御訪問頂きまして有り難うございますお願い

 

滋賀解放同盟お弁当の猫きのこkairuです🐾

 

先日書いた現代恐怖サスペンスに相応しい小説を探していて、これはちょっと選ぶには不適切だなと思った小説がありました。

 

好きなサイコホラー映画ブラッド・ピットセブンがあります。

 

いかれたジョーン・ドゥと言うシリアルキラーカトリック七つの大罪の教えに従って、勝手に罰を与えていく話。

 

この映画、オチの意外性も展開の上手さも度肝を抜かれたよく出来た映画ですが、小児暴行と言う犯罪歴を持った男を怠惰の罪でベッドにくくりつけ、最低限の栄養を点滴で与えて、死なない程度に1年も監禁して生かし続けていると言う罰が途方もなく怖かった。

 

 

被害者は空腹のあまり、コリコリと自分の舌を食べながら、刺激が全く無い状態で廃人となっていたため、SWAT突入のショックで死んでしまう。

 

私の考える限りの一番残酷な拷問は永遠の刺激のない寝たきりだとこの罰を見て思ったものです。

 

いつ終わるとも知れない退屈の中苦痛は何倍も増幅し、その内、脳が暴走し始めて静かに発狂し始める。

 

そんなこれ以上はないだろうと思えるほどとんでもない最悪の拷問以上に、そう言えば昔見た映画でとんでもない状況に置かれる主人公の話があったのを思いだしたのです。

 

小説は読んだことがなく、映画だけ見て後悔し、出来れば二度と見たくもないし原作も読みたくもないと思ったほど残酷な話。


絶対ホラー映画に分類されない、なのに残酷で類をみない恐怖を与えるこの映画。

 

映画のタイトルはジョニーは戦場に行った

 

ジョーは、徴兵によって最愛の恋人カリーンに別れを告げて第一次世界大戦へと出征する。

 

しかし、異国の戦場で目(視覚)、鼻(嗅覚)、口(言葉)、耳(聴覚)を失い、運び込まれた病院で、壊疽して機能しない両腕、両脚も切断されてしまう。

 

首と頭をわずかにしか動かせないジョーは、今がいつで、どれだけ時間が経ち、自分はどこにいて、誰が近くに来ているのかを皮膚感覚で察知しようとする。一方、鎮静剤を定期的に投与され、彼の意識は現在と過去の間をさまよう。

 

ある日、心優しい看護婦が彼の世話をするようになり、窓を開けて太陽を入れて陽が当たるようにし、空気を入れ換えて話しかけているうちに、彼が意識を持っていることに気付く。

 

 

ジョーは首と頭を動かしてモールス信号で言葉を伝えることを思いつく。

 

看護婦はクリスマスの夜「MERRY CHRISTMAS」と指で綴って「殺してくれ」というジョニーのメッセージに応えようとしたが、上官や医者達に取り押さえられて引き離されてしまう。

 

 

この映画、本当にトラウマで一度、しかも40年くらい前に一度だけ見たので、正確には覚えていないですが、ラストは確かこんな風な言葉で終っていました。※私はどうも勝手に脳内で脚色し始めるので違っていたらごめんなさい。

 

また、夜が来て 朝が来て 冬が来て 春が来る

 

ずっと、彼の無音の世界の中で死が訪れるまで肉の塊のまま退屈と精神の崩壊が続くのです。

 

 

ジワジワと戦争ではない水面下での侵略を日本は隣国から受けているし、アメリカ軍イラン核施設を攻撃しイランは報復の構えで、いつ戦争が始まってもおかしくない今、この瞬間。※これを書いたのは2025年6月23日12時で今はどうやら回避されるようですが、余談を許さない状況なようです。

 

「戦争はいけない!」なんて当たり前の言葉を繰り返して安心するのではなく、どうすれば戦争をせずにこれからのこども達の未来を守っていけるか。

 

こんな残酷な運命を誰かに与えずに済むにはどうしたら良いか。

 

日本がおかれている状況を今一度鑑みて、具体的にそれを考えていかなければならないと思います。

 

 

今日のにゃんこ

 

娘っこのベッドで並んでねんねして

 

 

幸せそうなまんぷぅドキドキ