ほんまに!
台風が右往左往するから、すべての現場が中途半端な判断を迫られますが、延期するべきものは延期しようかなと思ってます。
晴れたら、ほんまに怒るで!
まぁ、天気やからどうしようもないですけれど、報道とかもあまり煽ってほしくないし、大げさにしてほしくは無いけれど、ほんとにひどいときには言ってもらわないと困るし、なんかほんまに釈然としません、
台風が来ると言うことで、各現場の足場のシートは巻き込まなければ危ないので、巻き込む作業も出てきます。今回は足場屋さんがしてくださったのでありがとうございました。結構このシートを巻き込むと言う手間だけでも慣れてない我々がしたら大変なんです。
小さな平家ではユニットバスも納入されました。これもずらそうかどうか迷いましたが、台風が遅くなってくれたおかげで入れることができました。明日も別の現場でユニットバス納入がありますし、色々と納入作業が固まってますので、本当に台風腹立ちます。
そうそう、今回の題名は能力を生かすということでしたね。
弊社では多くの事業部があるのですが、今年に発足したトレーラーハウス事業。これは息子の小林光輝にやってもらっています。
正直、新築工事は年間5と6棟としても1人でこなすとなると、2ヶ月に1度上棟ていく形になりますから、大変です。
大学を中退した長男は1年間、新築の工事を手伝ってもらいました。
その時僕が感じたことを言います。
息子に手伝ってもらうと言う事は
僕自身はすごく楽になります。そして、楽になった分、集客などに集中できる可能性もあります。
それはそれで、新しい人間を入れれば同じこととなりますが、継いでもらうのと、新しい人では大きく意味が違います
息子と一緒に仕事をして思う事は、ズバリ
親子で似たような性格のもの同士が仕事をすると、本人の能力をただただ奪うことになるだけ。
僕はそう思いました。
言葉ではうまく表現できないのですが
僕たち、じじいより圧倒的に、潜在能力も高いのです。僕たちの常識を押し付ける事は、ただの能力を削ぐ行動にしかなりません。おそらく、どんな親も、必ず自分より上に行って欲しいと言う希望があるはずですが、自分より上に行くような方法を取れるかというと❓です。
役に立つこともありますけど、言い方が良くなかったりね。目の前にいると、やはり無駄な指示も多くなります。
また、同じ仕事をしていくならば
本当に父親の仕事に憧れて俺が継いでもっと大きくする!と言う気持ちが大きい場合。
これは継承してもらったらいいと思います。
そしてそうは思ってもないけれど、一緒に仕事をしてみて面白い。これは俺がやるべきだと言うふうに思うならば、それも事業継承すべきです。
いろんな環境に左右されますが、いろんな方が言っている通り、一度、外の大きな世界を見るとか、そういうことも大切です。
しかし、当然親と子と言うのは大きく違います。親がその道30年してきて、息子が1年目ならば30年生と1年生の違いです。
この差は埋まりっこないのです。
という事はずっとダメ出しをし続けられると言うことになります。当たり前ですよね。30年たたないと同じ経験できないわけですよ。
息子が30年たっても父親30年経つわけなので、その差が埋まるわけがありません。
それは面白く思うか面白く思わないかと言う点もあるかもしれませんが、僕は、若くて豊かな才能があるその能力をつぶしかねないとも思ったわけです。
一生自信がつかないわけです
まぁ自分が楽になるために息子を駒使いしてしまうようなところがあるのかもしれません。
そういうのもよく見てきました。
もしくは言わなければ良いことを言ってしまったり、せっかく失敗できるチャンスがあるのに、先回りして失敗させなかったり、失敗させないときに、日ごろから経験する前に、いろんな注意をしたり。
息子でも対応できるものを自分が対応してしまったり。まぁ、成長できるチャンスをたくさんつぶしてしまうわけですね
結局痛い目に合わんとわからん事はたくさんあるんです。
これはタイミングもあると思うのですが、子供と言うのは、当然父親を尊敬しており、嫌いなわけではありませんが、全く父親のコピーになりたいと思っているわけではありません。
それは僕だって同じです。
ですので、今回は非常に良いタイミングだったので、新しい事業を受け持ってもらうことにしました。
このホームページもよく自分で何も聞かずに作ったなぁと思います。
基本的に教える事は最小限でいいと思います。
向こうが聞いてくること以外は、こちらから教える必要はないと思うんです。
でも、目の前におったらいらんこともいっぱい言ってしまうので、見ざる、言わざる、聞かざるは本当に大事です。物理的に場所を分けると言う工夫も大切です。
ホームページのソフトはこれを使う。後は知らん。
そして、使い勝手が悪かったら、自由に他のものを使う。
困ったことを聞かれた時だけ、それに、精通した人間を紹介するだけで良い。後は知らん。
やる気のある若いものは基本的に他力本願ではありません。全てやってもらおうとも思ってませんし、できるだけ自分の力でやりたいし、できるだけ自分の力で結果を出したいと思っているのです。それを邪魔してはいけません。承認欲求の塊なのです。
親は完全に裏方の仕事です。本人が気づかない位の裏方が良いのです。僕も思い返してみたら、そのようにしてきてもらえたような気がします。
そして、自分の力で集めたお客さんを自分の力でファンになってもらい、自分の力で納品していくのです。だから僕は本当に彼のお客さんの事は何も知りません。知る必要もないと思うし、全部彼が対応すればいいと思いますし、その対応でお客さんに断られたならそれでいいと思います。
それでも「小林くんから買いたい」と言って訪問してこられる。お客さんもいらっしゃいますので、本人も本当に嬉しく、楽しく仕事をしていることでしょう。
本人曰く、仕事が楽しくて仕方ないそうです。
寝ても覚めても、朝から晩まで仕事の事しか考えられない位楽しそうです。今だけかもしれませんが、そのような本当に1つのことに熱中して全力を注ぐと言う機関があるのは必要かと思います。
そう思う環境を最低でも提供するのがこちらの仕事であるし、いくらこちらが提供しても本人がやる気なかったら全く意味がありません。
ですから、親としてできる事はチャンスを提供する努力であって、あとするかどうかは本人次第。
そして本気であるかどうかも本人次第。
失敗しても一切手を貸さない、失敗しても失敗しなくても自分の責任においてやってもらうと言うことが1番大事です。
責任と言うのは本当に人を成長させます。失敗したら自分のせい。そう思うことが大事なのです
最後の最後どうしても仕方ない損失。それは黙って被るべきだとは思ってます。それは息子に限らず、社員の皆さんも同じです。それが社長の仕事です。
山本五十六の僕の大好きな言葉があります
これは社長のみならず、会社で部下などを教育する立場の人間は本当に参考になると思います。
この短い文章の中に全てが詰まっていると思います
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」