「相手から良く思われたい」

「自分は相手より勝っている」


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他と比較することでしか自分の存在を表せない

会社などでの地位、肩書、役職がその者の存在そのものとなる

だからそれらがなくなった時、自分に価値がないと考えてしまう


そのような人間の根底には「劣等感」があると言われます。

他との比較での「優越感」のみがその劣等感を癒やしてくれる。



「凄いですね!」

 

他者からのその言葉に劣等感を持つ者は満足しその怒りを鎮める。そして更に勘違いをし悪化する。


劣等感や優越感を持つことはどちらも地獄の入り口と言われますが、それは闇への入り口と言い換えることが出来るのかもしれません。



幼少期に愛されず集団からも拒絶された人間は劣等感を持ちやすいと言われますが、それは人によるかもしれません。

 

 

劣等感を強く持ち、他と比較することでしか自分の存在を表せず、組織での地位、肩書、役職がその者の存在そのものとなり常に他と比較しながら虚勢を張って生きる。

 

それらがなくなれば自分自身の価値もなくなってしまうと考え、下位の者を見下しながらもその相手の実力を恐れ保身に走ったり。

 

 

どのような組織であれそのような人が組織の上層部にいることは悲劇であり、それは時に組織全体を腐敗させてしまうことがあるように思います。

 

そのような人は謙虚さを持てず改心を促そうとすると逆恨みの念を向けてくることが多々あります。

 

最終的には本人のその怒りの原因が「己の心の奥底に潜む劣等感にある」ことに自分自身で気づき、認め、自発的改心によるものでしかその先の本人の成長はないのかもしれません。

 

決して他人事ではなく我が事として自身の内観を怠らないようにしていきたいと思います。

 

 

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