2005-09-16

126.24歳♀愛を語る

テーマ:彼女じゃない恋愛

「ちょっと!どうしたん?!」
約束の焼肉店で親友が出会い頭に驚いた声を出す。
「うん、切った」
本当は一番最初に彼に見せたかったショートヘアを親友に披露することになってしまった。
「もう秋になりかけとるけどな」
「最近?」
「うーん、1週間ちょい」
「ま、あんたはショートのが似合うよ。私も切ろうかな」
「あんたは今のままがえぇよ」
「で、どうやった?」
「さぁ?」
彼の答えは出ていない。
リアクションさえない。
考えてるなら考えてると言って欲しい、と願っても彼はそんな事はしない。
「考えてんじゃない?もう少し待つよ。まだ1日も経ってないし」


何だか湿っぽくなってしまって、親友はそんな空気を吹き飛ばす。
「あぁ、なんかパーっと騒ぎたい。男とか呼ぶ?」
「それはちょっと・・・」
私はドッと空気を湿らせる。
彼女もなんだかジメジメとしてきたらしく、肉が焼けるジュージューという音がやけに大きく聞こえた。
「なぁ、今の恋愛どう思う?」
親友は漠然と語り始める。
「どうって・・・」
「年齢なのか、それとも相手なのか、今までの恋愛と感じ方が違うんよね」
「例えば?」
「最後の恋愛」
「うちはどうかな・・・でも、解かる気する」
「結婚を匂わせてるわけじゃないけど、寧ろないと言い切れる程相手にその気はないけど、別れる気がせん」
「別れる別れるって騒いどいて?!」
「うーん、危機的状況には変わりないけど、そんな気がする」
「ふふっ、うん、解からんでもないよ」
「年・・・かな・・・?」
「なんかさ、今まで付き合ってきた男だって、それなりにこれが最後って想いでつきあってきたけど、どっかで別れが訪れて次の恋愛があるって思ってたよな」
「そう!」
「でも、今、次はない・・・」
「そう・・・」
「年・・・かな・・・?」
「かな?」
はぁっと二人深いため息をついた。
なのにどうして上手くいかない。
上手くいかないのに何故そんな風に思う。
不思議な感覚。
やはり、年齢からの焦りなのか。


24歳女盛りの二人が肉を挟んで唸る。
相変わらず肉の焼ける音は大きい。
「男ってなんで浮気するんやろう?」
親友はまた私に投げかける。
「それ、うちに聞くん?」
「そか、そういうのもあるか」
「そういうのって!浮気は浮気!」
「うちの人の相手が、せのりみたいなんやったら嫌やわ」
「何でよ!」
「純粋に好かれてたら女に怒れんやん」
「別に怒ればいいんじゃない。別れろって言われたら、お前の男に言えって思うけどさ」
「それもそうやけど。せのりは何で女がいても付き合っていけるん?」
「いや、付き合っていけんからこの状態なんやけど・・・」
「そか・・・」
「でも、もしも彼が引き止めてくれたら私は戻る」
「それは何で?」
「浮気する男の彼女でい続ける女と同じやと思うけど」
「・・・何で私、あんな男と結婚とか考えてんねやろ?」
私が答えなかったので、彼女も黙ってしまった。
黙った親友をみて、浮気相手が私だったら嫌だと言った理由が何となく解かった気がした。
腹を立てる女を黙らせる事が出来る・・・。
同時に私も彼女が親友みたいなら嫌だと思った。
上手く言えないけど、そう、純粋に彼を好きでいる。
私も考えた。
どうして私は彼じゃなきゃ駄目なんだろうか。
答えは出なかった。
ナンダカンダで私も大したことはない。
彼女が恐れるほどの存在でもない。
私もまた黙ってしまうだろう。


「よー、何してんの?」
暗ーい私たちの席に通りかかった男性に声をかけられる。
俯いた顔を上げると、中学の同級生だった。
もっと詳しく言えば、親友の彼氏の親友。
「暗いな!」
「あいつがアホやから!」
同級生に親友は毒つく。
「俺に言われても・・・」
「あいつは?!」
「知らん、仕事ちゃうか?」
「あっそ!!」
「なぁ、これからもう一人くるんやけど、カラオケ行かん?」
「どうする?」
親友はその答えを私に委ねてきた。
「お好きなように・・・」
私は乗り気じゃないと言う雰囲気をかもし出しそう言った。
「んじゃ、とりあえず肉食った後で電話する」
親友がとりあえず断りを入れ、また二人の暗い席に戻った。


それからは彼女の愚痴ワンマンショー。
一通り言い終わり、怒りの行き場を探してた。
「ごめん、さっきのカラオケOKしてもいい?」
そんな彼女に付き合うことにした。
一人にはしないで欲しかった。
鳴らない携帯が怖くて堪らない。
私はずっと携帯に怯えている。
親友の話、上の空で・・・。
何故、一人の男に拘るのかを考えながら・・・。



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2 ■> miumiu-0302さん

私は結婚と言うのが未だによくわかりません。
だから、自分でしたいものなのかどうか解からないので考えた事はないのだけれど、一生一緒にいたいと思える気持ちはそういう事なのかなと思ったりはしています。
そういう結婚に結びつくような恋愛に感じ始めるのはやっぱり年齢も関係してくるんでしょうかね?
不思議です。
「好きだから」一番最大級の理由ですよね。
でも、落ちた時・・・何故かその理由では納得いかない自分がいます。
好きって何!?
哲学者にでもなるつもりなのかしらね(笑)

1 ■こんばんは

先日は読者登録ありがとうございました☆
私も同じような年代なのでやっぱり
結婚の事とか少なからず考えてしまいます。。。友達とも年やなぁ、とかよく言ってますねぇ・・・。
メール待ってる時ってやけに問い合わせしてしまったり・・・。
ほんと、一人でいたくないって気持ちすごくわかります!
何で彼じゃないと・・・って思うけど理由は見つからないですよね。
ただ好きなだけですからね(;;)

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