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お弁当の猫きのこのkairuです🐾
罠の戦争 視聴率
1回 9.3%
2回 9.4%
3回 8.3%
ジリピンなのがちょっと気になりますが、こんなに安心して見られる復讐劇も珍しい。
ドロドロを期待していた方々はやっぱり物足りないのでしょうか。
それにしても、初回からずっと感心して見ているのがこの人の演技。
本田博太郎演じる犬飼大臣。
「鷲津!」って言い方が、怖かったり、可愛らしかったり、情けなかったり。
たった一言でここまで上手く感情表現が出来る人って早々いない。
得体の知れない国会議員をよく演じていると思います。
で、それに一歩もひけを取らないのが勿論、草彅剛演じる鷲津。
「鷲津!」と自分の忠誠を確認する犬飼大臣に対して嘘を付く時は目が死んでる。
彫刻刀で切って開いた穴みたいな目。
ちょっと前に「倍返しだ!」の半沢直樹でГ顔芸」ってのが流行ったけど、派手な身振り手振りと大声で早口の台詞は人目をひいて、人の心を掴みやすい。
今回の罠の戦争はそれとは正反対。
とっても地味で、その分、高度な演技力が要求されるかと思いますが、静かな、たぎるマグマみたいな鷲津の怒りが伝わって来て、やっぱ、草彅剛って役者は上手いなあと思わせます。
前回で消えて行った、私にしたら王様のレストランで大食らいのシェフのイメージだった田口浩正演じる虻川も良い味出してました。
前のブログで展開が早くて、シドニィ・シェルダンみたいだと書いたけど、本当にそんな感じでどんどんとお話しが進んでいきます。
あれ?もう終っちゃった?って感じ。
ただひとつ、気になることがあるとしたら・・・
私は草彅剛の顔は全く好みじゃないにも関わらず、歴代彼の演じて来た主人公にはことごとく惚れて来ました。
任侠ヘルパーの彦一
僕と彼女と彼女の生きる道の徹朗
成田離婚の一朗
銭の戦争の富生
みんな、なんとも情けなく、闇雲に必死で生きている姿に好感を持ち、知らず知らずの内に
惚れてました
不完全だからこそ不思議な色気があるんです。
それが残念ながら今回は、惚れないんですよ
完全すぎて、なんとかしてあげたい感がない。
だから、色気がイマイチ。
私は昔から理路整然とした完全無欠のヒーローには全く心惹かれない。
例えば進撃の巨人ではリヴァイが背が160㎝と低いところが素敵だし
鬼滅の刃の伊之助なんて、どうにかしてあげたいとこだらけ。
それがなくて、鉄壁の復讐の建前があって、頭が良すぎる鷲津に果たして人としての魅力を感じられるのでしょうか。
話はすごく面白いのですが
って叫びたい登場人物が出てこないところが、ちょっとネックかと思います。
爪とぎまんぷぅ。



みんなみんな不完全なところがたまらなく愛おしい・・・