兵庫県知事選折田楓氏が絶望的に失敗した理由!! | Webライティング・SEO集客 ~スキルアップで稼げる個人になろう!~

兵庫県知事選折田楓氏が絶望的に失敗した理由!!

西宮市のPR会社『merchu』折田楓氏の投稿が大きな問題になっています。

折田氏は、兵庫県知事選挙で当選した斎藤知事のSNS運営全般を請け負ったとしその宣伝活動の詳細を投稿しました。
それが公職選挙法違反ではとの疑いが出ています。


この問題に対して、私はマッケッターであり集客コンサルの1人として語りたいと思います。


結論から言うと、SNS戦略の詳細の開示と自慢話は、マーケティング会社社長としてあり得ないし、それ以前に非常識。
新卒新入社員程度の認識しか感じられないと言ったら新入社員に失礼かというほど!

集客の仕事をしている会社として、不文律として踏まえておかなくてはならないのは次の3つです。


●絶対に自分の手柄にしてはいけない

戦略が成功して、それが仮に多分にマーケティング会社のおかげだったとしても、あくまで依頼会社の商品(人)が素晴らしいという姿勢でいるべきだし、そのように発信しなくてはなりません。
言うまでもないことでしょう。

それが折田氏は、当選は自分の戦略のおかげだったと言わんばかりの内容の投稿をしました。
今回の当選に関して、斎藤知事は前任時期に大きな実績を挙げているうえ、他に多くのボランティアや応援活動を行っていました。
なので、折田氏の功績は大きいとは全くいえないし、いわゆる「盛った」投稿をしていることから考えてもなおさら非常識。


●顧客第一主義

上記にも絡みますが、あくまで顧客を優先させなくてはなりません。
断りなく内部資料の開示や、顧客(ボランティアであっても)に関する負の情報を流すなどあり得ないこと。
ましてや公職選挙法違反と疑われる投稿をしたことは言語同断!

当然のことながら、斎藤知事に密接に絡む投稿をするのであれば斎藤知事に許可を得なくてはなりません。
聞いてさえいれば、ストップがかかっていたはず。
そのようなごく当然の確認さえ怠っていたということ。


●内部資料を流出させるのは厳禁

内部資料を開示するのは顧客の承諾を得ない限り厳禁です。
特に今回、有権者を農作物に例えて「育成」「収穫」などという言葉を使っています。
マーケティングでは分かりやすく表現するためにこのような言葉を使うのはよくあること。
しかしこれを有権者が聞いたらどう思うかを考えなくてはなりません。
そういったことに心が至らないというところが、「新卒レベル」と言えるでしょう。

今回の例ではありませんが顧客を「ターゲット」と呼んだり「生涯価値」などの言葉を使うのは普通です。
でも顧客にとって、自分がそう呼ばれるのを不快に思う人は多いでしょう。
なので、外部に向かってそのような言葉は使用しないようにします。資料も公開することはありません。



こういったことは、ある意味常識の範疇なので、よほど大手企業でない限りわざわざ契約時に確認することはありません。
マーケティング会社なら「言わなくても分かっているでしょ」のレベルのこと。

ただ今回、県の仕事を沢山請け負い、様々な委員を行っている人物がこのような問題を起こしたのは事実なので、今後はリスク回避のために、逐一確認しなくてはならない事項になるかもしれません。


今回の問題がマーケティング会社全般のイメージ低下につながったことは否めなく、大変残念です!