62.別れの平行線 | 彼女じゃない恋愛*愛した男には彼女がいた
2005-06-28

62.別れの平行線

テーマ:彼女じゃない恋愛

従姉弟宅から夜遅くなったが家に戻り、直ぐに彼氏と連絡を取った。

何も考えてはいない。

だから、今日別れられる自信はなかった。

が、自分の意志は固いし、自分の気持ちだけは伝えられると思った。


「別れて欲しい」

「気持ちは変わらんってこと?」

「そう」

「俺の悪いところなら直すよ。女はいない、それは信じて」

「私ね、あなたとはセックスしたくないの」

「それだけ嫌いってこと?」

「恋愛はセックスじゃないってこと」

「それはそうやけど・・・」

「あなたが告白してきた日、あなたは無理やりやろうとした。私は、付き合うのならそれもありだと思ったけど、やっぱり違うと思う」

「あれは、本当にごめん」

「私、濡れないのは体質じゃないから!」

「・・・・・」

「あなたとセックスしたくないの」

「ごめん」

「私はあなたを彼氏だとも男だとも思えない。あなたが怖いの」

「ごめん」

男は泣き出してしまった。

「だけど、セックスなしの恋愛もありえないと思う。矛盾してるけど」

「うん」

「あなたからセックスを取ったら何も残らない」

「俺はセックスなしでもいい、せのりを失いたくない」

「私はあなたを必要としてない、初めからそのつもりでOKした」

「好きな奴でもいるの?」

「いたとしてもあなたには関係ないでしょ?それともそう言えば納得してくれる?」

「いいや」

「だったら聞かないで」

「じゃぁ、俺の事はどう思ってるの?」

「好きかってこと?」

「そう」

「好きではない」

「好きにはなってもらえないの?」

「それは解からない。だけど、あなたに恐怖を感じてるのは確か」

「納得いかない・・・」

「そうね・・・心開かずにずっと接してきて急に本音を言われてもだね」

「・・・・・」

「実際ずっと好きな男はいる。だけど、その人にも恋愛感情を押し殺して苦しかった」

「どういう意味・・・?」

「セックスはしたくない。だったら友達でもいいんじゃないの?って言う迷い」

「俺とその男はどう違うの?」

「唯一、恐怖の感じない男」

「それって男と思ってないんじゃないの、逆に」

「恋は人それぞれでしょ?」

「俺でもいいじゃん」

「私は自分が嫌い。そんな私を好きになってもらえても嬉しくない」

「・・・・・」

「彼といる自分は好きなの。らしくない私を彼は好きだって言ってくれる」

「俺にも見せてよ」

「見せて好きになられたわけじゃない」

「じゃぁ、見ていく」

「私が何でセックスにそんなに怯えてるのかとか考えたりする?」

「なんで?」

「考える気はないのね・・・。あなたには言いたくない。そこが好きになれない所だよ」

「俺、別れないから」

「それはどういう意味」

「別れない」

「私に別の彼氏ができてもその積もりでいるってこと?」

「そんな事はさせない」

「だったらあなたが納得いくまで話すけど、別れたいと私が思ってる事だけは忘れないで」

「変えてみせるよ」

「・・・・あなたが別れないつもりでいるなら、私は別れたつもりでいるから」

「また連絡するよ」

「別れ話なら受けます。あなたと話していても何ひとつ出てこなかったもの。話し合いにならない」

「別れたくないから」

「だったら、まず受け止めてよ。別れたいと思う私を受け入れて。私は別れたくないと言ったあなたを受け入れて話しているのに、その答えが『別れない』じゃ・・・話す気もなくなる」

「解かった。考えるからもう一度話してね」


男との話し合いは平行線を辿った。

こうなることは解かっていた。

付き合っている間、男は一度だって私を見てくれなかったから。

そんな私も一度もこの男の事を見たことはない。

セックスの毎日だった。

さぁ、ここからどうしようか・・・。

彼に言われたとおり、私は気持ちを伝えた。

決着・・・どうすればつくのだろうか。


<昨日からお前の事ばかり考えてる気がする>

彼からのメールも今は何だか辛い。



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