はいどうもこんばんわ。

僕は別に彼らの肩を持つ訳でも無いしそんな義理も無いのだが、パキスタンの人達は本当に親切だった。

僕と妻がパキスタンに渡航した事自体を彼らは手放しで歓迎してくれたし、経済的な面で言っても

「この仕事の無い時期に、よく来てくれました。心の深い所から御礼申し上げます。」

と、流暢な日本語でガイドさんに言われた。
僕はそういう意識が全く無かったから、少々戸惑いもあったんだけど・・・これがパキスタンの現実。本当に経済的に苦しい人達が多い。それでも悲観的じゃ無いのは救われるところだけどね。

んでカシミール地方と言えばいわゆる「カシミア」。
ショールやらストールね。

ガイドさんが連れて行ってくれた卸商はラワールピンディの外れにある小さな民家。
ここにパキスタン中の高級ホテル内ブティックやら高級衣料品店から買いに来る、って卸さん。経営者はカシミール人のおじいさん。

このおじいさん、ジャンムーカシミールのシュリーナガルで各種ストール&ショールを買い付けてラワールピンディに持って来ている。

これね、簡単に書いているけど一般のパキスタン人やインド人はこう言う事は不可能。おじいさんがカシミール人だから出来るのだ。第一結構危険だしねシュリーナガルって。昔はインドでも人気の避暑地だったんだけど。

このおじいさんにも「是非日本で商品を紹介して欲しい」って言われて帰ってきたのよ。


それが非常に高額だったらアレなんだけども、ぶっちゃけムチャクチャ安い。かなりな高級品でも。


だって一番安価な品物の素材がシルクでっせ?(笑)


んで、先日僕のショールを見てある方が「欲しい」となったのでパキスタンから写真を送ってもらった。



宝石の「神秘」!「作り」の極意!

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数千円から2万円までのパシュミナ。一番安価なマシン刺繍のパシュミナで何と¥2500ほど(笑)www。

大体日本だと上記¥2500位のが1諭吉程度で売られているかな~。

何が良いかってそこそこの質のパシュミナは非常に薄い癖に暖かい。無論大判だから男性ならば折りたたんでマフラー的に使えるし・・・・・


宝石の「神秘」!「作り」の極意!


↑僕が買ってきたモノw


んでまあ、これは大概の人が驚くが・・・



宝石の「神秘」!「作り」の極意!


100x200の様な大判でも、このように指輪に通る(笑)。
高級な生地ほど薄いからね。

そのうち弊社ウェブショップにも並べますが、現状はコッソリ卸価格で皆さんにご提供しようかと思っています。


ただし、向こうからの画像がメインなので詳細なディテールはなかなか伝わらんなwwwww。ま、気軽に買えるお値段なのでどうぞ。



追記


「フェアトレード」って言うとちょっと違うかとも思いますけど、これらは僕が仕入れるカシミール産の宝石と同じで現地に直接お金が届きます。


カシミール地方は主たる産業もほとんど有りません。わずかな土地しか持たない人々は果物等の極わずかな栽培しか出来ませんし、そもそも山岳地帯ですから農業には適さず家畜の放牧などがメイン。


しかも印パ戦争の最前線でしたから、ジャンムー側に居たイスラム教徒はアザド側に、アザドに居たヒンズー教徒はジャンムー側にそれぞれ逃げました。彼らには「国籍」が有りません。アザド側に居る人は、ひと月に僅か3000ルピーの自治政府からの補助で暮らしています。日本円で約3000円です。 


ジャンムー側の事情は僕は良く知りませんが、そもそもカシミール人にとってここら一帯はインドでもパキスタンでも無く


「カシミール」


なんです。何故国連が難民指定しないか?それは西側諸国の思惑だけ。しかもあれだけ酷い地震が2005年に有り、2008年には大洪水が有った。それにも関わらず、です。



無論僕の仕事にとって、将来有望な土地、って理由も有ります。

だけどその前に、現地から直接モノを買うことで、あちらの人たちにも色々と考えてもらい、状況を良くして行く一助にもなれば・・・それは良い事だと思いますし、第一宝石にしろ、このようなショールで有るとか、もっと言うと古(いにしえ)の世界の文化の中心地がこの辺り。


色々な温故知新が有りますし、日本人にとってもどこか「懐かしい」地なんですよね。実際行ってみれば。


色々な思いが有りますが、僕はそういうのをチョビッとでも日本に紹介したいです。