信念とは「自分が目指すものについて確信しているその考えや思い」と言われます。

 

譲れないのは目指すものであって、他の意見も取り入れながら時に方向修正をすることはあっても目指すものは変わらない確固とした軸となる考えと意志が信念であると聞きます。

 

一方、我とはすべてにおいて自己中心的であり、他のことを考えず自分の思いを通そうとする気持ちが強く、そして自身が変わることを拒絶し変化を望まない傾向にあること、我はすべてにおいて自分中心の視点であること。

 

それが信念と我の違いと言われます。

 

信念そのものに対する個別の善悪の判断は難しいとして、混同して解釈されることのあるこの「信念と我の違い」ですが、「信念は上を見ており、我は自分だけを見ている」と言われます。

 

もしそうなら、信念が見ている「上」とは具体的に何でしょうか。

 

そしてその目指すものは正しいでしょうか。

 

またそれは何をもって正しいとし、何をもって誤りとするのでしょう。

 

私たち人間のその頑固さは目指すものを変えない「信念」なのか、それとも自己本位で変化を望まない「我」なのか。

 

 

それについて改めて考えてみたいです。