Nゲージの分岐器にこだわってみる | 仙カタの模型製作日誌

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〜〜気ままに鉄道模型を楽しむ11畳間の車両センター〜〜

今日は文多めです💦

 

本日注文していたあるものが届きました

 

それがこちら↓

アトラスのN CODE 55 ♯10 LEFT TURNOUTです

見ての通り分岐器(ポイント)ですね

 

こちらアメリカ製です

どうしてわざわざ輸入品をかったかというと、♯10ポイントだからです

 

♯10とは10番ポイントを意味します。

鉄道のポイントは番数によって分岐の開き方が決められていて、番数が大きいほど緩やかに分岐します

鉄道模型、とりわけNゲージは4番、6番、HOゲージは6番、8番が主流となっています

 

各社のポイントを比べてみます

右から、今回の10番ポイント、PECOの大型ポイント(イギリス製)、KATOの6番ポイント、TOMIXの標準型ポイント、KATOの4番ポイントです

見てわかるように、左からだんだんと分岐が大きくなっていますね

今までKATOの6番ポイントも模型にしては緩やかに見えてましたが、錯覚だったのでしょうか

 

さらにみると、KATO、TOMIX、PECOは分岐した後も曲線になっている「曲線フログ」で、アトラスは直線になっている「直線フログ」です。国内では、配線や土地の都合を除けばほとんど「直線フログ」です

アトラス製が一番しっくりきます。

 

こんな風に比べてみましたが、実際の鉄道ではどうなのか?

著者の調べによると、JR東日本での在来線本線級の分岐では12番以上、営業列車は使用しない側線などは10番、新幹線だと38番なんていうポイントもあります

ちなみに制限速度は4番は10km/h、6番は20km/h、8番は25km/h、10番でさえ35km/hですからね

 

いかに模型のポイントが急な分岐であるかがわかりますよね

確かに、今の日本の住宅事情を考慮すると、スペースの問題もあるので省スペースで分岐するポイントの方がニーズがあるとは思いますが

 

今回買ったポイントでさえ、実物では側線レベルとは恐ろしい限りです、、、

 

Nゲージの新幹線の駅のレイアウトなどで、宇都宮駅のように中に通過線がある2面4線の配線の駅等を作るとなると、KATOでは4番、TOMIXでは標準ポイントがよく使われます

そこを大形の新幹線車両が走るとは、なんか現実離れしているような気がします

分岐側を通過するとき、車体の妻面が異様なほど飛び出てしまうので、走らせていて興ざめしてしまうんですよね

 

本物志向の著者は少しでも緩やかなポイントを使いたく、探していたらこのアトラス製を発見したわけです

KATOやTOMIXからもこういうポイント出してほしいんですが

 

そしてこのポイントの線路はCODE(コード)55という模型にしては細い線路が採用されています

数字が大きくなるほど、レールの底面から上面までの高さが高くなります

右がPECOのCODE80、左がCODE55です。違いがわかるかと。

試しにTOMIX200系K47編成を乗せて比較します

左:CODE80 右:CODE55

枕木の高さや間隔の違いもありますが、結構印象が変わりますね

 

CODE80はKATOやTOMIXも採用しているサイズです

CODE80は約2mmなので実物換算30cmの高さの線路になってしまいます

そんな線路見たことありません

新幹線などで使われている国内で最も重い60kgレール(1mで60kgあるレール)でさえ、高さ17.4cmですから、かなりのオーバースケールということになってしまいます

CODE55でも約1.4mm、実物21cmなので、いかに本物が細いかがわかってしまいます

まあ、仮に実物と同じスケールの線路があっても、模型ではフランジの関係上細すぎて脱線が頻発すると思います💦

ある程度は仕方ないですね

そこまでこだわってしまう著者なので、今ある製品されている中で一番リアルなものを導入したくなるのはしゃーないです、、、、

 

 

このアトラスのポイントやPECOのポイントはKATOやTOMIXのように電動化するとき少し面倒です

ポイントマシン他もろもろ買わないといけないし、今話題のTOMIXの新制御システムを導入したくても

ポイントが切り替えられないので。

 

さもあれ、まだ1個しかないので徐々に、、、ですかね