花守の蛹へ捧ぐ縛と笑み -4ページ目


植える物ここに在り
種掴み 花を待つ
交配の呼び 実り待つ
繰り返された 形
全ての中に重き有

動く物ここに在り
視覚捉えて 歩み知る
交配眺め 実り乞う
繰り返す為の形
全ての内に重き有

植える物の形を望む
心理は利他に 明日を待つ
動く物を傍に置く
心理は利己に 明日を知る

考える者ここに在り
結びの果てを望んでは
定句の理 無知と知る
対時の重き 人と知る
冥利の果てを生と知る








芥か


花弁躍るは 忙裏であらず
常される流れに 身を任す表れ

吸うも吐くも見えない息ならば
この耳に捉えた擦れは誰の声

応えんとする形が色にあるならば
見つめ嚶嚶する数は伝持の表れ

活に飛び込み躍如含嗽する
聞けば数百の跳ね火

君よ その音は芥か



つぶやき


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