92.大切なもの | 彼女じゃない恋愛*愛した男には彼女がいた
2005-08-03

92.大切なもの

テーマ:彼女じゃない恋愛

<週末、会える?>

彼からメールが来た。
そう言えば、私は彼に会えないと言ったままだった。

<うん、何時くらいにくるの?>
私は、躊躇いもなくそう答えた。
ずっと会いたい気持ち大きくなって抑え切れなくなってた。
<まだ、解からん。それから日曜はソフトです>
<日曜は遊べへんってこと?>
<ごめん>


ソフト・・・。
再会した日も、ソフトだった。
あの日は、彼がこっちに帰ってくる都合に合わせて会った。
でも、今回は違う。
会おうって話の流れでこの日に決まったのだ。
なのに、またソフト。
ソフトは、もしかしたら私と会う約束をする前から決まっていたのかもしれない。
私は、「ついで」なのかもしれない・・・。


<怒ったん?>
しばらく返事をしなかった所為なのか、怒ると解かっていたのか、彼は私を伺ってきた。
<別に>
私はそう返事した。
怒ってますと言っているようなものだ。
なぜ、私は素直に怒っていると言えないのか。
少し前までは、もっと素直に彼に話せていた。
何が私にブレーキをかけるのだろう。
<ごめんね、限りある時間の中で沢山の事をしなくちゃ。大切なものばかりなんだ。勿論せのりも大切。でも、ごめん>


私は何故か、許せなかった。
彼女でもそんな事するの?そう思った。
もし、私の住む街が彼の地元でなかったらきっと、ソフトの予定なんて入らなかった。
許せなかったのは彼じゃないかもしれない。
ソフトが許せない。
平日にやれよ!とか下らない愚痴を呟いた。
大切なら、仕事終わりにだってできるでしょって人事のように言ってみた。
心の中で。
彼には言えなかった。
これに関しては、完全なる私のワガママだから。
というよりも、意味が解からない。
妬く相手がソフトって・・・。


だけど、こういうことなんだ。
私の為だけに会いに来て欲しい。
私の大切な彼との時間がなくなっちゃう。


私にも大切なものもう一つあったなら、こんな想いせずにいられるのだろうか。


大切なもの・・・。
私には少なすぎる。
守るべきものが少なすぎる。


誰かと比べて、自分が下らなすぎる。

でも本当は沢山大切のものもっているのだ。

何故、私は沢山の大切なもの犠牲にしてしまうんだろうか。

たった一人の男の為に・・・。

否、私は大切なものに優先順位をつけてしまったんだ。


読みかけの本のブックカバーが外れている。

これって、いつから外れていたんだろう。

携帯が指紋の跡だらけだ。

そういえば、3日前の英会話の復習やったっけな・・・。

限りある時間の中で・・・時間・・・足りない。



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