月給50万円と20万円のサラリーマンはどちらが金持ちでどちらが貧乏でしょうか。
月給50万円のサラリーマンだと厚生年金に健康保険、介護保険、そして所得税に住民税となど併せて13万円ほど差し引かれ手取り給与は37万円ほどになるのでしょうか。
今はそれだけ稼いでも手取りは少なくなり、都心での一戸建てや3LDK以上の規模マンションなど、住宅ローンを抱えて二人の子供をそれなりの学校に通わせるとなると世のお父さんのお小遣いは限りなくゼロになりますね。
更に月給20万円のサラリーマンだと手取りは16万円か17万円ほどになるわけですが、それで家族がいる場合はかなり厳しくなります。
しかし月給20万円のサラリーマンでも独身で実家通いであればすべて自分の手元に残るわけで、結局一番金持ちなのは独身で親元から仕事に通う方々ということになるのでしょうか。
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「可処分所得」という言葉があります。
可処分所得とは、収入のうち税金や社会保険料などを除いた所得で、更に自分で自由に使える手取り収入のことです。
50万円の月給でも家族ありで自由に使えるお金が月に5千円の人
20万円の月給でも独身で実家からの仕事通いで自由に使えるお金が月に17万円の人
そうなると、手持ち資産は別にして月額給与50万円の人より20万円の人の方がお金持ちということになります。
ですから手取り給与（収入）が高くても出ていくもの（支出）が多ければ貧乏であり、手取り給与（収入）が低くても出ていくもの（支出）が少なければ金持ちとなり。
要は収入に合わせて支出をコントロールできる状態を保つ必要があるということになります。
ですが、それを出来なくさせているのが住宅ローンなど金融機関等からの借金ということになり、いかに借金をせずに収入に応じて支出を極限まで抑えられるかということが、我が身を守る方法となるわけです。
今の半分の収入になってもやっていけるような支出で予め計算しておいたり。
しかし私たち人間は、なかなかそれが出来ません。
上手く行っている時を基準にして毎月の収支を設定し借金をしてしまったり。
月給50万円稼ぐサラリーマンが毎月15万円の住宅ローン35年返済で組んだ場合、勤める会社が倒産し転職後月給20万円になると到底家族を養ってはいけません。
その場合は家を売却すれば良いのですが、価値が下がりローン残金以下でしか家が売れず、未返済ローン残額を返済できるお金を確保できずやはり借金だけが残るということになります。
結局、借金をせずに自分の手持ちのお金と相談しながらやっていくしかないのですが。
ですが人間はそうはいきません。人間は身の丈以上のお金を他から借りてしまいます。
つまり人は「支出額を」借金の返済でその先何十年も「固定してしまう」という過ちをおかしてしまいます。
そういう私も多額の借金を抱えており、20歳の学生時代から家族を養ってきましたので給料を自分のために使うなどという感覚もないのですが、本当に色々と考えさせられます。
大学卒業までにかかる子供一人あたりの平均的な教育費（下宿費、住居費等は除く）は、全て国公立でも約800万円。 全て私立だと一人当たり約2,200万円に上ると言われています。二人だとその倍です。
家族を養い、子供たちを学校に通わせるというのは本当に大変なことです。
よく言われる人間関係の話で、
「そんな人間には近づくな」
「そんな人間からは離れなさい」
世の知識人と言われる方はそのようなことを言われますが、そんなことを職場でしていたら転職を繰り返して家族を養っていくことなんて出来ないですね。
お金に振り回されて愚かだとか、賢人と言われる方々はそのように言いますが、
そんなことは皆分かっていますから。
でも家族は守らなければなりませんし、子どもたちには教育を受けさせてやりたいと思うのが親心だと思います。
お金が全てではないとか、そんなことは当たり前で多くの人間が頭では分かっていますから。
健康な身体がなければお金どころではありませんし、国が侵略され住む場所を奪われればそれどころではないわけで。
しかしながらこの世界、お金が必要になる仕組みが様々なところで仕掛けられています。
何かかしようとするとお金、お金。。。
家庭を持たず独身で過ごす生き方と家庭を持ちながら過ごす生き方、人により様々でしょうが、そんな中、歯を食いしばりながら頑張ってる人もいるわけです。。。
残念ながら私たち人間はこの世界でお金の奴隷となり他人に使われることが多いわけですが。
出来ることなら収入と支出のバランスをコントロールし、そのバランスを間違えないように、お金に主導権を奪われないようにすることが出来ればよいのですが。
それには正しい会計知識と管理が必要ですし、欲もありますからなかなか頭では分かっても難しいですね。
借金をしたり
収入と支出のバランスを崩したり
そこから人間はお金の奴隷となり自由を奪われます
例えお金がなくても借金をせずにそして収支のバランスを間違えなければお金に支配されることは少ないように思います。
計算を怠らず、
見込みを見誤らず、
毎月の支出を固定せず支出は流動性を確保し、
何かあれば毎月の支出はいつでも減らせるように
家庭なら家計簿、
企業なら貸借対照表、
帳簿の管理を怠らず。
毎月の支出を借金の返済で固定してしまうとそれに合う資産がない場合、その時点でお金による奴隷となってしまいます。
金持ちと貧乏
稼ぎは多くても貧乏、稼ぎは少なくても金持ち、
例え稼ぎは少なくても収支のバランスを間違えなければお金持ちになれます。
別にお金持ちになりたいとは思いませんが、お金の奴隷になり人生を終えたくはないものですね。
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