博多~♪ | 片岡千次郎 憚りながら…

片岡千次郎 憚りながら…

憚りながら…、平成26年元旦よりブログ始めました!
どれだけ更新出来るかわかりませんが、お芝居のこと、プライベートのことなど色々書かせていただきますー!
よろしくお願い致します!

今月は博多座にて、成駒屋さん親子の襲名披露興行に出させて頂いております!

連日沢山のお客様がお越しで、とても嬉しいですね照れ

私は、
まずは昼の部『河内山』にて、
近習、米村伴吾。
この近習は三度目です。
ほぼほぼ、頭を深々と下げていて、何もないような役に見えるかもしれませんが、
六人が規律よく、調和を大切に勤めなければなりませんので、とても神経を使うお役です。
台詞や所作の一つ一つも、基礎中の基礎と言ってもいい役ですので、本当に一つ一つが緊張の毎日です。
大切に勤めなければならないお役です。

夜の部は、
『輝虎配膳』の大名。
こちらも、基礎中の基礎と言っていいお役。
その上、松嶋屋にとりましても、とても大切な狂言ですし、私自身も本当に有難いことに、
越路、直江山城守を勤めさせて頂き、
大名も三度目ですので、思い入れもあります。
一日一日大切に!

今月、一つ嬉しいことがあります!
輝虎が怒りをあらわにし、一枚一枚着物を脱いでいくところ、
ともすれば、笑いが起きるこの場面…、
師匠の我當はそれを嫌い、狩衣の他に、着付けを一枚脱ぐだけでした。
高砂屋さんは、その他にあと二枚脱いでらっしゃいます。
輝虎の位を感じさせながら、
歌舞伎の豪華さ、贅沢さを感じれる、歌舞伎を楽しめる場面の一つかと思います。

そこで、博多のお客様からは、笑いではなく、
どよめき、そして拍手が起こります拍手
これは嬉しい反応ですね!!

内容的にはちょっと伝わりにくい、難しいところもあるお芝居かもしれませんが、
こういう芝居の、コク、とでもいいましょうか、いい意味での、くささ、を楽しんで頂けたらいいなぁと思います!!

そして、最後の『幸助餅』では、
太鼓持助七。
こちらは、松竹新喜劇のお芝居を歌舞伎におきかえられて、今回で四演目ですね。

前回は、四国、金丸座にて、
私も同じお役で出させて頂きました!!

今回はちょっぴり博多バージョン入れてますウシシ

とにかく、開幕直後の盛り上げ役ですので、華やかに、楽しく勤めたいと思っておりますルンルン

博多のお客様をはじめ、江戸の役者さん、幕内の方々からも、『幸助餅』いいお芝居だね!とのお声を沢山頂き、我が事のように嬉しいですね照れ
上方の温かい人情芝居を、お楽しみくださいませ!!

その他にも、バラエティー豊かな演目が並んでおります!


是非是非、博多座にお越し下さいませ!!
宜しくお願い致しますウシシウシシウシシ