$五感プロデュース研究所、-1
実は日本は世界の約40%もの部品を担っている大国でもあります。中でも東北地方はこの部品メーカー、企業の工場や生産地なのです。
大手部品会社が、岩手県、宮城県、福島県、一部、山形県、栃木県、茨城県にも被害が及んでいます。
今回の東北関東大震災の地震に加え、津波や火災、さらには原発事故により多くの企業が大きな打撃を受けています。
これらの影響は、日本国内に限らず、世界的にも影響を与えています。現に、自動車部品が手配できず、米国のフォードやゼネラルモータースなどの向上でも生産がストップしている状態なのです。
自動車だけでない影響、特に東北地方は「電子部品」工場が集中しています。中でも「シリコンウェハー」という、チップの碁盤に用いられる。丸い碁盤は何と世界の60%のシェアがあり、これらを東北の2社の工場で生産を担っているのです。これらは痛手だけでなく、電子部品が供給できない。よって関わっている企業では、生産がストップしてしまう可能性が高いのです。
このように東北はアクセス、陸路、海路にしてもアクセスがよく、部品工場にかかせない、綺麗な空気と水が豊かな関係から、日本、世界の部品の40%の多くを担っているわけです。
今後、これら被災に見舞われた工場や営業所では、復旧に全力で取り組んでいるが、再開の目処が立っていない状態であり、余震の続く中、必死になって社員総出で、日本経済の復活と世界の経済にも影響する部品、私たちの身近な物は、すべてと言えるほど、日本の部品によって支えられています。
私は、私が出来ることから支援して行きます。
「消してはならない日本の部品、技術」!これらは一企業の問題ではなくなっています。人命救助が第一ですが、これら工場、生産地の復興、復旧にも日本政府は速急に取り組み、支援、援助して欲しいと願っている。
私も関わりのある。日産自動車においても、福島いわき市の生産ラインの一部が破損し、機能して居ない状態と、原発の事故処理で再開の目処が立たない状態です。西日本地区や海外での生産にシフトとは行かないのが現状です。
ぜひ、皆様には、これらを鑑み、今までにない「物を大切にするという考え方を見直して下さい」何時でも手軽にお金さえ払えば欲しい物が手に入った時とは違います。今度は貴重になるということです。ですから、購入したら大切に使い、無駄にしないで欲しいということです。これら今回の東北関東大震災は、私たちに沢山の教訓を教えてくれたのです。これらを生かさなければ成りません。私たちはこれら教訓をバネに、何時何処で起きるか分からない大災害に備える。警報する。想定外は通用しないということを学んだのです。
そして、再び起きるであろう!大災害に生かさなければ、今回の東北関東大震災で亡くなられた人達は報われません。
私は、これらから「命のネットワークプロジェクト」を立ち上げ、システム、センサなどの開発、研究に励み、協力企業、大学、日本政府からの支援、援助によって、復興の足がかりと復旧に関われたらと願っております。
今回の大震災で亡くなられた方々のご冥福を祈りながら、東北の復興を心よりお祈りしております。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、