背筋を立てて生きるとは自分の生き様に確固とした信念も持って活きるということです。
決して偉そうにふんぞり返れということではありません。
人は自分に自信が持てないと話していても相手の目を確りと見ることが出来ず、目をそらしたり、うつむき加減になる傾向があります。
背も曲がりうつむいてぼそぼそ話す人をみるとこの人の今までの人生はなんだったのだろうと思います。
年齢を重ねると腰や背中が曲がってくる人もいます。
背筋を立てよと言うのは肉体もそうですが心の背筋を真っ直ぐに立てよということです。
誰に見られてもよい心と行いで生きれば心の背筋は曲がりません。
世の中には威厳を保とうと意識的に背筋を伸ばして自分を大きく見せようとする自称、先生方がいます。
中には自分のことを自ら先生と名乗ったり言葉にする者もいます。
思わないことは言葉として出てきません、自分が先生だと思っているから自身の口から自分のことを先生と呼ぶのです。
私はそのような友人や偉そぶっている人のことを
「先生なりたがり病」
と呼んでいます。
そのような人々は例えどんな地位や名誉が世間的にあろうとも可哀想な人だと思っています。
過っての高橋信次先生の下で講師だった人や高弟と言われた人々の中にも
「先生なりたがり病」
の人がいました。
そのような人々は人からそう呼ばれたい欲望を持っているからです、地位や名誉に弱いのです。
地位も名誉も心においては関係ありません。
背筋を伸ばして毎日を堂々と生きれる心こそ一番大切ではありませんか。
堂々と生きるのは思うこと行うことが正しくないと堂々と顔を正面向けていることが出来ません。
そうでないとうつむきにならざるを得ません。
では私はどうかと言えば背筋をピンと伸ばせる人間になりたいと思い努力中です。