124.愛をください | 彼女じゃない恋愛*愛した男には彼女がいた
2005-09-14

124.愛をください

テーマ:彼女じゃない恋愛

メールを打った後直ぐに彼からの返事が届いた。
ホッとした。
ギリギリ、いつも限界点に彼はいてくれる。
<言葉があやふやで何を伝えたいのか解からないよ。どうした?>
涙が溢れそうになって彼が近いことを感じる。
<電話してもいい?>
<ごめん、まだ仕事中>
<そう、なんでもない>
なんだろうこの感情、腹立たしさに似た悲しみのような。
<ちゃんと言えよ。素直にならんとあかんて言うたやろ?!最近のお前ちょっと昔みたいになってるぞ>
<そうかな?よく解からないよ>
<言うてみ!何や?>
そう彼に言われて私が悩んで打ち込んだ言葉は・・・。
<もっと、側にいて欲しい>


何故だろう。
私が送信したメールに彼からの返事はこなかった。
何故だろう・・・何故だろう・・・。
そう思うけれど、私は何故かなんて考えはせず、ゆっくり携帯を閉じ食べ物を探した。
涙は流れなかった。
何だか妙に心が軽い。
不思議だ、吹き抜ける。


あれから何日くらい経ったのだろうか。
3日、4日、もっと短かったかもしれないし、もっと長かったかもしれない。
<おはよう、いってきます>
朝、彼のメールが届いて久しぶりだなって感じた。
そして、私はゆっくり返信ボタンを押し、深く息を吸い込み返信文を打ち込んだ。
目を閉じ、ぐっと力を込めて私は送信した。
<おはよう。もう、メールはしません。返事がこないメールはもう嫌なんです。あなたは沢山メールをくれるけど、私と話をしてくれたこと何度あったでしょう・・・。ずっと話の続きを待っていました。だけど、あなたがくれるメールは私じゃなくてもよかったよね。今、私、必要とされてないよね。私、もっとあなたと話がしたかった。メールが欲しいわけじゃない、話がしたかったんです。お願い、私を振ってください。私はあなたに振られないとまた同じ道を歩んでしまいます。辛いです。お願い、振ってください>
目を閉じたまま、涙がドッと溢れた。


お盆前からずっと寂しかった。
私たちは殆ど会話をしていない。
メールのない日もあったけれど、殆ど毎日交わされるメールは一方通行だった。
理解はしている。
仕事が忙しいということ。
だけど、何日待たされてもいい、返事が欲しかった。
そして、私も返事をしていたかった。


あの頃を思い出す。
昔を思い出す。


私が好きな彼は過去にいた。
彼が私にくれた一番新しい言葉を思い出せない。
彼が私にくれた一番新しい笑顔を思い出せない。
私の目に映る彼は、色褪せた4年も前の彼の顔。


後悔していた。
本当は引き止めて欲しいと願っている。
だけど、彼に私を引き止めるメリットなんて何もない。
愛が欲しいと思う。
「守りたいという想いが、友情なのか愛情なのか解からない」
そう言う彼の想いが愛情ならばと私は願うのだ。
彼と話がしたい。
吐き出せずに心に溜めた想いを伝えたい。


愛が欲しくて愛を探した。
愛がどんな形をしているかなんて解からないけど探し回っていたら、彼にサヨナラをしていた。
辛くて、苦しくて、逃げたくなった。
だけど、そうしたらもっと辛くて苦しいと知った。


探し求めて私は携帯を手にする。
どんな愛でもいい。
今朝、繋がった親友との電話は救いだった。
温かかった。
話を聞いてください。



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