを抱き徐々に変貌し社内闘争に明け暮れる日々を過ごすようになる。

 

そしてダークサイドに落ちる。

 

 

 

 

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