いったん議員先生の地位を得ると、どうも人は脳が犯されるようだ。
その名は依存症。
悪いと分かっていても、ついてを染めてしまう。
謝罪をしても、時間が経てば、脳が甘い汁の記憶を元に、やがて同じ甘い汁を求めて、ふらりとしまう。
反省しても反省をしても、自分の意思では立ち直りにくく、再び同じ行為に手を染めてしまう。
依存症は大変怖いのである。
さらに問題は、自分自身がそうした依存症にかかっているという事に無自覚なのである。
自分の代で終われば良いのだが、この症状の厄介なことは、子供に継がせたいと思う事である。
子を思うからこそ、世襲にこだわる。
世の中のための大事な仕事だ。
一生を捧げる仕事はザラには無い。
子供の世襲を通じて、世の中に貢献する人生を送るのだ。
このような妄想まで発症してしまう依存症。
通常の医者でも治療するのは難しい。
ならば、専用の病棟を作り、そこで根本的に甘い汁を断つ日々を送り、脳の変形を変えて行くしかない。
それくらい、政治稼業の治療は大変なのである。
今まさに、この病が永田町を中心に広がろうとしている。
永田町を特定としたパンデミックでは無いかと思うほどである。
この病気の怖いのは、発熱が無い事だ。
本人は至って真面目なのである。
それほど、無意識、無自覚の病という事を知っておくべきである。
各地の選挙基盤の関連する人々も注意が必要である。
当時の”先生”は、もはや自分の懐具合、自分の直系の家族しか見え無い症状なのに、今だに”先生”と呼び、国を守り国民を守る正義の”先生”だと妄想し、それゆえに先祖代々支えていかなければならないと信じ込んでいるのである。
大変厄介な依存症に侵されている人たちである。