ドラキュラ2025から派生して
リュック・ベッソンをいろいろ観たとき、
ジャンヌ・ダルクって
「こんな心理ドラマだったけ?」と
(@_@;)。
 
すっかり忘れていた。
 
というより、
当時、興味がなかったんだろうな凝視
 
 
ジャンヌ・ダルク=「救国の乙女」というより
前半はまさに
脳筋バーサーカー真顔
 
後半は
異端裁判と並行して
ジャンヌの「良心(スーパーエゴ?)」が登場し、
依存グセのある少女の
認識プロセスを崩壊させてしまう。



こりゃー評価が分かれただろうな。



レベレーションは真実あったのか。

ある種の精神疾患なのか。

認知バイアスなのか。





 というわけで
ちょっとお勉強してみた。


異端審問、 教会絡みだけあって
裁判記録が残っている。
 
処刑裁判の方は
イギリス側に忖度だらけなのを考慮しても、
本人の言葉が記録されているのは
 貴重だ。
 
 証言の一貫性から
統合失調症は否定されている。


そもそも
中世の人と現代人では
信仰に対する精神構造が全く違う。


信じていた人たちに裏切られ、
ひどい殺され方をした、
というのは
現代人の考え方で、

火刑によって
最後の審判の日に
復活する身体が無くなってしまう
ということに比べれば

対人間の心理的ダメージなんて
別に大したことじゃないのかもしれない。



もし
ジャンヌの生まれ変わりだ
という人がいたら
KYな私は
「火刑の前後では
宗教観は変わりましたか?」
サイコパスな質問を
繰り出してしまうかも真顔




さて、
もう一度映画に戻って
ジャンヌの「良心」の問いかけをみてみよう。



それ(戦争)は
真実、神の意志なのか?

お前の怒りから来る復讐ではないのか?

全能なる神が
お前ごときを頼るのか?

「徴(シルシ)」を読み解いたのは
お前のエゴではないのか?


ワタシハ
ミタイモノヲ
ミタイヨウニ
ミタ。



現代の精神分析で
ジャンヌ・ダルクを解体しているように観せて、

リュック・ベッソンは
本当のところ
とても宗教的な人ではないだろうか。







オマケヘビ

「救国の〜」とか、
「フランスを救った」とよく言われているが、
はたしてこの時代に
「国家」という意識があったのだろうか。

脆弱な王権と我の強い貴族が
喧喧囂囂やってるイメージしかない。

ジャンヌの生まれた
ロレーヌ地方って
時代によってフランスだったり
ドイツ(神聖ローマ帝国)だったり、だし。

イギリス嫌いのナポレオンが
プロパガンダに使った、
とか?



それとヒヨコ

中世のこういう神秘主義って
修道院の中では
よく記録に残っている。

世俗にいると
(教会権力の内側に取り込めないと)
野良聖女は
魔女にされちゃう⋯⋯