15年ほども前の自閉スペクトラムのA子ちゃんのことを書きます。

診断がでたのは大きくなってからです。

                      * * *

知的な遅れはなく、物語を作ったり絵を書くのが得意なA子ちゃん。

心の中はファンタジーでいっぱいラブラブ

 

しかし、気分の変化が激しく、いつも、一生懸命で必死で生きている感じ・・・

コミュニケーションが苦手で友達と仲良くできなくて、学校が辛そうです・・

 

レッスンでは間違っている音を指摘されたり、助言されるのが大の苦手。

「この音はミだよ~^^」と優しく指摘しても、体中がこわばり、涙涙・・

途端に、険悪なピリピリとした空気が流れます

踏んではいけない地雷があちらこちらにある感じです。

 

何にも言えない、1回弾いたら「いいよ~」でおしまい・・

途中でつっかえたりすると、また、体中がこわばり、涙涙・・

パニックの一種です。

 

A子ちゃんは学校でも、レッスンでも心の波がすぐに大荒れにたってしまうので、疲れやすいのです。。

 

発達障がいの特性を知らなかったころは、

「間違いを直すこともできないで何のためにレッスンに来てるんだろうか・・」

「たんなるワガママなんだろうか・・」

「レッスンにならないなあ・・」

 

とレッスンが重荷になっていました。

                * * *

しかし、A子ちゃんのレッスンから「待つ」ことを学びました。

 

間違っていても、言わない。

スラーにしてほしいな。スタカートにしてほしいな。

すぐには言わない。

「うん、いいよ~」褒めるところがなくても、一つ褒める。

 

(間違いをそのままにしておくことの、後ろめたさと忍耐!)

 

そして、心の状態が穏やかであれば、「ミにするともっと素敵!」と

指摘と悟られないように直す。

 

 暫くすると、「あっ、♯を忘れてたねえ」 と受け入れるようになりました。

 そして、スラーやスタカートにまで注意を向けられるようになりました。                   

 

「心のスモールステップ」を重ねることで成長と共にステップの段差が高くなっても、頑張れるようになってきました。

                

特性を知り、A子ちゃんの心に寄り添って心の中を、よーく見ることで、今日のレッスンのスモールステップは何なのか、又はステップは必要ないかなど、ほぼわかるようになってきました。

 

A子ちゃんは成人になった今でも、ピアノは癒しの時間、楽しみの時間になっているそうです。

 

(チハル記)

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