• 28 Feb
    • マンネリ観戦記

       先週土曜日に掲載された王座戦(郷田-松尾)の観戦記第一譜。河口氏が観戦記者で、郷田九段について論評。 ・郷田九段は例の王座戦挑戦者決定戦での一手詰めさえなければ、その期の王座をはじめタイトルをもっと獲得していたのではないか。・あれ以来勝負弱くなってしまった。 この論調、以前も王座戦の観戦記で読んだことが少なくとも一度はある。同じネタを何度も使い回すのは老化のなせる業なのか。安易なのか。観戦記のデータベースの類があれば、どの記者がどのような書き回しをしていて、どれだけ同じネタや文体を重複利用しているか瞬時に判別できるのに。 郷田九段は天下人にはならなかったかもしれないが、その後も棋聖を獲得しているし、名人戦も2回挑戦しているわけで、文句なしに超一流棋士といって支障ないはず。たった一手のミスで棋士人生が狂うわけもなく、論旨としても妥当でないと思う。 以前みた映画で、記事に困った記者が自分自身が以前書いた記事の代用で間に合わせようとしたところ、編集者が検索にかけて一発でばれた、というシーンをみたことがある。新聞社側もまめにチェックしてはどうか。(私のような観戦記の読み方をしている読者が多いとは思えないので、放置されているのかもしれないが・・・)

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    • 東京マラソン関連ニュース

      (1)市民ランナー 日本人最高位になった川内選手。市民ランナーということで注目を集めているけど、知っている人は彼のことは注目していたわけで、やっぱり超実力派ですよね。変に祭り上げないで、彼の練習方法とか丁寧に取材してほしいものだ。(2)適正なスタート 東京マラソン関連でこの記事を読んだ。 人気アイドルグループAKB48の秋元才加(22)が27日、東京マラソンに出場し、初のフルマラソンを完走で締め括った。また、人気クリエイター広井王子氏とのお泊りデート報道により、けじめをつけて辞任したキャプテンにも復帰することが決まった。秋元はこの日の夜にブログを更新し「なんだか走る前より素直になれた自分がいます」と振り返ながら喜びのコメントを綴った。 初のフルマラソンは5時間50分6秒で完走した。→ 何で彼女がDブロックスタートなの?

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  • 27 Feb
    • 京大カンニング事件

       まったく腐り果てた話ではあるが、試験監督官は何をしていたのだろう? 私も国家試験(中小企業診断士)の試験監督をしたことがあるが、室内を静かにではあるがくまなく歩き回り、目を光らせたものだ。この資格試験の場合、受験生の中には必ず受験予備校の手先みたいな人がいて、適当な解答を記入後、最速時間で答案提出、問題持ち出しをするのである。これは模範解答を少しでも早く作成し、受験者にアピールしようという趣旨なのだが、その気になれば携帯に正解を一斉配信できなくもない。そのことを承知していたから、なおのこと監督姿勢はしっかりしたものになる。だいたい不正でもあった日には、試験監督の委託自体が診断協会に来なくなる可能性もあるわけだし。 大学入試の場合は、受託されないということはありえないとしても、不正があった場合の傷の重さは同様であり、監督はそれだけ真摯にならなければならないのはいうまでもない。そもそも携帯をいじくっている人がいて、どうして気がつかないなどということがあるだろう? 妻が高校時代、試験監督補助をしていた際、やはり受験者に挙動不審者がいて、注意していると隣の受験者の答案を盗み見ていたという。「えー」と思い、先生の方をみると、先生も気づいておられたということでそれ以上は何もしなかったそうだが、当然、不合格になっただろう。高校生にも分かるようなことなのに、なぜ大学の先生は見逃すのだろう。 カンニングというのはよほど監督者が粗忽者でなければ分かってしまうのではないか、とおもうのだが、今回は手口が水際立っていたのだろうか?

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    • ふかやシティハーフマラソン参加

       ふかやシティハーフマラソンに参加した。ネット1時間40分台、200位台で自己ベストは更新できた。*参加者2403人。天候晴れ、気温9度、湿度33%(主催者発表) このレースに参加したのは東京マラソン抽選に外れたからだが、評判に違わぬよい運営だった。駅での無料送迎バス、受付、トイレ等全くストレスなく、無料で提供されるバナナ+ヤクルト、参加賞の煮ボウトウも美味。ビッグタートルを更衣室に提供され、ゆっくり着替えができるし、ウォームアップには隣接する全面天然芝のグラウンドが確保されている。素晴らしいですね。 一点、不満をいえば、男性更衣室になぜか女性が大挙して入り込んでいることである。女性更衣室はこの種の部屋割りではお約束で奥の方にある。彼女達は男性更衣室が手前にあるので何となしに入ってしまうのか、仲間の男性と一緒にいたいから更衣室も共用にしてしまうのか? 逆のことを男性がしようとしたら痴漢扱いは必定。運営側も規制してほしいものだ。レース後、男性は女性の視線を気にしてしまい、着替えをしにくそうだった。(私は全く無視した。彼女達に不満を述べる資格はない) レースの方だが、ほぼイーブンペースで押し切った。ペースダウンは封じたが、ペースアップができるような感じもなかった。希望では1時間40分を切りたかったし、序盤のペースで15キロくらいまで通して、そこから246ハーフの時のような猛烈なスパートをかけられればと計算した時間帯もあったが、キロ数を重ねても4分40秒台/キロのペースを刻むのみ。段々と30分台突入の条件が厳しくなっていき、16キロ地点でほぼ無理だと見切った。ほんの数十秒の違いなのだが、どうしてもペースが上がらないのである。 コースは全くのフラットで246ハーフよりはタイムが出やすい。ただ風景にはメリハリがあるわけではなく、ちょっと飽きるかも。応援は農村地帯ということでそれほどの人出はないが、とても熱心でジーンと来る。20キロくらいのところでオジサンが声を枯らして声援して下さっていたが、マジで泣けそうになった。総じて満足度が高く、来年も東京マラソン落選の場合は参加するかも。①4:56:45・・・スタートのネットとグロスの差は30秒弱。事前にトイレに2回もいったのに、また尿意がなくもなく、やや不安。次回のレースでは念には念を入れよう。②4:52:45(9:48:90)③4:44:26(14:33:16)④4:52:75(19:25:91)・・・この辺で自分のペースマーカーになってくれそうな人の目星をつける。骨髄バンクの襷をしていた男性と、女性をエスコートする感じで走っていた男性の背中を見ながら走る。⑤4:46:13(24:12:04)・・・最初の給水。気温が上がり始める。風もほどほど。⑥4:44:88(28:56:92)⑦4:45:80(33:42:72)⑧4:49:38(38:32:10)⑨4:48:07(43:20:17)⑩4:49:79(48:09:96)中間地点・・・50:53:90・・・1時間40分を切るのはちょっときつそう。⑪4:44:59(52:54:55)⑫4:40:67(57:35:22)・・・マークしていた人達を置いていく。⑬4:44:95(1:02:20)⑭4:39:77(1:06:59)・・・着ぐるみの人達(ピエロとプーさん)に抜かれて唖然。⑮4:44:54(1:11:44)⑯4:45:53(1:16:30)・・・1時間30分台はほぼ無理。残り5キロを23分台でクリアできる脚の状況ではない。⑰4:45:98(1:21:15)・・・60歳台かもしかすると70歳代の方に抜かれる。さらに唖然。⑱4:42:88(1:25:58)⑲4:52:42(1:30:51)⑳4:42:87(1:35:34)・・・骨髄バンクの人にかわされるが、抜き返す。ゴール・・・5:03:03(1:40:37)・・・ゴール前でスパートして順位を上げた。*なぜか靴下がすれてしまい、水脹れになっていた。次回以降、検討が必要か。

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  • 26 Feb
    • 棋王戦1勝1敗

       棋王戦第2局はゴキゲン中飛車の超急戦。渡辺竜王が序盤から短消費時間で飛ばす。研究ずばりだったのか、持時間を1時間34分も余して快勝。 外出先から戻ってPCにアクセスするとちょうど1図の局面だった。しばらくコメント欄が無表記の時間が続き、解説陣も困惑しているのだろうか?という想像が働く。角を取っている間に寄せ型を築かれそうだが、竜王が快速ペースで指している以上、何らかの裏付けがあるのだろうなぁとも思える。 実際そうだったようで、先手は奪った角を3六に設置して6三直撃の構えをみせて敵銀を4五に後退させてから1四に転進→4一で金を奪取→6三に成り返りと大活躍した。 この形の将棋をあれこれいってもしかたない。 第3局はやはり石田流の最新形でしょうね。どうせなら7六飛に角交換→直ぐに△4五角と打つ手順をみたいものだ。

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  • 25 Feb
    • 指されなかった受けの決め手

       現在掲載中の竜王戦1組木村-郷田戦。1図で木村八段は予定通りに進めると6手で必敗になることを発見したとあり、そこでその日の指了図になっていた。 ▲4六歩ともたれておくのは角道が止まって論外だが、具体的な代替手となるとどうだろう? そもそも桂馬を助けるとすると十字飛車しかないだろが、4七に金がいるので、飛車の自由度がないなぁ。もう先手が悪いのではないか? 翌日の観戦記(高野六段が記者)によると、▲2四歩△4五銀右▲同銀△同銀▲2五飛(2図)に△3一桂で後手が必敗なのだそう。 それはそうだな、銀を回収しにいくと飛車が死にそうだものね(▲4五飛△3三桂以下)と納得しかける。というかそもそも垂れ歩が変でしょ。何でこんなに先手は前のめりになるんだろう? しかし、観戦記の論点はそういうことではなく、2図での△3一桂には▲2三歩成△同金▲2四歩に△1三金と1筋側によろける手が受けの決め手だった、ということにあった。こちらにかわすんですか! 普通に△3三金だと桂馬を跳ねられないので、飛車で4五銀を回収できるが、△1三金だと上述の手順が生きてくる。 ※ 実際は郷田九段は△1三金に気が付かずに別の手順に入った。 はぁ・・・全然考えることが違う。 というわけで、さすがA級、竜王戦1組の読みなのだが、このレベルの着手となるとさすがに実戦でボンボン出てくるわけではないというのもまた実際。ちょっと惜しいな、と思う。

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    • クライストチャーチの地震

       24歳の時にNZ南島を旅行した。当時はパッケージ旅行でこの島を行く人が大半だったようだが、私の移動パターンとは全くあわず旅行は推移していった。 クライストチャーチでは日本人には全く出会わず、クィーンズタウンで3人、ミルフォードサウンドでは0人、マウントクックのユースで3人(2人はワーキングホリディできていた女性だった。彼女達の長逗留振りが羨ましかった)だけだった。今では本当に多くの日本人の目的地になっているのだな、と感じた次第。 クライストチャーチの大聖堂では異教徒ながらミサに参列した。後ろの方で静かに1時間、聞いていただけだが、終了後、神父さんに親切に声をかけていただいたのを覚えている。あの大聖堂がひどいことになって、とても残念だ。 数年前のスマトラ沖地震でも、私が旅行でよい思い出を作った場所が被災して悲しかったが、今回もそれと同じ思いをすることになった。一人でも多くの方が助かっていてほしい。 さて、今回の地震への報道振りだが、私は否定的に感じている。どういう意図があって、行方不明者の方々の写真、住所を開示する必要があるのだろう? この方たちが何かの拍子で向こうでJSTV(とNZでいうのかどうかは私は不案内で知らないけど)を視聴して、日本の家族に連絡することがあるというのだろうか。また、行方不明者のご家族の様子を執拗に追いかけるのも相変わらずで、もう少し情のある接し方があってもいいのではないか。ご家族が憔悴し困惑している姿を垂れ流して、何かニュースの質が上がっているとも思えない。視聴者がみるにしても、やはり戸惑ってしまう、というのが正直なところではないだろうか。 救助の様子とか、現地の状況とかを伝えるほうが意味があるように感じている。 ついでにいうと、プロ野球のキャンプの風景など、所詮は練習なのだから付加価値なし、と言い切ってしまいたい。他の競技の練習風景をこんなに垂れ流すことなどないわけで、変だ。それより、マグレブ、湾岸に特派員をとばして、現地の状況を取材せよ。歴史が変わりつつあるかもしれないのに、人的リソースの配置が相当におかしいだろう。

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    • 10分散髪

       ここ3年ほどフルサービスの散髪店にいっていない。 元々私は顔剃りとか肩マッサージとかをたっぷりしてもらうのが好きで、日本に戻ってきたときはこういうところにいくこと自体がうれしかった。ロンドンの散髪店も悪くはなかったが、日本ほど包括的ではなかった。といっても、私がいった散髪点はピカディリーサーカスの地下鉄駅にくっついている日本人女性スタッフのいるお店とホテルリッツの近くにあった超ハイブロウなところしか知らないのだけど・・・後者はかなり無理して行っていたような気がする。しかし、ある時、レギュラーでいっているお店の年配女性理髪師が強烈な加齢臭の持ち主であることに気がついて、貯まっていたポイントも放擲してしまった。 それと前後してオフィスの近くに10分散髪チェーン店がオープンし、爾来、そこでさくっと髪を切るようになった。まとまった時間が取れなくても、とりあえず長くなった髪は短くなるので至便、恐らくはほとんどのユーザーと同じ理由だろう。 しかし・・・最近、気になって仕方がないのが、この種のお店の清潔さである。前のお客さんが終わると、スタッフはカバーを畳み、棚に入れる。はさみもしまう。しかし、次のお客にはその畳んだカバーを広げて被せるし、髭剃り、はさみが特に減菌、洗浄されているということもない。客が終わるごとに片付ける振りをするのはまさに振り、儀式でしかない。 というわけで、次回以降は若いスタッフのいるフルサービスのお店を探そうかと考慮中である。こんなことが気になるのは私だけなのだろうか。 

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  • 20 Feb
    • NHK杯戦、羽生-佐藤

       実に濃い将棋だった。さすがに今日はビデオで観るようなことはせず、ランニングからさくさくと帰って定時にTVの前に座ったのだが、その甲斐があったというものだ。 戦形は佐藤九段のゴキゲン中飛車。羽生名人の戦形選択は流行の超速ではなく、▲6六歩からの4枚居飛車穴熊。名人は超速で十分な実績を挙げているので、なぜ4枚穴熊指向だったのか、気になる。 ただ、穴熊党の私としては、4枚穴熊でうまい指し方を見せてもらえるなら、それはそれで大歓迎だったのだが、果たしてその願いはかなえられた。 佐藤九段が7筋襲撃の構えを取らなかったため、4枚穴熊が滞りなく完成。そこからどうするのかな、というところである。ここからの数手の含蓄が深い。まず5一飛。この手の意図が私にはさっぱり分からない。なぜ金を5一に動かさないのだろう? 飛車を下段に移動させてしまうと、金は飛車先を塞ぐ形でしか玉側に移動できないので、1秒も考えない類の手のはずである。名人は▲8六歩。▲8五歩とされると後手としても鬱陶し過ぎるので△8四歩。ここで突然▲1六歩△1四歩の突き合いが入り(先手はともかく後手が1筋を突く意味がこれまた分からない)、▲6六角。ここまで来ると後手の8、9筋がいかにも不安定である。遅ればせながらの△5二金に▲7五歩で戦機をつかむ。これで先手有利とまではいわないが、穴熊党からすればここまで局面がほぐれてくれれば、申し分ないだろう。  この後、突如、佐藤九段の手が伸び始めて、2図になる。▲9五歩には△同歩と応じてもよさそうに思えるのだが? 具体的に先手はどうやって手を作っていくのだろうか。この辺りはプロとヘボアマの力量の差が顕著なところだが、教えていただきたいものだ。本譜は飛車角交換になり、後手の4四角の利きが強烈で、後手が指しやすくなったように思う。であれば、どこか名人の指し回しに問題があったのかもしれないが、そうは思えないので、不思議だ。  3図で△7六歩と踏み込んだので、ものすごいことになった。ここは△同銀としてもまさか▲4二角が間に合うとは思えず、▲7六歩でも△6七桂で勝てそうなのだが、ダメですかね。  本譜は▲7四歩△7七歩成▲7三歩成と叩き合いになったのだが、そこでいったん△7三金と手を戻す佐藤九段。含みを残し、かつ後手玉が上に脱出した時、と金が守り駒にもなりそうで、いかにもプロらしい指し回しだが・・・    名人も▲7七桂と落ち着いてみると、どうも先手が得をしたようである。本譜のように△7八金と詰めろは来るのだが、この詰めろは先手の9八香が移動すると簡単に外れてしまうからである。そして9八香の移動は特に難事ではない。ここは△8八と▲同銀としてから△7三金としておく方が、8九桂が釘付けである分、よかったのではないかと思う。  5図の▲9六金が強烈な印象を「放っているのだが、ここは▲9七金でも勝てそうなので、この手が唯一の妙手で羽生名人に天秤が傾いたわけではないだろう。勝敗の分水嶺はもう少し手前、恐らくは先手が後手の角の利きを緩和したところにあったのではないか、と思うのだ。 とはいえ、本局は不動駒も4枚と少なく、全盤面を使った大熱戦。堪能した。 この後のトーナメントだが、左の山は糸谷進出の予想は変わらず。右はやはり名人で、羽生-糸谷で糸谷優勝だといろいろと示唆のある結果ということになるが、恐らくは名人はそんな甘いことはなく、平凡な結果になるだろう。

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  • 19 Feb
    • 王将戦:久保3-1

       昨日、今日で行われた王将戦第4局は久保王将が(恐らくは)快勝。防衛まであと1勝。二年連続二冠王まであと3勝。 今日の実況解説には相当違和感を抱く場面があったので、備忘のため記しておきたい。 1図の局面で、解説陣は△3五馬を予想していたらしい。玉頭に馬をこしらえればメリットが大きいので、制約がなければそうしたいのはやまやまではあるが、▲6五歩△同歩▲2六角でどうなのだろう? 馬が移動すれば6筋突破を止められないのでは?とヘボアマは考えてしまう。本譜のように△7四歩~△8四角成は凝った手順だが、こうするしかないのであれば、将棋のつくりが苦しい。 2図は馬を飛び出したところだが、ノーマルに△7四馬ではいけないのだろうか。解説陣は本譜の▲6六同飛を軽視して▲6七金を本線で考えていたようだ。これはこれで遊び駒を中央に移動させるので本筋のような感覚もあるのだが、飛車の前にわざわざ金を出すの?ということで、私は真っ先に読みから外しそう。変ですかね。飛車銀桂取りの感触がよすぎるので、マッハで6六同飛としそうだ。 その後の△6六同歩▲7二角△5三飛に▲6五桂も指がしなりそうだが、ここでも解説陣は▲8一角成と落ち着いた手を指向していたようだ。「こんなん、銀桂交換確定で7六銀が中央方面に移動できるんだから、ノータイムやろ」と言いそうだ。 3図までいくと谷川九段すら「逆転」という台詞がでていたようなのだが、どうなんだろう。本譜のように▲2三金としておけば、後手は最大で角金銀2香の大兵力を駒台に擁する可能性もあるが、1、2筋だけで先手玉を捕捉し切れるのか、あまり手ごたえがない。 この将棋は、久保王将が三間飛車の新局面から微差を広げて作戦勝ち→開戦→後手がやや無理な動き→有利拡大という流れだったように思える。豊島六段も見せ場はあったが、リードはできていないような。ここまで4局とも序盤で機先を制することができていないわけで、豊島君をもってしてもこうなってしまうのであれば、久保二冠恐るべしとしか表現のしようがない。

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  • 18 Feb
    • 1972年大相撲初場所

       今週号の週刊文春に「唯一のガチンコ場所」として紹介されていた。 この場所のことはよく覚えている。まだ小学生だった私は、大関清国のファンだった。大関という割には、出世街道にあった輪島や貴乃花にはほとんど勝てない、いまひとつ強さのみられない力士ではあったが、それはここでの本題ではない。 この場所は、上位陣が総崩れになり、北の富士、前の山、大麒麟が休場、その他の力士も連勝ができず、優勝ラインがどんどん下がっていった。13日目を終わって、4敗がトップで、このグループに清国、琴桜、栃東ともう一人だれだったかな?力士Aとしておこう、がいた。14日に清国-琴桜戦があり、私は熱狂的に清国を応援した。力相撲ではあったが、凱歌は琴桜にあがる。子どもながらも「やはりこうなるか」みたいな諦念に支配されたことを覚えている。 翌日の取組表をみてみると、しかしながら、清国にはまだ目があった。4敗の3人の内、琴桜と力士Aは合口の悪い相手と組み合わされ、清国は栃東との直接対決が残っていたのである。琴桜とAは予想通り敗北し(琴桜は三重の海に負けたような記憶があるが確認できない)、清国が栃東に勝てば、10勝5敗で8人による優勝決定戦になるというところまできた。 この成績では優勝しても威信もなにもあったものではなかっただろうが、それにしてもエキサイティングな展開ではないか。ましてや清国-栃東が千秋楽結びの一番というのも異常すぎる。普通に組めば、まぁ、清国のものだろう。優勝決定戦はトーナメントにするのかなぁ、と私は先の展開を読んで、わくわくしたのだが。。。 肝心の結びの一番は、栃東が立会い変化から出し投げであっさり清国を転がし、幕の内史上最低成績での優勝となった。真っ向からぶつかっての結果でないことに、激しく落胆した。 この場所の取組では初日から上位陣をガンガンぶつけたのだが、その結果、終盤戦まで好成績を維持できる力士がいなくなり、盛り上がりに欠けたと評されている、というのが今週の文春の見立てである。私は全く異なる印象を受けていたのだが、どうなのだろう? このような取組方法は繰り返されなかったともあるが、琴桜が横綱昇進後も割りと早い段階で琴桜-清国戦が組まれたのを少なくとも2回はあったはずで、「繰り返されなかった」ということはないはずだ。 また、この結びの一番自体が八百長であるとする記事(ポストだったか現代だったかは記憶がないがいずれかだろう)を読んだことがあり、「あれだけエキサイトした俺はいったい?」と情けなかった記憶もある。相撲はスキャンダルまみれになってはいるが、過去の八百長報道すべてが正しい、という証拠もなく、どうにも判断できないな、というのが正直なところだ。 八百長はおいておいて、今の年6場所はちょっと負担が大きすぎるのかな、とは思う。体重150キロクラスの大男が全力でぶつかり合うのを年間90日もやり続けるのは並大抵ではない。どこかしら怪我をするだろうから、ある程度は手抜きを考慮したくなるだろう。 完全ガチンコにするなら、場所数、日数をある程度は減らして、力士の体力温存ということも考えた方がいいのではないだろうか?

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    • 石田流対策

       先日、自分の将棋で1図の出だしが現れた。このブログでも何回か取り上げたことがある局面だが、私は島ノートの影響もあり、▲6八玉を採用することにしていた。久保二冠も将棋世界の講座で「▲6八玉があるので、先手が指しやすい」といった趣旨を記していたと記憶している。 この将棋でもそのようにしたのだが、2図まで進むとどうも息苦しい。7筋を防衛しにくいのである。相手の方に局後尋ねてみたが、彼も「本ではどう書いてあっても、自分は振飛車の方が指しやすいと思う」とのこと。 それはそうだろう。持ち時間の乏しいアマの将棋であれば、期待勝率が高いのは、局面の善い方というよりはむしろ方針の立てやすい方だろう。先手はしんどすぎる。 念のため過去の類似局面をみたが、とても振飛車戦とは思えない縦方向の将棋になっている。最近の将棋だと、竜王戦女流一斉対局の清水-伊藤戦だ。改めて実況サイトを並べてみると、思いもかけない記述があった。手順は戻るが、3図で▲6五馬と引く手があるということだ。「え? △2八角成▲同銀△3八飛があるのでは?」と驚いたが、改めて考えてみると▲同金△同飛成▲5八飛△2九竜▲4六歩で一応は持ち堪えている。先をよく考えてみれば、案外手段はあるものだなぁ、と感心したのだが、竜王戦の解説だと▲6五馬から先は△2八角成▲同銀△2六飛▲2七歩△2四飛▲7八銀と進むようだが、あまり好きな形ではない。 戻って、大分前の羽生-丸山の棋聖戦では4図のような局面はあった。△7三歩を惜しんで飛車をかわし、△5四歩で馬の生還を図る。この将棋は短手数で先手が勝つのだが、後手をもってもこのような方針ならまだ分かりやすい。結局、居飛車なら後手の方が飛車先を突いていない分、得になるのだ。 でも、私個人としては5手目は▲5六歩と穏やか思考にする方が合っているのではないかとも思っている。馬を作るのは好みでも、馬が安定しない▲6八玉型はどうも好かんのです。

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  • 17 Feb
    • ウォールストリート

       あのゲッこーがかえってきた! ということで、期待を込めて一番最初に見た映画。 時はリーマンショック後の混乱期。あの頃のことを思い出した。私自身は金融界の人間ではないが、その頃進めていた商談をいったん全て停止して、様子見モードに移行したものだ。同じような対応をとった人は多かったと思うが、この映画の登場人物は、風評を流して空売りを仕掛けるのは朝飯前で、欲深さが全然違う。実際の金融界もこんななのだろう、と思わせるものはありました。 で、映画の出来なんですが、ラブーフ演じる若き証券マンの詰めが甘すぎて、ゲッコーの相手にはならんよ、というのが直ぐに見切れてしまう。ブローリンが演じる金融界の大立者も雰囲気は出ているけれど、ゲッコーに風説を流されてあえなく沈没って、もう少し粘ってほしいものだ。ゲッコーにラブーフを騙して1億ドルを掠め取るところはよかったけれど、最後には家族の価値に目覚めたのか和解を申し出ているのは興ざめ。どうせならとことん金の亡者になればよかったのに。 金こそルール、数字を作ってこそ成功と割り切って話を展開すればよかったのではないかと思う。チャーリーシーンがさらっと出ていて、今では悠々自適という建付けでゲッコーと穏やかに話をしていたのが、笑える。(シーンご本人が全然落ち着いていないだけに) 5/10

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    • レッズ

       ウィルス、モーガン、ミレン、マルコビッチと名優を投入しても、製作思想に骨がないといつもの大量爆発、銃撃シーンのオンパレードにしかならないという、トホホな映画の見本。 元CIA工作員(ウィルス、モーガン)を狙う現在のCIA。身に降りかかる火の粉を払いつつ陰謀を暴いていく、といえば、まぁそれなりなんだけど、筋を書くのも馬鹿馬鹿しくなってきたので、それでよければ劇場に足を運んでください。 1日しか経ってないけれど、既に忘れかけている映画。 (4/10)

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    • 武士の家計簿

       評価の高いことは知っていたが、なるほど、と納得感があった。 抑制の効いた各出演者の演技には品格があり、映像もしっとりとして、胸にすっと入る。4文を紛失した息子が帳簿で帳尻あわせをすることを許さない父親(堺)。たまたま拾った4文を帳簿に反映することすら認めず、夜、拾った場所に捨てに行け、と容赦なくいう父親。 そろばん侍の矜持かくや、というシーンであるが、「あの~、簿記では帳尻あわせが許されていると思うんですけど~」と弱々しく呟く自分がいた。さすがにこの辺のしつけはむちゃくちゃだったようで、最後には反省していたが・・・ この辺は「ちょっと勘弁」だったが、他のシーンは美しいものばかり。御代を払って損はしないはずです。(9/10)

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  • 16 Feb
    • Morning Glory

      こっちの方がずっとよかった。 レイチェル・マクアダムズの脇をハリソン・フォード、ダイアン・キートンが固め、安心感がありあり。最初、ウルトラブスメイクのマクアダムズがどんどんきれいになっていくのもお約束だが、不快感はない。 未公開のようなので、ネタバレはほどほどにしておきます。 視聴率の上がらないモーニングショーのプロデューサー職にありついたマクアダムズ。仕事にものすごい熱心だが、そばにいられるといらいらすることは間違いない熱さでもある。恋人と二人で過ごしていても、仕事が脳裏を去ることはない。こんな調子では5年ももたないだろう、という予感も働く。 就任して初日のミーティングでプロデューサーとしての適性を示す場面もあるものの、視聴率回復への道は平坦ではない。そこでハリソン・フォード(役柄は経験豊かなキャスターだが、TV番組の娯楽指向についていけてない)を起用し、打開を試みる・・・ 番組編成がいかにも場当たり的なのだが、メディアの人達の仕事ぶりが緻密とは程遠いことを個人的に見聞することもないわけではなく、「あるかもね」と思ってしまう。お気楽にみることができる。気分転換によいでしょう。(8/10) 

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    • ベン・アフレックのThe Town

       興行成績がいいらしいし、先ほどネットでの評価をみても高いものが多いようだが、私は「他の映画を見ればよかった!」という思いしか出てこない。以下、思いっきり酷評であり、ネタバレです。 ボストンで銀行強盗団を率いるアフレック。幼馴染と人を傷つけずに手際のよい仕事ぶりをしている。後で考えてみると、あの面子のあの性格でそんなの無理だよ、という感想を持たざるを得ないのだが、まあそれはいい。ある銀行を襲撃した際、仲間が行員の言動に激昂して怪我をさせ、さらに若い女性支店長を人質にとったことから、歯車が狂う。彼女を解放したものの、近所に住んでいることが分かり、何か感づかれるのではないかと危惧して、アフレックが接近。お約束通り、恋愛感情を持ってしまう。 同一地域で襲撃を繰り返すものだから、FBIにも目をつけられる。この種の犯罪はじっくり仕込んで、間隔もあけて、というのが掟のはずだが、そういう常識はまったく通じず、連続で襲撃を決行。当局に一度は身柄を拘束されるものの証拠不十分で逮捕されずに済んでいる。さすがに自重しそうなものだが、よほどに彼らは馬鹿なんだろう、次に狙うのはレッドソックスの本拠、フェンウェイパークの売り上げである。 アフレックは抜け出したいのだが、彼女の命を脅す強盗団の圧力に負けて襲撃に参加してしまう。あのさ~、彼女とFBIに出頭して証人保護プログラムの適用を受ければいいじゃん? 本人も劇の中でそういう趣旨のことをいっていましたよね。こんなやばい山を踏んで、無事に済むはずないくらいのことがどうして計算できないの? 案の定、襲撃は失敗、仲間の3人は射殺される。アフレックは行きがけの駄賃で強盗団に仕事を回していた顔役2名を射殺している。FBIとの交戦の際も何人かを撃っているようでもある。アフレックは逃亡に際し、彼女の家庭菜園に現金を隠していた。彼女は地域のスケートリンク整備を願っていたので、それに役立ててほしい、というのである。で、リンクは整備され、彼は上手く逃げのびましたとさ。 ボストンの人々が愛する球団の売り上げを強盗した金をそのまま利用するの? 良心の呵責を感じないの? 資金洗浄もせずに、ただの一個人がリンク整備費を拠出して、税務当局の疑惑を呼ばんの? アフレックがなんだかんだと最後に御託を並べているけど、大量殺人して悟ったようなせりふを吐かないでよ。誰がこの間抜けなシナリオ書いたんだろう?とクレジットを確認するとアフレックだった。 カーチェースがいい、とか書いているブログもあったけれど、別段、珍しいものでもないし、何十年同じようなシーンを繰り返しているのだろう、発想の貧困さを指摘したいです。(1/10)

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    • 里見女流名人防衛

       今朝、シドニー空港のラウンジでネットアクセスして、並べることができた。 清水さんは左美濃。▲3六歩で先手玉のこびんが空いたのを機会と捉えて開戦したが、△3三銀引が入っていないので、それ程楽観できないのではないかと思っていた。特に先手玉が銀冠なので、玉頭戦に成った時の分が悪すぎる。解説陣は後手よしといっていたようで、コメント欄を読んで「えー」と思ったものである。   2図では、負けても△4六桂と思ったが、清水さんは玉の退路確保を優先させて△5三角。初見では「うーん。大人の手かもしれない。5三角が馬になれば、相当に後手の守備も強化されるかも」と一瞬は感心したのだが、「先手の馬がそのまま生き残ってしまうのはいいのか?」と思い直した。△4六桂が手抜かれることは考えにくく、清水さんに何か勘違いがあったのではないだろうか? 3図の△5八竜で勝敗が決まってしまったのだが、5三の逃げ道がない状況で飛車2枚を先手に持たせて無事と判断してしまったのが、また意外というか、実は意外ではないのか。3戦とも局勢をリードしながら、維持することができずに終盤でさし返される。中原名人時代や1990年代の羽生さんのタイトル戦でよく見られた現象であり、天下人が誰なのかを再確認させられた思いである。

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  • 11 Feb
    • しばしお休み

       海外出張のため、17日以降の更新になると思います。朝日杯、みたかったですが。。。

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    • 久保2勝1敗:多分、快勝なんだろうか

       王将戦第3局は久保王将の勝ち。封じ手の時点では活躍できるか危惧のあった端っこの馬が大活躍して、先手玉に止めを刺すまでの出世振りだった。 今日というかもう昨日か・・・仕事が本当に忙しく、会議の合間にちらと眺めるくらいしかできなかったのだが、その時の印象、実況の記載内容、局後の感想をいまさらだが確認していきたい。 1図は後手が歩を6六に打ったところである。以下▲同銀△5五銀▲同銀△3六歩と進む。実に分かりにくい手順であるが、控え室では予想していたとのこと。私自身は△3六歩だろうと思っていたのだが、改めて考えてみると4四で銀交換後▲3一馬と突入されると、飛車と金の形がよくなく、後手がよくない。久保王将は先手の持ち駒の銀と飛車の相打ちを既定路線にしていたのだろうか。こういう曲線的な手順の構築は私レベルでは参考にできるはずもない。 2図では先手に形勢が好転したといわれていたようだが、観戦していた私は後手優勢と思い込んでいた。この種の底歩が入った美濃囲いはちょっとやそっとでは落ちないから。ほぼ穴熊級の堅さである。 もっとも両対局者はこんな低次元の経験則ではなく、遥かな高みの読みを展開していたようだが、さっぱり分からないので、フォローするのもよしておく。私としては、たまたまなのだろうが、正しい(?)形勢判断をしていたことをもって、満足しておきたい。  3図の△5七歩が激痛。まさに一歩千金である。やむない▲同金に△3九馬の感触がよすぎて、私が後手なら陶酔死してしまいそうだ。自玉は万が一の頓死筋の気配すらなく、心置きなく攻めまくれる。私のレベルでは手をつなげていくのにそれなりに考えなくてはならないのだが、以下▲6六銀△6五桂▲5八金の変化の際、1)6六と7七で精算して、△6九銀と落とす筋はまぁ見えた。それよりも感想戦で久保王将がノータイムで示したという△7五銀! 実にきれいな手で、さすがというしかない。 私は流れだけを追っていて、どうにも玉形の薄い先手が苦しいと思ったのだが、1日目の段階では中央を割られた後手の方がどうかな、という認識だったわけで、どこがどうなって後手指しよしになったのか。うーむ、とうなるばかりである。

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