毎月、かなりの数で他所のカウンセリングルームやメンタルクリニックに通ったが症状が改善されなかったという方が来所されます。

中にはカウンセリングルームとメンタルクリニックの両方に通い、間違った投薬も長い期間受け続けていた方もおります。

 

うつ病、パニック障害、アダルトチルドレン、不安障害と診断され苦しんでいた方々です。

 

カウンセリングルームや心療内科・精神科・メンタルクリニックで誤った診断や処方、カウンセリングをしてしまうとどうなると思いますか?

 

答えは簡単、「症状が改善されない」のです。

 

 

 

【カウンセリングルーム・病院で間違った診断とケアで多い例】

 

1.アダルトチルドレンを反抗期だと認識している

信じがたい話ですが実際にあります、「アダルトチルドレンは反抗期のようなもの」「放置していれば反抗期は終えるので大丈夫」とアドバイスし家族に我慢し続けさせるというケース。
正解:アダルトチルドレンは反抗期ではありません、アダルトチルドレンは幼少から続く家庭環境や対人関係が原因の認知の歪みです、ですので放置して治るものではありません。また、この歪みは親からの世代伝播です。これを陰性ストローク連鎖といいます。

 

2.アダルトチルドレンになった理由を無視している

アダルトチルドレンは経験が浅いカウンセラーがケアすると3年~5年はかかりますが、アダルトチルドレンのカウンセリング実績が豊富なカウンセラーがケアすると1年半で完全完治が可能です。そのためにはアダルトチルドレンになった原因を突き止め昇華(心理的解決)を図らなければなりません。原因(根本)の解決をしなければどうなると思いますか?

解決しない場合、カウンセリングルームに通い話を聞いてもらうと一時的に楽になった気になりますがまた元通りになるのです。

ちなみに、一時的に楽になるのは”誤認”です。楽になった理由は「共感」「自己の存在を認めてもらえた」「自分は十分頑張っている」という存在そのものを肯定されたから感じただけです。アダルトチルドレンには何も影響はないので症状が戻ってしまいます。

 

3.心理療法の選定ミス

カウンセラーと言っても経験・技量は様々です、この点は医師も同様ですが・・・。

カウンセリングは、ただクライアントの悩みや症状をヒアリングし励ますことではありません。それではお寺の住職の説法のようなものです。

 

私たちカウンセラーは以下の流れでカウンセリングを行います。

①精神状態及び生活状況の確認

症状の度合いを見てカウンセリングで改善されるか、投薬が必要かを見極めます、投薬が必要な重度の場合は病院へ行くようにアドバイスし今後の治療とケアの計画を共に考えながら進めていきます。また、生活状況を確認し心の負担となる状況が身近にあるのか、それは回避することが出来るのかを確認します。その他、身の回りのことをこなすことが出来ているか、睡眠は取れているか(睡眠障害の可能性の有無)、食事は取れているかなども確認します。

 

②症状の確認、根本的原因を突き止める

症状の確認は決して推測・決めつけで見てはいけません、それは症状=原因とは限らないからです。人によっては性格の一部である可能性もあります。あくまでも変化前と変化後の症状、過去に起きた問題やどのように対処したのか、本人がどのように認識しているかが診断上重要です。また、気分が落ち込み浮き沈みも激しい、何も問題は起きていないのに気分が滅入る=うつ症状なのでうつ病の可能性があると診断するカウンセラーもおりますが、問題があれば気分は滅入ります、だからと言ってうつ病とは限りません。このような誤診はカウンセラー以外に医師もよくあります。毎月のように誤診を受けたクライアントが来所します。

では、どうして誤診が起きるのか?これは初期のヒアリングで症状と具体的問題の有無のみで判断しているからです。そのクライアントの性格や過去に起きた出来事も丁寧にヒアリングしないとどれだけ経験があるカウンセラーや医師でも誤診は起きてしまいます。

最近では他所のカウンセリングルームでうつ病と診断された方はうつ病ではありませんでした。問題を解決してあげたらすぐに症状は改善されました。その他、メンタルクリニックと精神科でパニック障害と診断された3名の方、私が見る限りどうみてもパニック障害ではありませんでした、私の見解はアダルトチルドレンと夫婦喧嘩によるストレスが1名、HSC(対人刺激)が1名、発達障害が1名でした。性格の問題と診断された方はアスペルガー症候群だったこともあります。(障害診断の場合は私の見解を医師に伝えて心理テストとヒアリングを再度、行ってもらうように伝えます。現在時点、私の診断が100%正解でした。)※丁寧に、最後までしっかりヒアリングする、誤診回避はこれに尽きるのです。

 

③クライアントの心の体力を計測

症状が分かったら、クライアントの心の体力や生活環境も考慮したケア(治療)計画を立てます。

このとき、クライアントの心の体力を考慮しながら無理なく”確実に着実に回復させる”ことが重要になります。

先に全力で改善し後からゆっくり完治へ向かうか、先はゆっくりで後半に力を入れるか、全体的に同量とするかはクライアントの心の体力で決めなければなりません、そうでないとクライアントは自身の置かれた環境と人生に疲れてしまうのです。

 

④クライアントに合ったカウンセリング技法を選ぶ

症状に合った技法よりクライアントに合った技法を用いた方が効果的です。

カウンセラーの中には一つの技法しか習得していないカウンセラーも多いです。よくあるのが以下のようです。

・クライアントを寝かせカウンセラーがクライアントの過去の体験や心情を復唱し気持ちを過去に戻すだけのカウンセリング

・一般常識(社会通念上)の話しとクライアントの意見に同調するだけのカウンセリング

・心の仕組みやコミュニケーションの心理的説明や学習のみのカウンセリング

正直、上記のみでは問題や課題が起きる度にカウンセリングルームに通わなければなりません。

クライアントが自ら問題や課題を解決しより良い人生を送れるように(もうカウンセリングルームやメンタルクリニック)に通わなくていいように治してあげなければならないのです。