今年もあと数時間で終わります。
振り返ると、2月に仕事ができなくなり、そこから自粛期間に入りました。
見に見えないストレスがあったのか、何か身体的に良くない事があったのか、身体が悲鳴をあげました。
そこから長い治療と療養生活が始まりました。
ストレスを溜めないこと、身体に負担をかけないこと、身体を冷やさない、血行を良くする。
できる限りの事をやりながら回復に努めてきました。
その間、映画の撮影がありました。
僕が20の時に初めて主演を務めた時の監督であり、長年の友人でもある北御門潤氏が声をかけてくれました。体調不良の不安を最大限に考慮してくれた撮影スケジュールを組んでくれ、クランクアップまで悪化する事なく演じる事ができました。
コロナで仕事がなくなってから、今年唯一の仕事でした。こんな状況で何よりも役者の事を気にかけ、感染対策やスケジュールのやりくり、現場の雰囲気作り、全てにおいて素晴らしいリーダーでした。
僕も劇団のトップとして、たくさんの事を学びました。そんな現場に立つ機会をくれた事に、本当に感謝しています。
もし、この仕事がなかったら、もしかしたら役者を辞めていたかもしれません。
本当にありがとう。
今年は本当に苦しく、悔しい年でした。
でも、役者を続けると決めた以上、この苦しさも悔しさも、自分の財産になるように意味を見出していかなければいけないのだと思います。
皆さんにお会いする機会もほとんど作る事ができませんでしたが、来年は一回でも多くお会いする機会を作れるように頑張りますので、どうか待っていただけるとありがたいです。
まだまだ大変な時期が続きますが、来年は皆様にとっても良い年になるよう心から祈っております。
今年一年、たくさんの励ましのお言葉をありがとうございました。お陰様で体調もかなり回復しています。本格的な復帰に向けて精一杯頑張りますので、
来年もどうぞ宜しくお願い致します。
劇団偉人舞台 我孫子泉