映画「真田十勇士」を観る | 世日クラブじょーほー局

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 関ケ原の後、家康の命により、九度山での蟄居の身にあった桑名正博似の真田幸村(加藤雅也)は、抜け忍となって、天下の情勢をうかがっていた鼻にブリーズライトをした猿飛佐助(中村勘九郎)と運命的に出会う。”智謀知略天下に並ぶ者なし”と謳われたイメージは虚像で、実はひ弱で腰抜けだった幸村。しかし佐助は、逆にそういう幸村の実直さに好感を抱き、彼を天下の武将たらしめんとあらん限りの知略と身体を張ってバックアップしていく。

 

 秀頼の母、淀殿(大竹しのぶ)に呼ばれ出向いた幸村は、大阪城に出城・真田丸を構えて家康との決戦に備えるが、実は淀殿は幸村にゾッコンだったのだ…!? かくして、バットマンよろしく空中を自由に滑空する霧隠才蔵(松坂桃李)を筆頭に、佐助は十勇士をかき集め、いざ大阪の陣の火ぶたは切って落とされた。

 

 でもこの調子で終わったら、島津氏に「日の本一の兵」と言わしめた幸村の名が泣こうというもの。安心してください。多勢に無勢をモノともせず、息子大助とともに家康本陣への斬り込んでいく見せ場がちゃんと控えてますよ…。それ以外はイライラするけど。

 

 エンドロールでは、大阪夏の陣の後も秀頼が生きて薩摩に逃れ、さらには琉球、東南アジアを点々と巡り、最後は天草四郎となって歴史の表舞台に登場したとの伝説を紹介している。

 

(出演)

中村勘九郎、松坂桃李、大島優子、永山絢斗、加藤和樹、髙橋光臣、石垣佑麿、駿河太郎、村井良大、伊武雅刀、佐藤二朗、野添義弘、松平健、加藤雅也、大竹しのぶ、ほか

(監督)堤幸彦