実は、私はもともと片付けが得意なタイプではありませんでした。
スピリチュアルを学ぶうちに少しは片付けられるようになった気がしていたのですが、
実際はタンスや押し入れの奥にモノを上手に隠していただけでした。![]()
ある日、父から「この本がすごくいいらしいよ!」と紹介された1冊がありました。
それが、近藤麻理恵さんの 『人生がときめく片づけの魔法』 でした。
部屋は一見スッキリしていましたが、「人生がときめく」という言葉に惹かれて読んでみたのです。
そして本の通りに実践してみたところ──驚きました。
「えっ、私ってこんなに服や本を持っていたの!?」![]()
数えてみたら服が200枚以上!!
見た目は片付いているのに、実際にはモノがたくさん隠れていたのです。
当時はスピリチュアルの学びに夢中で、本やクリスタル、セミナーテキスト、グッズなどがどんどん増えていました。
「よし!どこに何があるかすぐわかるスッキリしたお部屋にしよう!」と決意して、“ときめきお片付けまつり”を開催。
服も本もグッズも思いきって整理して、かなりの量を手放しました。

その後も、こんまりさんの新刊を読むたびに「ものが少ない暮らし」への憧れが強くなり、
「よし、ミニマリストみたいになろう!」と意気込みました。
でも、ある一定のところまでは減らせても、それ以上はどうしても減らせない。![]()
減らしても、誰かがプレゼントしてくれたりして、また増えてしまうのです。
結婚して二人暮らしになってからは、さらにモノが増えました。
夫は片付けにあまり興味がないタイプなので、ふつうに物が多い。![]()
そしてある日ふと思ったのです。
「もうミニマリストにならなくてもいいかも。きれいに片付いていれば、それでいいかな・・・
」と。
最近では、“ミニマリスト”と“マキシマリスト”の間をとった「ミディアリスト」というライフスタイルが注目されているそうです。
モノをたくさん持つ人をマキシマリスト、
モノが少ない人をミニマリストと呼び、
ミディアリストは「多すぎず、少なすぎず、ちょうどよい量を持つ人」。

人によって“ちょうどよい量”は違いますよね。
私も、ミニマリストのような暮らしに憧れはあるけれど、
家族がいれば現実的にはなかなか難しい。
それなら「自分たちにとってちょうどいい暮らし」を目指そうと、今はミディアリスト的な暮らし方を意識しています。
片付けをしていくうちに気づいたことがあります。
学んできたたくさんのヒーリングメソッド──
それらすべてを続けるのは難しい、ということ。
そこで、これまで学んできたヒーリングの中で、少しずつ手放していきました。
そして最終的に残ったのが、レイキ・タロット・ヒプノセラピー の3つ。
振り返ると、最後まで残ったものが、一番自分に合っていて、心がときめくものなのかもしれません。

以前のように夢中で取り組む時期を経て、今は“ほどほど”のペースで続けるのが心地よいと感じています。
やりすぎると苦しくなるから、何事も「ほどほど」が大切。
ヒーリングも、暮らしも、心も──
“ちょうどいい”バランスで生きることが、今の私には一番しっくりきています。![]()

