「選ばれる講師」~企業・研修会社に選ばれる講師/Brew(株)

「選ばれる講師」~企業・研修会社に選ばれる講師/Brew(株)

人材育成業界、研修・セミナー、自署である「研修講師が企業・研修会社から選ばれる力」に関するお話。研修業界18年。1000人以上の講師に会い、自社でも350名の登録講師がいる。好きなワードは「なんかおかしくない?はイノベーションの種」

久しぶりの更新となりました。

2024年、駆け抜けたと思います。

ただし、挑戦したけど、至らなかった点も多々ありました。

 

今年の総括をここでしたいと思います。

 

ニュース1

当社は3月決算なので、2024年度はまだ着地していませんが、ある程度数字が見えてきました。今期も挑戦計画通り、売上 対前年比122%増加で落ち着きそうです。コロナの2020年は対前年比で80%となりましたが、それ以降は毎年120~130%成長を3期連続で達成できそうです。

 

ニュース2

組織発酵学の導入企業が大きく増えました。特に自律人材育成、主体性開発のコンテンツが新規導入、リピートが増えました。これは、以下のnoteにもまとめましたが、私自身が登壇する肚を決めて積極的にPRしたこと、そして社員もしっかりPRしてくれたことが大きいでしょう。

 

 

ニュース3

ある大手の組織開発コンサルティング会社と、新たなアライアンス(業務提携)が来年スタートできそうです。今までも大手さんとのコラボはありましたが、ひっそりと裏方で粛々と行っているケースが大半でした。今回は、双方の企業で大きくガッツリ組んで行うので、リリースも出して、大々的に行う予定です。

 

ニュース4

10周年イベントの実施を5月に行いました。80名ほどの方にお越しいただき、Brewらしく企画満載で楽しんで頂けたと思っております。その他にも、KAIHENTAIでも、地方への仲間とのツアーを敢行したり、メンバー同士のコラボが進んだ年でもありました。

 

ニュース5

社員の採用と育成に、かなりの時間と知恵、能力、そしてお金を使いました。今年は今まで以上にアクセルを踏んで採用、それに伴う育成に投資した年でした。。。

がしかし、、、その採用もなかなかうまく行かず、そして育成も私の経営者としての自覚や器の小ささからか、苦戦の連続でした。ここが、今大きな勝負ドコロ、決断ドコロ、肚の決めドコロだと、痛感しています。

 

以上、Brewの5大ニュースでした。
明るい話が多かった中でも、大事にしてきたことで結果が出なかった

そんな年でした。
ただ、思ったより心は明るく、顔は上を向いています。

 

皆さんはどんな年でしたでしょうか。

私どもは、まだまだこれから! そう思ったらそう!の精神で

2025年も挑戦してまいります!

 

 

この時期は、私共の業界は大繁忙期である。

 

一番研修ニーズが多い、新入社員の研修、トレーニング、フォローなど、多様な登壇機会があるからである。もちろん、この4月は、実際の研修を実施する時期ではあるが、その準備は早くは8月、遅くとも10月には始まっており、準備のピークは3月である。この業界の恒例行事と言っても過言ではないだろう。

 

さて、そのように準備をしてきて、いよいよクライアントが採用された新入社員と対面し、各種トレーニングを行うのだが、様々なことを現場にいると考え、感じるのです。

 

・今年の新人さんは、どういった傾向があるかな?
・コロナ禍での学生生活を経て、何か特徴があるかな?
・研修カリキュラムは、うまくアジャストするかな
・クライアントさんは、この研修会に満足していただけるかな?

 

主にこういったことを考えるのだが、今年は私もある初めての感情を持った。

 

それは、「この新人さんたちがいずれ日本を支えていくようになり、私達もお世話になるだろうな」とということ。

 

建設業界ならば、ダムやビル、さらに災害発生時にお世話になるだろう
食品メーカーさんなら、健康食品や食材として胃袋がお世話になるだろうな
金融機関ならば、私達の資産や投資を運用し、守っていってくれるかな

 

こんな未来予想図を思い描くと、まだまだ拙い新人さんたちに畏怖と尊敬、感謝の念が生まれてきました。少子高齢化の中で、おそらく世界とも厳しい競争を繰り広げながら、この日本社会を支えている存在。新入社員達を、そんな視点で「ありがたいな」と改めて感じたのです。


単なる研修をご提供する、という仕事に留まらずに
私達の仕事の意味・意義を新人さんたちに教えてもらった

そんな機会となりました。

先日、とある企業の人事担当者さんとお話していて改めて感じたことがありました。

 

それは、学びというのは「学ぶ側が、何を学ぶべきか、わかっていない」状態が前提である、ということ。

 

本人がこれが課題だな
これを学びたい

と分かっている=自己理解しているならば、それは自学自習の支援をすれば良いだけである。

しかし、多くの場合でそうではない。

 

そういった学びの領域があったのか!

そんな気づきが今の自分には必要だったのか!

今こそ、これを自分の課題として認識した!

 

というように、本人にとって必要な学びは、外部から与えられたキッカケや刺激、環境が必要であることが多い。そんな事が必要だったのか!と。そして、それは学びの中身だけでなく、その必要性であったり、自分の認識レベルであったり、ゴールイメージであることも多い。本人が想定していなかった点、領域、テーマ、課題などに自分のスイッチがはまり、本人が深く自分ごと化していくものである。

 

この点を勘違いして研修設計をする「大間違い」については以前本ブログで指摘した。研修のアンケートを取ったから、社員が学びたいことはすべてこのアンケートにあります、と豪語していた企業の人事担当者の悪例である。

 

 

 

また、その一方で真実であることは

学ぶ側が分かっていないとはいえ、教える側、学びを施す側も「これを学びなさい!」と仕掛けても、それは対象者にスンナリと入っていかないことが多いことである。会社の先輩や、人生の先輩が、良かれと思って、自分と同じ二の舞いをさせたくないから、など動機は様々だが「これを学びなさい!」などの「良かれ」は大方にして、効果が低い、あるいは裏切られることになりがちである。よくいう「ウマを水辺にに連れていくことはできても~」である。

 

本来の学びは、教えられてすぐ気づいたり、役立ったり、成果につながることは稀だ。よく言われる、知らないから知る、知るから分かるへ、分かるから出来るへ、と様々な環境やキッカケ、ヒトに揉まれながら、発酵的に醸成されていくものだ。

 

 

この実施側と受講側の2つの視点を合わせ鏡のようにして、人事の担当者さんと議論をしていました。

 

学ぶ側、学びを提供する側、それぞれに背景やねらい、その時の状況が有り
そして、学びの場を実施した結果を診断・評価するのか

 

ある意味、ジレンマである

学ぶ側も、教える側も、自分の立場を正当化すれば、すれ違いだ

 

 

ただし、人材育成を提供するプロデューサーとしての腕の見せ所であることは間違いない
と改めて確信したお話でした。

 

 

 

Brew株式会社
代表取締役

原 佳弘

 

 

新年初めての投稿になります。

2024年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

先日、とある研修をオブザーブ(傍聴)していた際に、1つ大事なことを思い出す機会がありました。

 

それは、講師や受講生が使ったホワイトボードを消していたところ、クライアント担当者さんから「こんなに気持ち良くホワイトボードを消している人を久々に観ました!」と仰って頂いたのです。私からすると、まあ、使ったものは片付けるか、ぐらいのいつもの感じでやっていたのだが、クライアントさんからすると、それがとても気持ちが良い事、有り難い行為に見えたようです。

 

そんな事から、私はふと 20年近く前のことを思い出したのです。そう、それは、私がこの業界に入ってきてすぐの頃でした。

 

 

とある研修に先輩と一緒に付いていってオブザーブしていました。研修終了後に、先輩からホワイトボードを消しておくように指示されたのですが、私は”かなり!”雑に消していて、先輩にこっぴどく叱られたのです。

 

しかも、一度指摘を受けたのに、まだまだ雑に・・・ムラが残っていました。その時に先輩から「ホワイトボードは買った時のように真っ白にするんだ!ここは講師と受講生の魂がぶつかりあう場でもある、だから、真っ白なリングにするんだ!」そんなようなことを諭してくださったのを覚えています。

 

その頃は、私はとても雑な小僧でして(今もそうか。。。笑)他にも色々やらかしていました。


受講生の机に置くテキストも、雑に配置していました。テキストとワークシート数枚、これらを重ねて置くのですが、ピッタリと縦横や角が揃っていない状態で、パサッと置いていたのです。

 

同じく先輩からはこう言われました。

「テキストは、講師の想い、魂がこもったもの。そして受講生にとっても、この置き方一つで気持ちが変わる事もあるものだ。」


「研修めんどうだなぁ、とネガティブな気持ちで研修会場に入ってくる可能性もある。そこで、机に雑然とテキストが置かれていたら、どう思う?」


 

研修会社の仕事はこの現場にあるんだ。営業や企画提案よりも、ある意味大事なんだぞ!

とズドン!と言われたのをよく覚えています。

 

 

これらはほんの一端のお話。

数々のミス、不注意と、伝説になるような大失敗をやらかしてきました。

 

ただ、こうした数々の経験が今の私の血肉になっているんだなあ、と今回の出来事は思い出させてくれたのです。


withコロナとなり、リアル研修も多くなってきた今改めて大事にしよう、と。また、弊社にも業界未経験の社員が増えてきた今、こうした「細部に神が宿る」ことを改めて大切にして参りたいと思ったのでした。

 

 

皆さんは、研修会場のホワイトボード

大切にしていますか?

 

研修講師や研修会社の大事な役割 理解していますか?

 

 

 

Brew株式会社
代表取締役

原 佳弘

 

 

 

久々の更新です。

どうにも、僕はこうした記事を書くにのあたって、「最新の!」「ノウハウとして体系化されたものを!」「誰も知らないことを!」といった、自分でブログを書くハードルを高くしてしまう傾向があります。

 

その影響なのか、ここ最近、全然投稿出来ていませんでした。。。

(ハイ、言い訳ですね、、、苦笑)

 

 

で!

 

ハードルを下げて、誰でも分かるけど、大事な基本的なこと、日々徒然で感じた、これは忘れちゃいけないよね、というテーマ、短いハナシでも投稿していこう、と思い直しました。

 

 

そこで!

 

何の話かというと、講師に対して「やっぱりこれはないよな」というお話です。

 

 

あえて、ブログに投稿するまでもあないかもしれません。

またか、、とい耳タコな話かもしれません。

しかし、あえて、あえて言います!

 

 

講師は、コンテンツや登壇スキルの前に、

基本的なビジネスお作法をしっかりしろ!

 

 

そんな当たり前のことです。

特に、気になるのは、報連相ができない講師が少なくありません。

 

売り込みに来る時は、一生懸命あれやこれやいいこと言うくせに、いざ仕事の調整となると、連絡してこない、報告していこない、期日を守らない、約束を反故にする、、、

 

「そうだよね~大事だよね、でも私は大丈夫!」と思うかもしれませんが、本当に大丈夫ですか? 私が思うに、このハナシに、ドキっとしない人や、「私は関係ない!」という講師ほど、出来ていない!!! ドキッとしたり、気づける人は、対応出来ているものです。

 

 

そりゃー、私だって忘れる、間違える、遅れる、それはありますよ。

それは私も社会人不適合者としてサラリーマンをドロップアウトした1人。

私だって、よくやりますよ。

ご迷惑をおかけしますよ。

自分はポンコツだなーと思うことも多々あります。

 

だけど、指摘いただいいたり、気づいたら、謝る。次こそ!と思う。

 

 

しかし、これらの課題に何度も気が付かない方は

「自分のことが見えていない。振り返らない、人の話を聞いていない。誰が影響を受けるか、全く見えていない、感じていない。」

 

是非、仕事の原点

そもそも~をご理解いただきたい、と思うのであります。

 

(追伸)

久々の投稿でしたが、吠えてしまいました!

自戒を込めて書かせていただきました