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こんにちは、ちえママです。
去年
恩田睦著「蜜蜂と遠雷」は
全編
どの場面も面白くて、大感動した。
直木賞と本屋大賞のW受賞も納得。
同じ作家の
「蛇行する川のほとり」も読む。
裏表紙
「蛇行する川のほとり」 内容
憧れの存在・香澄と芳野から 夏休みに 演劇部の絵を書き上げるために合宿に誘われた鞠子。浮き立つ彼女を襲うのは 遠い夏に封印された恐ろしい秘密だったーーーーーー。
過去の殺人事件の真相に迫るミステリーが織り交ぜられて、少女たちの儚い青春が、ノスタルジックな中に展開されていきます。
夏の終わりとともに迎える無垢で無邪気な少女時代の終わり。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
ひとつの話をしよう。
目を閉じれば、今もあの風景が目に浮かぶ。
ゆるやかに蛇行する川のほとりに、いつもあのブランコは揺れていた。
私たちはいつもあそこにいた。
ひとつの昔話をしよう。
もはや忘れられた話、過去の色褪せた物語。
平凡で退屈なある夏の話。
私たちの愛情について、私たちの罪について、私たちの死について。
ひとつの寓話を聞かせよう。
今はもういない、あの蛇行する川のほとりでの少女たちの日々。
誰も知らないある物語を、
今、あなただけに。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
毬子の目線で語られる第一章『ハルジョオン』。
芳野の目線で語られる第二章『ケンタウロス』。
真魚子の目線で語られる第三章『サラバンド』。
そして謎が明らかになる最終章『hushaby』は、この物語の真の主人公である香澄が毬子だけに語った秘密の寝物語である。
友人に本の内容を問われて、
川が流れていて森を進んでいくと、突然真っ白な音楽堂が出てきてね。
と言ったら、
川が流れていて森を進んでいくと、普通は神社かお寺が出てくるだろう。
と言われて
はぁそりゃそうだ！さすが歴史好き男子は視点が違うなぁ
と大笑いしました。
ファンタジーだからこそ、音楽堂で良 い の。
少女時代を忘れていない人にお勧めです。
ピアノバーせんのつぼ
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