来る8月15日は、1945年に太平洋戦争が終結して76年目の終戦の日である。

この76年間の中、私はこの日本国が昭和〜平成初期からより弱体化しているのでは、と常々思う。

周辺諸国の怒りを買うことを政府が恐れているあまり、強い姿勢を示すことが出来ないからだ。

以前より中国が「戦狼外交」という過激な手段で所謂西側を挑発する姿勢を繰り返しており、またその挑発姿勢の中にはもはや「放射能ヘイト」と呼ばざるを得ない内容も含まれている(肝心の中国は廃液垂れ流しや原発建設などやっているようだが・・・)

政府は大使を呼びつけて「外交報道官たる者がこのようなモラルで良いのか」と長々と説教をたれても良いような物だが、「遺憾の意を表明する」だの「外交ルートを通じて抗議をする」だのと言った内容にとどめている。

福島の放射能問題についても韓国から差別的な扱いを未だに受けているという状況も無視は出来ない。
東北地方(岩手県)出身の私にとっては悲しくなるような物だ。

 

これらの外交姿勢を見ると日本国は主権回復を完全に成してはいないと感じる。

「同盟国」であるアメリカに追従してばかりで、自分で動くという姿勢を作る事が出来ないし、そもそもしないのだ。

先月3日に行われた街宣でも「いつまでもアメリカの乳飲み子ではいられないぞ」と主張した通りで、アメリカに国防をほぼ依存して、対外姿勢をどう動かすかも、アメリカがどう動くかによって決める、このざまだ。

 

戦後76年。アジア解放を信じてその命を散らした英霊はこの現状を見てどう思うのだろうか。

(代表:髙田 輝)