「われ思う、ゆえにわれあり」、17世紀にデカルトが近代哲学への道を開いてから今日に至るまで、西洋文化は思考(精神)と存在(身体)の領域について問い続けているが、研究がより進むにつれてこの概念はやや時代遅れになりつつあるようである。

アメリカの現代思想家として有名なケン・ウィルバーは「心のあらゆる結び目に、対応しているのが身体なのだ」と心身の統合を唱え、近年の調査では恋人や夫婦などパートナーから受けるボディタッチが身体的な痛みを和らげるという結果が出てきているという。

 

 

 

 

 

私がこの「痛みのシンクロニシティ」を体験したのは、13年前にソウル繋がりした方が転落死した時のケガの状態(痛み)を感じたものです。

不思議な痛みに最初は戸惑い、どうなってしまうかなどの不安よりも、ただ不思議な痛みでした。後に「霊障」だということを知りました。

現在も時々、左足の踝の辺りに痛みを感じるものです。

また、7年前に魂の片割れ同士が出逢うツインソウル(双子の魂)の繋がりもまた、不思議なソウル繫がりでした。

ツインソウル関係になると、不思議な現象やあまりにも偶然過ぎる一致などが頻繁に起きるようになります。

私たちもそうでした。私が左手の中指の爪を挟み、剥がすケガをしたとツイン相手に伝えたら、驚かれ何処の指と言われ、中指と応えるとツイン相手が数か月前に同じく、左手の中指の爪を挟み、剥がすケガをしていました。

 

 

 

たまたまの偶然の一致とは思えませんでした。

時々ですが、左手の中指の爪が何か痛むような感覚があります。既に7年以上経っているから完治しているはずなのに「鈍い痛み」を今でも感じます。

こうして、ソウル繫がりをするとケガの場所、状態も一緒とか、お酒を飲んで少し酔った感じも私に伝わる「シンクロニシティ現象」が起きるものです。

これらは「痛み分け、痛みさえも分かち合うような」感じなのだと思います。

この痛みのシンクロこそが「私を忘れないでのメッセージなのだと思います」。

最近も、肩こりが治らずに左の首の下あたりに痛みを感じます。常に筋トレなどしている私は肩こりをしたことがありません。確かに、コロナウイルス感染拡大で運動が出来ていないことも関係しているかも知れません。

他にも、不思議なほど毎日のように頭痛薬を飲んでいます。こんなことは、先月の頃から続いています。

「痛みのシンクロニシティ」だと思われます。ツインソウル相手との「統合」が近いと(前兆)から片頭痛などが起きたり、体調を崩す人もおられるようです。

きっと私たちも「統合」の段階、最終段階(レベル)に達して来たのだと思われます。

センスプロデュース研究所、葛西行彦

 

 

 

 

■“インターパーソナル・シンクロ”とは!

ボディサイコセラピーといえるこの研究は“インターパーソナル・シンクロ”とも呼ばれており、自分と密接に関係している人々との順応能力を高めるミラーニューロン(他の個体と自身が同調する、鏡のような反応をすること)の現象が生じるのではないかと注目されている。そして我々が親しいパートナーに触れられたり見つめ合ったりしている時には、軽いボディタッチでも抱えている何かしらの痛みを軽減させることが可能であるというのだ。

実際に行われた調査では22組のカップルを対象とし、彼らがどのように心と身体を潜在意識下でシンクロしていくのかを確認した。

すると心拍数と呼吸のリズムが互いに近づいていくにつれ、痛みを感じるシグナルが正常化していったのである。また親愛感情を持つ相手と共にいるだけで、健康状態全般に良い影響を及ぼすことができるのだという。

互いに高い同調性を持ち、深い感情移入を伴うカップルにおいては、触れることによりさらに痛みを和らげる効果が見られる結果となり、調査を担当した研究者は「触れることによって心肺機能が同調していく効果は 、自律神経系を通じ鎮痛剤として作用する可能性もあり得る」とコメントしている。

 

 

 

「抱擁(ハグ)はブーメランのようなもの」!

また調査を進めると、性別を問わず親しい人間関係にある人同士のスキンシップでも同様の効果が得られる可能性も出てきているようである。

家族にしろ、友人にしろ、その際には単に潜在意識をシンクロさせることを目的にするのではなく、個人間の関係性が強固でありつつ居心地の良いバランスを保っていることが重要となるようだ。

「抱擁(ハグ)はブーメランのようなもの。慈しむ気持ちがすぐにあなたに戻ってくる」(ビル・キーン:アメリカの国民的コミック作家)。

痛みの軽減効果も素晴らしいが、そもそも深い信頼と愛情に包まれて誰かに優しく触れられる機会がある人はそれだけで幸せに違いない。

(文=Maria Rosa.S)知的好奇心の扉「トカナ」より引用。