地方選挙を制するためのミニ講座

勝負の世界には、後悔も情けも同情もない。あるのは結果、それしかない。 (村山聖/将棋棋士)


テーマ:

洗面器くらいの容器に、コロッケほどの大きさのカメが数匹いたとします。

そのうち一匹のカメが、容器から出ようと一生懸命手足を伸ばし、

まずは爪を容器のふちに掛けようと頑張っています。

何度も何度も仰向けに転んでしまうけど、決してあきらめる様子はありません。



さて、そんなカメの行動を見て私の友人であるA君が

「いや、出られるわけないのに、ご苦労なことだなぁ…」と言いました。

しかしカメ飼育歴8年、しかも12匹をわが子のようにかわいがっている、

自称「くさがめパパ」の私には、

このカメの挑戦が無意味ではないことがわかっています。



よく動物の行動には無駄がないと言いますが、カメの場合は「特に」が付くと思います。

結果から言ってしまえば、このカメはいつか必ず脱出に成功します。

それこそ四六時中、出よう出ようと動いていれば、

他のカメを踏み台にできるチャンスが巡ってきたり、

限界まで伸ばした右後脚端と左前脚端を結んだ線が、底辺に対しに垂直になる刹那に

爪が容器のふちを捉えるという奇跡が起こるわけです。



ちなみに洗面器をもっと深い漬けもの桶なんかに変えると、

カメは出ようという行動を起こしません。

つまりカメが挑戦を始めるということは「勝算あり」と目論んでいるわけなのです。

そして一旦始めたことに関しては、成功するまで絶対にあきらめません。

また、飼いならされたカメは「ここから出して」とおねだり・交渉することを覚えます。

よくやるのは甲羅を容器にぶつけて音を出す行為です。

爪で容器の壁をひっかく行動にも、

「よじ登ろう」としている時と、「音を出そう」と意図している時があります。

根性で一念を貫くこともあれば、交渉力という知恵で一念を貫くこともある。

一緒に暮らしていると、日々、カメから学ぶことがあるものです。



さあ今回は、そんなカメの行動を手本に…と、話が向きそうですが、

そうではなく「カメを観察する目」について考えてみたいと思います。



先ほど、カメが一生懸命頑張っている姿を見て友人のA君は、

「いや、出られるわけないのに、ご苦労なことだなぁ…」と言ったと書きました。

そのA君に、カメのことは何でも知っているくさがめパパである私が、

「このカメは脱出に成功するよ。カメは始めた挑戦を絶対にあきらめないから…」

と、諭すように話します。

そのときは「へぇ~」と感心するだけの素振りだったA君ですが、

次の機会に脱出を試みるカメの姿を見たときには、

「フタしておかなくてだいじょうぶか?」

なんてことを言いだします。 (ここまで実際にあった話…)



つまり、私の一言によってカメに対する見方がガラリと変わってしまったわけです。

「ハハハ、無邪気だなぁ。」から「ムムム、要注意。」となった。




地元の信用金庫に勤めているA君が、ある日朝から電車で上京することになりました。

奥さんが運転する車で駅に近づくと、

市議選に出ると思しき同年輩が、通勤客に手を振っていました。

A君が「あいつ、あんな運動だけで選挙に勝ったらよくよく儲けもんだな」と言うと、

奥さんも「どこに勤めてんだか知んないけど、清掃活動には来たこともない、

町内なのにろくに挨拶もしないで、急によろしくって言われても…。」と評価が低い。



また別の日、A君と奥さんが駅に行くと別の同年輩がやはり立っている。

今度は奥さんが「あそこで手を振っているだけで支持者って増えるのかなぁ」と言う。

そしてA君が「あいつは最近、地区の夜警団をつくったり、神輿会の世話人やったり、

頑張っているやつだよ。へぇ~選挙に出るのか、声かけてやろう。」と、

今度は評価が高い。



このA君の一言で、奥さんはこの同年輩を初めて「候補者」として見ることになります。

ハハハから、ムムムに変わったわけです。

そしてこのA君の一言こそが、選挙でいう「口コミ」の源です。



もともと有権者は皆、あなたの能力も正体も知らない傍観者です。

カメの一念の凄まじさを知らずに、カメの行動を笑ってみていたA君と同じです。

何の社会貢献の実績もない人物が駅で手を振っていたって、

「ハハハ」「いや、ご苦労なことだなぁ…」と思われているだけです。



ところが社会貢献度や地域との密接度が高い、

すなわち下地が十分にできている人が同じ行動を起こした時には、

A君が奥さんに発したような言葉が、人から人へ伝わりムムムとなる。

やがて大きな支持となって、返って来ることになるはずです。



私観ですが、最近本当に社会貢献という助走なしに、

どこで教わったのか、とってつけたような政策を練りだして、

いきなり売名活動を起こす人が多い。

言葉よりも行動で示すことの方が、

よっぽど効果があると誰もが解っているはずなのに…。



くさがめパパを名乗る私はカメの一大支持者です。

カメが運動を始めたら、「カメは絶対成功するよ!」とみんなに説いて回るでしょう。

実際カメは、必ず決めたことをやってのけます。

あなたの場合はどうでしょうか。

「この人は絶対にやりきるよ!」という口コミの源になってくれる人はいますか。

いなければ駅に立っても演説しても、ハハハと笑われるだけ。

むなしい努力で終わってしまう公算大です。



選挙を戦うにあたって、これまでの経験が大事なことは言うまでもありません。

その経験とは特殊なものである必要はありません。

市区町村議会議員の場合は万人共通の価値観を持ち、

人より少しサービス精神が旺盛で、どんなことでも引き受けられる人であれば、

必ずムムムと思われる人になります。



運動を始める前に一人でも二人でも、あなたの人生そのものを応援してくれる、

そんな支持者をつくってください。

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