• 29 Dec
    • 今年1年を振り返り

       年末にこういうことを書くのはよくないかもしれないし、言葉遣いが汚いことも承知しているが、今年は本当に 糞みたいな一年だった。 3月の津波で複数の知人のご家族に不幸があり、亡くなった方が近親者にはいない場合でも家が流されたりで打ちのめされた。 4月に被災地のお手伝いにいき、ニュースではやたらに炊き出しのシーンばかり映しているのとは違う状況があることを思い知らされた。皆さん、前を向こうとしていらしたが、今でも気をしっかりとしていて欲しいと思う。 その後、別々のタイミングで母、父の順で逝ってしまった。(このブログにはその形跡は現れていないはずだ) 母は長く患っていたのでいつそうなってもおかしくない、と覚悟はあったが、父はいかにも元気そうで、亡くなる前日に私は実家に様子をみにいって普通に話もしている。脳の働きは相当に減退していたが、ルーチンであれば掃除とか買い物とか通院とかはこなしていたので、安心感があった。。。安心感があったがゆえにモニターが甘くなったのかもしれないと、後悔している。こうなるなら、あの時ああすればよかった、こうすればよかったとそれこそ負けた将棋を振り返るようなもの、うまくいかなかったゴルフのラウンドでたらればを連発するようなものなのだが、止まらない。寿命が尽きてから、それが知られるまでほぼ1日の時間が経過していたようで、それが何とも可哀想に思えてならない。 年初にきちんと玉川神社にお参りにいき、自転車通勤の途上にみかける祠には必ずお祈りをして、京都の寺社でも震災からの早期復旧と身内の人たちの健勝をお願いしたんだけどなぁ。 来年はいくらなんでも今年よりは悪くなることはないと信じたいけれど、どうだろうか。不安要素が多いことには変わりない。。。

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    • 今年のMost Impressive Move

       今年が渡辺竜王の一年だったことに異論のある人はあまりいないだろう。羽生二冠もさすがの存在感で2冠維持+2棋戦優勝を果たし、さらに順位戦は6戦全勝と格段のperformanceだが、名人と王座陥落のインパクトも大きい。やはり王座戦3連勝、竜王戦8連覇かつ圧勝の印象が鮮烈であった。 今年最も印象的な手はなんだろうな、と思い返してみたが、年初の王将戦からずしんとくる手が脳裏に出てこない。ようやく王座戦五番勝負に至り、それらしい手が出現した。1図の▲2四歩である。 この手については語り尽くされているが、自分なりに改めて書いてみると、・王手でぼろっと桂馬をとばせてよしとする大局観。桂馬は8四にいてこそ威力があるのですね。・棋聖戦五番勝負で先手を深浦九段が持ってさっぱりだった同一進行で、快勝。対羽生、対深浦(=ほぼほとんどの一流棋士)への優位を確立し、誰が天下人なのかを知らしめた。というわけで、読み、棋界秩序の両面で意味があったように思える。 これだけの指し手を次々と繰り出せる竜王が、では次はいつになるとタイトル戦に登場するのか?というと恐らく名人戦は困難であり、最速で棋聖戦か。棋聖戦もいつの間にか序列7位のタイトル戦に失墜しているが、それはさておき、ちょっと間があいてしまうのが、ちょっと残念だ。 

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  • 27 Dec
    • 棋王戦挑決:俊足の寄せ

       今日というかもう昨日か、に行われた棋王戦挑決は広瀬七段が俊足の寄せを爆発させ、郷田九段に快勝。年明けの第2局に挑戦権を賭けることになった。何となく郷田九段の流れの方がいいのかな、と思っていたので、ちょっと意外である。 戦形は超流行形のゴキゲン中飛車対超速の4六銀対4四銀の対抗形。私もこの週末に1図と似通った局面を指した。ここでは▲8六角を何はともあれ急ぎたい。4一金の移動に掣肘を与えることができるし、角を4二に引かせることも許さない。大きな手だと思うのだが、郷田九段にはその気配はなく、普通に穴熊に組んでいく。結局▲8六角と上がり8七に傷を抱えるより、最初から8六に上がり、この斜めラインを占拠する方が得だったのではないだろうか。 決戦状態に入り、上のように8七に空間が出来たのが気になり、後手持ちだった私だが、2図前後の手順で宗旨替えをすることにした。感想にも出ていたが2八歩を打ちながら桂馬を取れず△5七歩と垂らし、▲2八飛と歩を只取りされるのでは何をしているのか分からない。その上、銀が4四から4五へ、金が6二から5三へ移動させられるのは大損。付加価値の乏しい指し手の連続に郷田よしを確信したものである。 それが揺らいだのが3図の△2七歩。▲同飛としてもこの飛車の後手陣侵入が止まるわけではない。本譜はそこで△5六馬。5七歩との関連性が薄く、付加価値が乏しそうに思える。角二枚が強烈に睨んでいるが、2枚だけではどうにもならないだろう。しかし、そうだとすると△2七歩の意図は何か? やはり飛車の横利きを無効化することか。   そこまで想像して3図から何か超高速の寄せがあるのだろうと推論ができた。それにしても金がないと穴熊の補修が効かない、と想定して待っていると果たしてそういう展開だった。 この先の見え方、プロの中でも出色と思う。

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  • 26 Dec
    • べアリス立正大30キロ

       25日、クリスマスにもかかわらず家族をステゴザウルスにして熊谷の立正大まで出かけた。ベアリス立正大30キロという大会というか練習会に出場するためである。 この大会はいくつか特色がある。・前後に立正大の山西教授の講義が付いている。また事前の質問も可能で、私自身、教授からメールをいただいた。→講義では、アップダウン走の重要性を強調されていた。周回コースでアップダウンのあるところとなるとやはり皇居か。世田谷にはアップダウンコースが多いが、ボトルを持って走る気はあまりないのですよね~ ・参加賞はないが、立正大の学食でランチをいただける。→とてもよい。無駄な賞品をもらうより、暖かい食事の方が数倍嬉しい。・盲人ランナーを招待している。→3名いらっしゃったが、自分も頑張ろう!という気になる。・5キロを6周するコースで不整地が含まれている。アップダウンもあるし、トップランナーに周回遅れにされる時に彼らの走りっぷりを見ることができる。・ランナーは背中に目標ラップを掲示することになっている。同レベルのランナーをペースメーカーに仕立てることができるという触れ込みだ。ただ、ほぼ全員が控え目なラップを設定していたようである。私は踵が痛くて本音では4分45秒程度を目標にしていたが、最悪で5分半もありうるので「5:00」と書いた。 入りが4分50秒切りでちょっと速いが、回りのランナーも5:00のゼッケンを背負っている。どこも痛くない皆さんが「5:00」としつつ実際には「4:45」とはどうなんかな~と黒いアドレナリンが吹き出てくる。それでなくてもスタート地点で5:20と書いたランナーに足を踏まれて(しかも踵の痛い方)、気分が悪くなっているのである。 しかし噴出したアドレナリンの効果か、痛みは我慢できる範疇に収まっていた。 普通、同レベルのランナーが近くにいるのであれば集団を形成してお互いに楽賃に走ればいいと思うのだが、上級者でないとそういう計算までは働かないのか、各自バラバラである。それでもマークするランナーというのは都度都度見つけて利用させていただく。 4周目、5周目と青いウェアの男性が先行していたので追随。6周目の給水給食で突き放す。最近、補給が随分上手になったのだ。6周目はすり足のように走るランナーと競り合いになる。なんかすかした感じを受けて、負けるもんかと気合いが入るが、彼は27キロ地点でスパートをかけていった。ちょっと早いんじゃないかなぁ、まぁ、ここはもうちょっと我慢だ、29キロ手前の上り坂でこちらもスパートしようと決める。 案の定、彼のスパートは持続しなかった。風が強いのでなかなか大変なのだ。上り坂でパスし、前に前にと行く。最後の500mは中距離走のような感じで、立正大のチアガールのお嬢さん達が応援してくれる中をゴール。足の痛みも克服し、2時間23分、平均ラップ4:45で完走。 熊谷がとてつもなく遠い(帰りのバスと電車の接続が・・・)ことを除けばとても満足感の高い大会だった。

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  • 24 Dec
    • 24でbonkrasと指した・・・

       今日はイブだが家でまったりしている。24を指したりしている。 bonkrasが「待ち」状態だったので早差し2で挑戦してみた。火の速さで却下。なぜ? ノーマル早指しだと受けてもらえた。 戦形は横歩取り+新山崎流になった。こちらが指すと1秒で手が返ってくる。閉口。1秒というのは目分量ではなく、棋譜に残っている数字である。相手の考慮時間を使えないのだから、こちらは目一杯30秒の考慮時間を使わなければ・・・ ▲2五飛に前期名人戦第7局の△3四飛でなく前々期名人戦第2局と同じ△同飛の変化に入った。記憶が途切れているのを必死で思い出す。 ▲同桂△1五角▲2三歩は覚えていて△同金▲2四歩か。確か夏に自分の将棋でも指したことがあったな。この変化なら大丈夫かな、とちょっと表情が明るくなったところに、△同金では△3三銀と確か山崎-羽生の王座戦の手順がこれも1秒で返ってきた。 えー? もう覚えていないよ。確か1五の角を上手く移動させるのが鍵だったような記憶があるが・・・飛車を8五に打っていたっけ? 8二から打つよりは含みが多いから、そんなに悪手じゃないだろう。するとソフトはやはり1秒で△4四銀。うーん。どんどんうろ覚えになってくる。まぁ、△2二歩成は利かしておいて損はないだろう。 ここでソフトは26秒考えた。インプットした定跡から逸脱したのか? △同金の一手だし、普通の手だけにこの反応がよくわからないな。。。。 この後はあっという間に敗勢に追い込まれて、正直、将棋を指したというより記憶をめくっていた感触しか残っていない。次も機会があれば挑戦したいが、できれば矢倉か振飛車を指していただけないでしょうか。 

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  • 22 Dec
    • 佐藤九段、3勝目(A級順位戦)

       昨日の順位戦は佐藤九段の登場なので、気合いを入れて観戦した。ゴキゲン中飛車を採用した佐藤九段だが、1図の局面は何か平べったくてよろしくないように思える。 ▲3五歩は一直線に取り合ったとき△3三同角で銀に当たるので大丈夫とはいえ、傷には違いない。味を残したところで、丸山九段は▲5四歩で押さえ込みの態勢。このまま長引くと状況が悪化するばかりなので、佐藤九段は△6四銀と角の活性化を図る。▲同銀△同角▲5五銀△同角▲同角△5四飛が一本道で駒得でも歩切れ。角を支えるとしたら▲4六銀か▲6六銀か。先手は持ち堪えていそうで、やれるのでは? と思いきや、何故か千日手になった。 指し直し局は佐藤九段が気合いよく踏み込み、残り時間を気にすることなく考えて、優位確立。以後は1点差以上を常に維持して、3勝目を上げた。 これで丸山-久保戦もあることだし、降級争いは高橋、丸山、久保の3名で確定でしょう。3勝以上の人達は1勝を上積みし、高橋九段が1敗すれば残留が確定する。今年は将棋をゆったりと見ることができそうだ。

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    • 皇居外周の通行ルール協議

      http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20111222-OYT8T00355.htm 昨日のニュースにも取り上げられていた。いつの間に「検討委員会」が組織されたのだろうか? 問題点は皆知っている。しかし、解はない。「谷川真理さんはランナー指導者の立場から発言。「道路幅を広げてもらえれば一番ありがたいが、なかなか難しい。ランナー同士の配慮が必要」などと提案した。」→提案という表現はおかしいだろう。指摘した、というべきだろう。 私は今年の2月以降は夜の皇居ランはしていない。混んでいるのがいや、暗くて地面の凹凸が見えにくくねんざが怖い、家族と過ごす時間が減る、からである。最近知ったのだが、銀座のアシックス東京ではナイトランの曜日を水曜日から木曜日にシフトしたらしい。どうにも混んでいるからだという。 対して、朝ランは早起きの必要はあるものの、空いている、ぶっ飛ばしても誰の迷惑にもならない、路面がよく見える、家族との時間を圧迫しない、とメリットが遙かに大きい。 歩道への設備的なテコ入れをしない前提でなら、まず自転車通行の全面禁止だろう。立派な道路があるのだから、道路を走らせればいい。それからランナーの逆送禁止。ほぼ95%以上のランナーが反時計回りで走るのに、どういう理由で時計回りに執着するのか理解できない。これで相当に安全な環境にはなる。 あとは歩行者の快適さをどう守るかだが、結局問題になるのは週末の昼間とほぼ全日の夜でしょ。特に代官町から千鳥ヶ淵のところが狭いので危ない訳だけど、この区間の車道を潰したらダメなんですかね。あの区間は建物もないので、全車両を北側に迂回させても、回るのではないだろうか。全面的に潰せないなら、1/3をランナー用に潰して、1/6を自転車、残りの半分を車両専用の一方通行にしてはどうだろうか。

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  • 20 Dec
    • 北朝鮮

       正面から取り上げるには広範すぎるネタなので一言だけ。 泣き崩れる市民をみて、最初、身体を捩って笑っているのかと思ってしまった。すみません。 次に、韓国歴史ドラマで王族が死ぬと宮廷の人々が泣いているのとラップしてしまった。(泣き女?) 時代は変わっているようで変わっていないらしい。もう一度すみません。 

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    • 自陣が堅いからといって・・・(高橋九段)

       昨日、私はA級順位戦の三浦-高橋戦を不熱心に眺めていた。将棋は高橋九段が飛車交換を挑んだものの、上手くいかずにあっという間に敗勢に追い込まれていた。飛車交換後、こうすればという手がなかったわけではないが、それで優勢になるわけでもないようだ。 NHK杯戦でも阿部四段に対し、飛車角交換を挑んでその飛車の威力の前に一方的に敗退している。 べたな感想だが、いくら中原囲いが堅牢といっても、居飛車穴熊ではないのだから、大駒の交換を仕掛けて後手を引くのも構わない、というアプローチにはそもそも無理を感じる。この戦形は歩を使えるように工作をしておくことが大切で、ではどこでとなるとやはり後手なら7筋だろう。この将棋では飛車交換の前に7筋の突き捨てを入れることも考えられたが、それでもよくはならないのだが、筋通りやってもよくならない、互角にすらならないということは将棋のつくりがおかしいということなのではないだろうか。 これまでの2期でA級限定で好成績を上げてきた高橋九段だが、今期はこういう強引な将棋の作りが災いし、怒濤の5連敗。しかも対羽生戦、丸山戦、三浦戦といきなりボキッと折れる内容の悪さ。先行きがよろしくない。

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  • 14 Dec
    • 新東名マラソン、やり直し

      http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20111213-OYT1T01379.htm?from=main6 11/20の参加者については何らかの救済措置があるんだろうか。 事務局は同じく静岡東部陸協なのだろうか。 参加費はどうなったのか報告はでないのだろうか。 結局のところ、沿道の応援のないマラソン大会に出ても元気にならないので私はでませんが。。 そういえば、このマラソンについては静岡テレビが特番を予定していたのが、あまりの悪評に予定したシナリオで番組を組めなくなり、取りやめになったそうですね。

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    • 「失言」

       私の妻は失言問題で更迭された田中さんを知っているそうだ。もう20年以上も前のことだという。当時から彼は将来の防衛次官確実といわれていて、役人らしい慎重な物言いが特徴だったそうだ。その人となりと今回の失言内容があまりにもかけ離れている、というので、自分なりにフォローしてみた。「犯すとはいっていない/文脈を勝手に解釈された?」 いきなりやるとなると男女関係では乱暴になります、といっている。そうであれば、特に変な発言ではないと思う。「沖縄への配慮が足りない」 配慮をするべきだから、いきなりアセスをするのはよくない、といっているのに、どうして配慮が足りない、という見立てになるのか理解できない。「オフレコ」 オフレコといっても内容次第で記事にされるリスクは発言者は承知するべき。但し、今回の発言は記事にした琉球新報記者の暴走と思う。不適当と思うなら、その場で質疑をするべきで、抜け駆けに記事にしてばっさり、というのであれば誰もオフレコ取材には応じなくなる。 色々と気に入らないところがあるのだが、この種の件ではパターンが決まっていて、 「一部メディアの偏った書きぶり」→「内容吟味せずに同調する野党(福島瑞穂はともかく自民党すらこの中にいるのがうんざりだ)や一部与党政治家(前原さん、あなたは大向こう受けのする発言ばかりですね)、ネットにおけるノイジーマイノリティ」」→「架空の出来事に傷つく地元」→「真偽を確認せずにクビをとばして事を納めようとする当局」→「謝罪」である。 防衛省も田中氏に問題がないと思うのであれば、沖縄のためにも根性を据えて事実関係の確認を実施、経緯を発表するべきだった。 今にして思えば、米国務省のメア氏も同じような陥穽に落ちたのだろうか?  以前は新聞に書いてあることは相当な信頼感で読んでいたものだが、もう耐えて久しくなっている。※レベルが全然違うが、TVの街頭インタビュー。粗筋にのっかる応答だけを取り出して番組を作るのも程々にすれば? 私が受けたときは、レポーターの気にいるような答えをしなかったからか、当然のように不採用だったわ・・・友人は読売渡辺会長対清武氏の件でTV朝日のインタビューを受けたとき「清武氏も変と違いますか?」と語ったところ、やたらに食い下がられること10分。言いたいことと違うところだけ切り出されて放送されたそうだ。

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  • 12 Dec
    • 加藤女流王座(女流最高位)

       今の女流棋界では女流王座が最高位、という理解で良いのでしょうか。その最高位に奨励会1級の加藤さんが就いたというのでそれなりのニュースになっていますね。 この将棋も不思議な展開ではあった。・そもそもなぜ清水さんは十八番の右四間を使わないのだろう。千葉、中井、矢内といった人達にはこれでもか、これでもかと多用して高い勝率を上げていたのに。自分の過去を否定するような感じがする。・1図までの清水さんの左銀の動きが不思議。わざわざ飛車の横利きを遮断するために銀を繰り出したかのように思える。普通は2三に置いたまま、盤面左の安定を図るものではないのか?その後もわざわざ銀損を甘受したりと、首をひねらされる手順が続く。・加藤さんの▲6四銀もいかにも強引な感じがして、見た瞬間の感触は悪かった。すぐには取られないにしてもここまで前のめりになるものかな、というところで、普通の人ならもっと穏やかに進めるものだろう。折角銀得したのだし。・謎の▲4二歩。とにかく角の機能を弱めることが急務だから△4五銀打とでもするのかと思ったが、なぜか△2六飛寄~△3六歩。一瞬の安寧は得られるが、桂馬の頭に歩が伸びてくるのではないかと心配もされる。案の定、そうなった。それにしても▲4一銀を食うまでこの歩が残っていたのが不思議だ。 総じて、力の差を感じてしまった番勝負だった。対里見、対加藤以外には抜群の力の差を見せているだけに、なんとももののあわれを感じてしまう。  

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  • 11 Dec
    • フィギアスケートグランプリファイナル男子

       あの演技でNSBの171点超もらえるパトリック・チャンはどれだけ審判団の寵愛を受けているのだろうか、と思う。 去年も理屈のつかない加点の多い人ではあった。 フィギアの得点を額面通りにとって(あるいはそのフリをして)あれこれ論評する日本のメディアは、突っ込んで分析をしてみませんか。全くuselessな存在に成り下がっている。

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    • 詰んでいた? (NHK杯郷田-広瀬)

       今日のNHK杯戦は3回戦屈指の好取り組みということで、録画にせずきちんと見た。充実した内容で、・飛車交換を挑まれたのを隠忍自重した郷田の苦汁振り。・しかし現実に香車を先に拾えたのは大きかったか。鈴木八段は駒損でも角の差で後手よしという見解だったが、先手穴熊は健在なので実戦的には先手にも相当やる気がでそうな感じである。・最終盤で郷田九段が溜息をつきながらも、自玉を受けず後手玉に詰めろをかける。読み切りという感じはしなかったので、息を詰めて成り行きをみていたが、上部に手掛かりがないため詰将棋の名手の広瀬七段といえども及ばず、と思ったのだが。。。※ 鈴木八段が両対局者は詰将棋の名手です、といっているのを聞いて、「お! 郷田九段にも何かエピソードが??」と思ったのだが、特に具体的な紹介はなかった。修行時代に図巧を○日で解き切ったとかいうような話とかないですかね。 感想戦の最後の方で1図で△8九金としておけば詰むのでは、とさらっと郷田九段が指摘。「なんと? 今、何かすごいことを聞いたような?」 この金を取ると△6七角▲合駒△8八銀▲同玉△8七桂成で詰みそう。となると足がかりはできる。局中の鈴木八段の言いようを借りると「こういう捨て駒(本譜の△9九銀)は取るのが8割正解ですね」「取らないと手掛かりができて次から次から追いかけられます」なのに、取れない。 ▲7八玉の一手。△5六角か。▲6七銀だと△同角成▲同玉△7八銀で逃げると全て詰みみたい。▲同玉に△5八飛として角を抜きたくなるが抜いても後手玉は詰みなので、相変わらず詰ましにいくしかない。で、△8七桂成。▲同玉は尻飛車で詰むので、▲6七玉。△7七桂▲同玉で私の腕及び手持ちのソフトではお手上げになった。 実際はどうだったのだろう。郷田九段がいう以上、相当な根拠というか裏付けがありそうな気がする。

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  • 10 Dec
    • 飯島流横歩取り裏定跡の脅威(なんて)

       今日はここまで24で3局指した。2局が私の先手で横歩取りになった。▲3四飛と横歩を取った時、2回とも予感があった。果たして1図になる。 12月号から始まった飯島七段の横歩取り裏定跡が気がかりな居飛車党は多いのではないか。ここまで先手がまともに戦える変化が紹介されていないこともあり、特に大会出場時に出くわした時の対応をどうするのか先手を持つ可能性のある人は決めておかないといけない。私は飯島七段の手順に入り込む意欲は全くないので、2図で妥協することにしている。今日もそうした。 飯島七段の解説ではここで△2四飛を推奨しており、▲同飛△同角で後手が十分やれるとある。角を手放しているが、手番を維持しており、▲5八玉に△3三角と引いておけば角切りもあり、十分に機能している。ただ▲8三角の筋が気になる人もいるだろう。そういう人は△8三歩とでも謝るかもしれない。とても本筋とは思えないが、既に異筋に入り込んでいるのだし、あまり気にすることもないだろう。 しかし、私の対戦相手は二人とも、この変化の箇所をあまり消化していなかったのか、魅入られたように大悪手を指した。一人目は▲8三角が気になったようで△7二金。▲3五角を食って将棋は終わった。もう一人の方は△5二玉▲8三角に△4四角と飛車の動きを掣肘しようと試みたものの、おいしく▲同飛△同歩▲3四角で投了。 なかなか新しい手順を自分のものにするのは難しい。

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  • 06 Dec
    • 女流王座戦:着陸転倒

       先ほど棋譜を確認しました。 かなり粗い内容と見受けたので、図面を作成する意欲が湧いてこず、コメントだけ記しておきます。・右玉の割には防衛力がイマイチの清水陣。あっさりと前線突破を許す。金銀を押し上げるよりも飛車を下段に引きませんか?・バラバラの後手陣をみて、自玉が6八にいるにもかかわらず仕掛ける加藤さん。良い判断。・またも登場、奴隷受け(△1二金)・不思議に利いている3一銀。対して先手の▲3三銀~▲4二銀はいかにも力づく。5三角を取っても3一銀は飛車に守られて健在で手数の割には効果が薄そう。▲6七金右では成桂で3一銀を取ってしまい、△5七歩成▲同金△5六歩に▲3二竜と王手をして、△4二角打とさせてから▲3五銀でどう?と思ったが、おいしく△同角と取られてしまう。どうも難しい。・しかし、それでも逆転はしていないのでは? 後手の反撃が始まったが、飛車角不在の攻めなので、どうも軽い。形勢逆転を示唆する解説もあったが、そこまではいっていないだろう。玉を6八まで落ちてしまえば、後手は戦力不足で詰めろが続かないのが明らか。先手必勝と思う。・ところが、よもやの▲5五歩。わざわざ相手の金を前線に引き出してやる理屈などないのだが、瞬間的な棋力低下が発生したのだろうか。結構、長い時間戦っていた。タイトル戦のプレッシャーというものがあったのかなかったのかという点だが、加藤さん本人にすれば、本場所は奨励会という意識が強かったはずで、私はプレッシャーに潰されたわけではないと見ている。

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  • 03 Dec
    • 佐藤九段、王将戦七番勝負へ

       豊島5戦全勝、佐藤3勝1敗となった時点では、ほぼ豊島連続挑戦と見えたが(単純確率で1/16か)、そこからよもやの大逆転で佐藤九段、久しぶりの番勝負登場となった。まず、全勝のかかった対竜王戦で「昨日は終盤で勝ちを逃してもらっての勝ちでした。」(竜王ブログより)ということで逆転負け。それでも佐藤九段は羽生、広瀬、豊島に3連勝しなければならない。いかにも厳しい。 しかし先週金曜日の羽生戦を後手番にもかかわらず角換わり腰掛銀の激戦を制し、今週月曜日の対広瀬戦を絶妙の角の運用で快勝、そして昨日の豊島戦で私見では相当にひどい作戦負けから驚異的な挽回をみせ、制勝。棋王戦番勝負で2連敗の久保王将の前に立つところまで戻ってきた。何かすごいですね。以前であれば、この程度の活躍、といえば随分な書き方だけど、それ程珍しいものでもなかったのが、二冠を維持しながらもA級で6連敗して降格の危機に瀕した2008年、A級では挑戦争いに最後加わったものの二冠を失った2009年、タイトル戦でも順位戦でもみるべきところのなかった2010年とみようによっては退潮傾向を疑わせるものもあったところを、とにもかくにもここまで戻ったのだから。特に、以前と違い、若手がはっきりと力をつけており、環境は厳しくなっている。 さて、昨日の将棋だが、一手損角換わりの先手で豊島六段が急攻せずに3筋を押さえてゆっくりした展開にしたのがよかったようで、1図では大作戦勝ちになっていると思う。後手の陣形は金銀が分裂し、飛車も縦にしか使えず、しかもその縦方向にはみようによっては拠点にもみえるが飛車の利きを遮っているとも取れる歩が座ってらっしゃる。先手の両桂の跳躍も素晴らしく、後手陣には取り柄がない。勝てるとすると、盤面右側の金にアタックをかけてどうにか玉を討ち取るパターンしかないのだが、この右側は先手が完全に制圧していて、そうなる展開があるとは思えなかった。 その後2図になり、いつの間にか歩切れになっているのが先手には不吉なのだが、まだ勝ち味があるようにみえる。まぁ、普通は▲8三銀だろう。いかにも筋が悪いが、8四にこだわって何度も歩を垂らしたここまでの将棋の作りを尊重したい。ところが、本譜は▲8三歩成△同飛▲8四角。この手順の意味が分からない。△4六桂以下銀桂交換の上、後手の角が4六の急所に進出し、▲6六角と引いた3図と2図を比較していただければ、この間、どれほど先手が損をしたか明らかである。特に難しい変化でもないのに、なぜこのルートに豊島六段が入り込んだのか訳が分からない。 4六角は3七で馬に出世し、ありえないと思われていた5八金へのアタックが始まった。こうなると粘る腰が先手にはない。理解しがたい豊島六段の失速であった。 ただ、中盤での△2四角(一度目/私ならノータイムで△3四歩としそう)とか△6三銀とか実に佐藤九段は辛抱強く指している。勝因はこの辺なのだろう。 前も書いたけれど、番勝負は佐藤九段の奪取に6割とみます。

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  • 02 Dec
    • 竜王戦終了・・・

       恐らくは第5局で終わるだろうと思っていた竜王戦七番勝負。案の定の結果で、エントリーには「・・・」を100個くらい打ちたい気分だ。 本日2日目に入って早々、竜王の全面攻勢が始まった。しかもいきなり優勢になっている。1図を見ていただければ分かるが、飛車の横利きが6四まで届くことなど滅多にない。3三歩と4五歩のバランスが実に悪い。△2三歩が自然なのだが、▲6四飛で壊滅してしまう。飛車角交換後△9二飛くらいだろうが、▲4五桂が先手で入り、一段金の先手陣は飛車にはびくともしない。1九香に紐も付いている。よって△5四歩と角を殺すが、▲2三歩で先手の攻めは全く切れなくなった。△7三角と1日目に打ったのは局面を沈静化させ、緩やかな流れにするはずだったのに、実際の顛末はかくのごとし。 感想戦では触れられていないが、1日目の△4五歩がおかしいのではないかと思う。本譜の展開はtwitter解説でも出てきていた手順だが、おそらく本譜の十字飛車を見逃していたのではないか。 この時点では午前中にでも終わるのではないかとすら心配されたのだが、丸山九段がド根性をみせる。盤面左に行きたい玉だが先手玉にあやを付けられなくなるので、あやは付けるが、玉は右側に行くことも排除しない、という思想で戦い続ける。実に苦しく、楽しみのない展開である。天晴でもあるがゆえに序盤の将棋の作り方が悔やまれてならないように思われた。 しかし、どうも案外難しい将棋だったのかもしれない。全く手が付きそうもなかった先手玉から金が1枚奪われ、これに伴いもう1枚の金も玉そばから外れる。残った近衛兵ともいうべき8六銀にもついに後手の手が伸びてきたのが、2図である。 しかし、ここで△8三飛と逃げたためにすべてのあやが失せた。負けかもしれないが、△8六歩と斬り合うしかなかったはずだが、丸山九段の棋風やここまで忍従してきた経緯を踏まえると難しかったか。『「△8六歩なら、よくわかってなかったです。▲8二角成の形が瞬間的に甘いので」(渡辺明竜王)▲8二角成以下△8七歩成▲同玉△8六歩▲同玉(▲7八玉は△9五角)△8五歩▲同玉』といった手順が紹介されていたが、△8七歩成でなく△7七銀でも相当に先手玉に迫れそうだ。右側に逃げようにも5六歩が重いのである。あらゆる手順を読めなくても、ここで本譜のように△8三飛と指してしまうのでは期待勝率が限りなくゼロになることは分かりそうなものなのに。。。。 観戦して熱くなることのないまま番勝負が終わった、という感じだ。 来期あたり、1組からではなく、広瀬、豊島といったところが出てくればむしろ面白いかもしれない。※明日は、佐藤九段の王将戦挑戦を取り上げます。

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