夫婦相談や離婚相談で他所のカウンセリングルームへ半年~5年通い一時的には問題は改善されたがすぐに不仲(喧嘩)になった、夫婦でカウンセリングを受けてこれだけ時間を重ねてダメだったので、もう離婚しようと思っているという夫婦が離婚相談や最後のカウンセリングと考えて当所に来所します。こうした夫婦カウンセリングは年間2000件くらいお申込みがあるのですが初回カウンセリングでは、他所でのカウンセリングで夫婦関係がどのように変化して現在に至ったのかをヒアリングしていきます。

 

すると、2000件の9割以上が他所カウンセリングルームのカウンセラーより以下のようなアドバイスを受けていることが見えてきます。

 

意味のないカウンセリング

1.イライラする気持ちを抑え違う角度から捉えるようにする

2.嫌なことを言われたら反応しないで流すようにする

3.相手の言っていることをよく聞くようにする

4.自分が悪ければ、どうして酷い言動を起したか理由を伝える(自分の悪かったところを明確にする)

5.相手に依存しないで距離を取り離れる(別居)ことを考える

 

この5つのアドバイスをするカウンセラーが非常に多いです。

私からすると、このようなアドバイスをしても夫婦に起きた根本的問題は解決されずに夫婦のどちらかが離婚を決意し、もう片方は自分でしたことへの罪悪感で苦しむだけなのです。

 

では、どうしてこのようなアドバイスをカウンセラーがしてしまうか?

私が思うには夫婦問題のカウンセリング経験が非常に浅い、夫婦問題の心理が苦手、調停や裁判の記録やその後の夫婦の実態、児童心理習得と実務経験が浅いのだと思います。

 

通常の悩みに関するカウンセリングしか経験がないと個別での同調(寄り添い)は得意だが、そこに「問題や課題」が挟まると両方の主張に寄り添うわけにはいかずに「当たり前の返答や無知なアドバイスをしてしまう」のだと思います。

 

中には別居や離婚、調停をすすめるカウンセラーもいます。

 

ただ距離を取り別居しても、調停や裁判で相手を否定し自己を正当化しても、問題の根本は解決せず、更に問題が複雑化するだけなのです。子がいる夫婦の場合は「相手に会いたくない、子に会わせたくない」と感じ面会交流も行わずに親子を離縁へと導きます。

 

つまり、夫妻の心が柔軟であれば、他のカウンセリングルームに行ってから再考しようと考えられますが、柔軟ではなかったり、我慢の限界に至っていたり、経験の浅いカウンセラーのアドバイスがすべてだと考える夫妻は即離婚を決意します。

 

離婚に至る前に必要なカウンセリング

1.起きた出来事(問題)の実態を的確に把握する

2.相手方の心の痛みを理解する(相手の立場になり言葉とする)

3.本来のコミュニケーション(交流)を学ぶ

4.交流を学び、過去の出来事を照らしどうあるべきだったかを互いに理解し共感する

5.婚姻継続と離婚の先に起きる現実的な出来事について意識の共有を図る

6.離婚した場合の生活状況(養育費・面会交流)を予測する

7.(6)を前提に公正証書化することも検討する

 

この1~7までが最低限度必要なカウンセリングです。

心理カウンセリングの技術だけでは分析・解説・アドバイスは不可能です。

「心情心理」「児童心理」「交流分析・構造分析」「家事事件の実務」「調停や裁判の判例知識」「離婚後の実態知識及びカウンセリング経験」が必要です。

 

本日、午前中にカウンセリングした方は他所で6か月のプログラムを終えたが、また夫婦の仲が険悪になったそうです、このご夫妻も上記の意味のないカウンセリングを受けていたようです、イライラするときは学んだ呼吸法をするようにアドバイスされたようですが、呼吸法で問題の根本は解決されません。冷静になるためには「相手の考えや心情を理解する」それと同時に「己を知る」ことが冷静な判断に繋がります。

 

午前中の旦那さんは涙を流しながら「初めてのカウンセリングで、ここまで心を鷲掴みにされ、すっきり納得できると思わなかった」と涙を流していました。このご夫妻、半年前に当所に来ていたら3か月前には円満に戻っていたと思います。これからこのご夫妻のカウンセリングがスタートします、このご夫妻も必ず救いますし、一つの答えに導こうと思います。

 

 

夫婦カウンセリングを受けようとお考えの方は上記、「離婚に至る前に必要なカウンセリング」を理解しているカウンセリングルームを選ぶことです。

無駄に何か月も何年も通うのではなく、問題と課題を解決し、先の選択ができる進め方が出来るカウンセラーを選びましょう。