大雨-太陽と残暑も厳しいこの頃です

 

汐汲み蒔絵の中棗です

はじめ汐汲みですので春-夏の蒔絵と思っておりましたが

どうも、能の『松風』をテーマにした蒔絵のようですね

『松風』は秋のお話で

諸国を旅する僧が須磨の浦を訪れると磯辺の松に気づき、

土地の者にそのいわれを尋ねたところ、その松は松風、村雨というふたりの若い海人の

姉妹の旧跡で彼女らの墓標であると教えられます・・・

 

お棗に興味のある方は

弊社のホームページにて♪

朝・夕は少し秋めいて来ましたでしょうか

コロナに注意しつつ、気の重い毎日がつづきますが「日々是好日」

これも自然の事、良い事もあるでしょう、まずはしょうがないと、明るくすごしましょう

 

先日、面白い道具を手に入れました

こちら、ご存知でしょうか

「魚板」といいます。

開梛(かいぱん)、魚梆(ぎょほう)、魚鼓などとも呼ばれる道具です

禅寺で使われるもので、儀式・行事の始まりを知らせる鳴り物のひとつです

その名の通り、魚の形をしていますが、なぜ?魚?

それは、魚は目を閉じない事で不眠不休を表し「魚のように昼夜の別なく寝る間を惜しんで、日夜修行に励むように」
という修行僧への戒めとして、魚板を打つとのことです

 

口には「珠」をくわえています

この珠、実はあぶくで、「煩悩珠」といわれます

泡の様に湧いてくる人の煩悩を、魚板をたたくことで打ち消す意味の

あるお寺のお道具です

 

お寺ではさまざまな音がいたします。

音にも、一つ一つに意味のあるものなんですね

今年も暑い夏ですね

こんな季節にしておきたい事に「灰の世話」、「嶋台の箔・張り直し」がございます

【嶋台の(金/銀)箔・張り直し】

嶋台はお正月に使うお道具ですが、お使いになりますと金銀箔はハガレてきます

これは通常の茶碗の絵付けと違い、釉薬として焼付けていないからです

金銀は、箔を漆で箔押しているだけですので、茶筅を振る事ではがれて、茶の中に入り

飲んでいます。そこで毎年茶碗の地が見えてきます

 

さてこの「金/銀箔」は、夏頃までにに直しておくことをおすすめいたします

どうして夏頃までかと申しますと、お直しが正月に近いと

・漆の硬化が弱い

・漆の匂いがとれない

などがございます

できれば、お正月に使い終わり出来るだけ早い方が良いようです

箔張り直しが終わりました

綺麗ですね

こちらは春に箔張りに出して、半年硬化させております

来年のお正月がお楽しみですね♪

 

コロナの感染予防と、気ぜわしい毎日が続きますが

来春にはどうぞ落ち着きが戻ります様に